106ヶ月め

今日は2011年3月11日から3,229日
461週2日
8年10ヶ月
106回目の11日です。

2020年が明けたばかりですが、
うっかりしていると今年もあっという間に2021になってしまいそうだし、
世の中がオリンピックで本格的にざわついてしまう前に、
今見ておきたいものを見るため、福島県いわき市の豊間のビーチをめざしました。


震災後毎年通って見てきた豊間から塩屋埼、薄磯や沼ノ内あたりの変化。

ここ2年は亡くなった父のことや仕事が立て込んだことで行けず、
今も年末年始とバタバタしていた中、ともかく今日行かねばと弾け飛んだ感じ。

東京からいわきまでのスーパーひたちの車窓から見える風景の中、
この8年で1番に感じた変化は、ソーラーパネルがとても増えたこと。

メガソーラーからJRの線路沿いの敷地や畑、個人宅の屋根に置かれたものまで、
ともかく目につきました。

ソーラー発電に関しては、山を無理やり切り開いたり、利権が絡んでいたり、
ネガティブな話を耳にしますが、
黒いソーラーパネルと親和性のある美しい景観を創造することも、
これからの課題などだと思いました。


いわき駅からタクシーで10分ほど移動し、途中からはランニング。
広々とした田園風景の中、海までの一本道をいつものように走ってみました。

震災直後から数年は休耕地が点在していた風景も、
今はしっかり人の手が入った農地であることがわかります。

真冬にしては寒くない陽気の中、海岸線までたどり着くと、
以前は大工事の途中として見えた防潮堤も、もうこれで完成なのだろうか、
今まで見たことの無い風景として塩屋埼の灯台のほうまで連なっていました。

防潮堤は2重構造で、海側にはコンクリートの護岸、
広くとった自動車道を挟んで緩やかな斜度を持った土手が”防災緑地”とし置かれ
そこから高台に向けて宅地が整備されています。


緑地は海側から潮風に強い黒松、
住宅側はこの辺りで自生しているクヌギなどの樹木が植えられ、
しかし今はまだ苗の状態で、これらが大きく育った時の風景はどうなっているんだろう?


震災から3年めあたりの夏。
確かこの辺で家のあった場所に向かって手を合わせている子どもを見たはず。

とても無責任にこの地を訪れてきたボクでも、
失ってゆくもののある8年10ヶ月の時。

震災前からここに暮らしてきた人たちの心を正しく知ることは、
なかなか難しいことなんだと、あらためて思います。

そんな感情の隣で、海の美しさに心奪われる自分もあります。

真冬の、そして満月の今日は大潮の太平洋。

日没までのわずかな時間の光の美しさ。

自然への畏敬と恋心。

津波の被害は甚大であるばかりで、今も言葉がみつかりません。

それでもこの土地で生きようとする人があることは「わかる」だし、
自分がここで暮らすイメージも持てた8年10ヶ月の11日でした。

そんなこんな、湧いてくる言葉はたくさんあるけれど、
ともかく描きたいなと思った今日でもあります。

ただ
「復興オリンピック」という言葉の整合性は見つけられなかったなあ。

2020


あけましておめでとうございます。

今年は今まで以上に想像力を働かせ、
イラストレーションを必要とする人、
1枚の絵を必要とする人の元に、
より良き仕事を届けられるよう尽力いたします。

この1年が皆様にとって実り多く、
また心穏やかなものでありますよう。

本年もよろしくお願いいたします。

小池アミイゴ
2020 PEACE!

そのへんに咲いた


今年で5回目の開催となった年末の花の絵の展覧会「小池花店」
成城学園前のcafe Quo Vadis でハラリ会期を終えました。

年の瀬のとんでもない時期にお運びくださりました皆様、
ありがとうございました。


年の瀬のとんでもない時期に、
小さなカフェという限られた場所で開催する、
その辺に咲いているなんちゃない花の絵の展覧会です。

この時期だからこそ、心静かな時を求め足を運ばれる方も少なからずおられたり、
小さなお子さん連れでも安心して来て頂けるよう、
大声で皆さまをお誘いするようなことの出来ない難しさがあります。

ご案内のほとんどは直接お会いした方へ手渡ししてまいりましたので、
連絡不行き届きにて失礼をしてしまった方ばかりであったこと、
お詫びいたします。


会期を通しご来場くださった方とは、花の絵を見ていただく以上に、
なんちゃない花の絵の前であるからこそ穏やかな言葉でお話しが出来た。
花を描くことの意味はそんなことなんだろうと思います。

最終日は故郷群馬より先輩女子3名が駆けつけてくださり、
年に一度のファンミーティングで会うことの出来る郷ひろみさんの、
ウエストの細さにプロとしての素晴らしさを感じたことなど伺いました。

みんな生きていれば色んなことがあるよね。

それにしたって今の世の中、なんだか生きづらいよなあ〜。

年の瀬のとんでもない時期だし、
しみったれた花の絵ばかりだけれど、
来年も心穏やかに思うことを語りあえる場所を用意しお待ちしてますねー。

平岡さんはじめ現場を作り育ててくださったみなさん、
ありがとう。
おつかれさま。
また来年。


この絵は台湾の三湾という街で見たハイビスカスの花。
多くの出会いと頂いた情に対しなにができるのか、考えていてもわからないから、
朝早く1人で走って行ってみたら、とても良い顔して咲いていました。

台湾から帰ってしばらくすると四国から訃報が届く。
ボクよりずっと若い人だったけど、
そういえばこんな花のような人だったなと思い、
描いたものです。

世界の変化に更新させてゆかねばならないこともありますが、
変わらずやらねばならない事が、
さらに自分というものを確かなものにしてゆく2020であれば良いなと考えています。

みなさんにとって2020が実り多く、また心安らかなるものでありますよう、
お祈りしております。

アミイゴ
2019
to
2020
PEACE!!

105ヶ月め

今日は2011年3月11日から3,197日
456週と5日
8年9ヶ月
105回目の11日です。

10月31日未明に起きた首里城の火災は、
この場所を愛するボクにとって受け入れがたい出来事でした。

自分に出来ることは絵を描くことだろうと、
40号Mのボードに心象風景としての首里城を描きました。

こちらの絵はA2サイズくらいに印刷出来るデーターになっています。

今後チャリティーなどお考えの方でこの絵を使うアイデアのある方は、
無償で提供いたしますのでご連絡ください。

11月23日は、渋谷区代々木の”はるのおがわプレーパーク”で絵の具遊び。

9月30日に福島県福島市の清明小学校1年生と絵を描いたセッションの、
渋谷区へのおすそ分け企画。

福島からママさんに連れられやって来た3組の子どもたちと、
代々木の子どもたちとワイルドなセッションです。

代々木と福島の子どもたち、それぞれ経験も突破力ある子たちです。
その中でも特にコミュニケーション能力高い子がコアとなり、
オトナの思惑など蹴散らし破壊に破壊を重ねたクリエイティブな時間。

氷雨降りそぼる初冬の公園の水溜りに飛びこみ奇声を上げる子どもたちを見ながら、
母たちは代々木と福島の子どもたちの遊び場についてオープンに語り合う。

「フクシマ」というワードに言葉が出なくなってしまうオトナは今もいます。

ボクはそれを否定するつもりは無く、
ただ、子どもたちが元気に自分を発揮している姿に触れることで、
解凍さる言葉というものはあるなあと。

この日も福島県に対しての思い込みがいくつか解凍され、
「ではなにが必要なのか」という前向きな会話が交わされていましたよ〜

それにしても、
泥遊び用の着替えがゴソッとストックされている”はるのおがわプレーパーク”の底力!

代々木と福島とで経験のシェア。
このセッション、次はまた福島で開催されるかもね〜

そんなわけで、5メートルの壁画一気に完成!

福島チームは代々木八幡の銭湯にGO!!でありました。

ところでこの絵の具遊びは、
渋谷区が推進する”アロー プロジェクト”に紐つけしてありました。
http://shibuya-arrow.jp

渋谷駅周辺での発災時に、渋谷来訪者を一時退避場所である
青山学院大学と代々木公園にアートの矢印で導くプロジェクト。

リンク見てもらえたら分かるように、
イケてるアーティストが感性と筆を振り切るローカル最先端な発想。

が!こんなんこそ子どもたちとやったら楽しいだろうし、
前例をひとつ作っておけば、被災地なんて呼ばれているエリアに落としこむことも出来るだろうと、
区役所ご担当者に相談し、プロジェクトの名前をお借りし代々木にドロップ。

子どもたちが塗り込んだ絵には、
実は事前に矢印が描かれていて、

マスキングテープを剥がしてみると〜〜〜、

子どもたちのワイルドとのコントラストも眩しく一時避難所を指し示す矢印登場!
スタッフ一同「おおおーー!」な仕上がりと相成りました。

作画完成時、土砂降りの中わざわざ区長の長谷部さんも駆けつけてくれるも、
「矢印描いてないじゃん!!」などと、、
いやいや、まあ見ておいてくれと「USA」をダンスしながら代々木公園の方を指差しときましたが、
はい、やることやっていますよ〜!


福島と代々木の子どもたちとの「アロープロジェクトやってみた壁画」は、
来年1月いっぱいくらいまで”はるのおがわプレーパーク”物置小屋壁面にて、
西参道を行き交う人々に緊急時の避難所を指し示しつつ、
街にワイルド&セクシーに寄り添ってまいります。

本年度最重要案件、
宮城県の唐桑半島にある家族経営のお店”プランタン”様のロゴを制作。

この度無事に店舗に看板として設営したとの連絡を頂きました。

津波で流された店を、古民家再利用で店舗名も営業内容も改め再建したのが5年前。
ボクは友人の導きでこの店と出会い、ワークショップなど開催。

ご一家の地域に向けた愛ある眼差しとそれに伴う身の丈いっぱいに頑張る営業の姿に感激。
すぐにこの店のファンになりました。

「カラクワのプランタン」なんて聞いて、何かオシャレなものに出会うのか?なんて思うも、
行ってみれば人んちの居間。

「茶処」を謳う店内はどこまでも手作り。
が、トイレに美しく設けられたオムツ替えのスペースに、このご一家のなんたるかを見た。

なにより、提供される食いもんがうめーのよ。
カフェメシなんつー虚弱なものじゃねえ「ザ・食いもん」認定。

今回5年のタイミングで地域商工会などの助言と助成を受けてロゴの刷新や看板作りに着手。

あらためてご一家にとってこの店はどんなものなのか、
店名の再考なんてところから店を一軒立ち上げるくらいの会話や、
現状ご家族で行える接客のオペレーションの確認や、
未来のご一家のあり方も想像したコミュニケーションを重ねこんなロゴを制作。

が、なにか足りないなあなんて悩んでいたところ、海老茶色のご指定を頂きPC上で色変換。

ふわっと浮かぶご家族の顔!
お互いいい仕事したなあ〜!です。

今回のデザインには地域の「cafe縛り」なんてレギュレーションもあったのですが、
逆に『唐桑が今後必要とするデザインをこの店から発信』なんてことも込めています。

送って頂いた看板の写真を見て思うのは、ボクの考える「復興」という言葉の意味。

被災があり悲しいことも辛いこともあったけれど、どうにか生きる最低限の状況が整った後、
そこから未来を生きるためのアイデンティティを手に出来たパーソナルな心情。

国や県、大企業の描く復興からしたら些末なものでしかないだろうけど、
そこには人ひとりが生きてゆく意味が込められているし、
これは必要とする人にたやすくシェア出来ることでもある。

あの日から9年を前に掲げられた看板が、
地域再生の灯台の灯りのように見えたらいいな。

プランタンは春を意味するフランス語。
ここからまた新たなスタートだね〜
これからもよろしくねー!

プランタン
〒988-0534 宮城県気仙沼市唐桑町宿浦409-2
0226-25-8077
FBページ> https://www.facebook.com/prin.non/

花の絵の展覧会「小池花店」2019


毎年恒例となりました年末の展覧会です。

成城の柔らかな光の注ぐカフェで、今年一年を振り返ったり、未来を想像したり、
ホッと一息の時間をお過ごしくださいませ。

小池アミイゴ花の絵の展覧会「小池花店」
12月17日(火)~12月29日(日)
cafe Quo Vadis 13:00-19:00
*月曜休み
157-0066 東京都世田谷区成城2−38−16
map> https://goo.gl/maps/dKkabxaNzQSTNDev9
電話:03-6874-7739
*クオバディスの飲み物やスイーツ、軽食と共にお楽しみ下さいませ。


今年のDMに選んだ花の絵は、
台湾の龍潭の福源茶廠の茶畑で見た黄色い花。

無農薬の茶畑の雑草は手で刈られるのだけど、
こんな外来種の花が刈られることなく残されていることに
小さな感動を覚えました。

そんなお茶屋さんのペットボトルお茶、
めちゃくちゃ美味しかったよ〜〜〜

福源茶廠
https://travel.tycg.gov.tw/ja/travel/attraction/1277

小池amigos花畫展“小池花店”
在Seijo柔和的燈光咖啡館裡,回顧過去,想像未來,
請花點時間。

我為今年的DM選擇的花朵圖片
在茶園看見的一朵黃色花在龍潭,台灣。