無情ではあるけれど


1月27日から3日間東北へ
盛岡-宮古-石巻-仙台と巡ってきました


行く先々で出会うことも
その途中の車窓から見える景色も
すべてが身に染みる旅


被災の現実は相変わらず底無し沼のようにして置かれたままですが
その背景なり最前線なりで沸き上がる
人のエネルギーにも出会うことが出来ました


ただボクはそれをコトバで説明する力を持たず
現地にあって自分の無力さに呆れただ歩き続け
その延長でこの文章を書いています


例年以上に厳しい寒さの中にあって
東北の風景は温かさを感じるものでした


その温かさとは
風景の中になんらかの人の営みを感じるからこそのものであり
そうで無い限り自然とは恐ろしいものであるのだと思いました


そんな自然のわずかな隙間で生きているのが
人間なんだろうと思いました


自然に挑むということは
心身ともに鍛え抜かれた一部の人に許されるものであり
そうで無い限り
人の家の軒先をお借りするような心持ちで
謙虚に寄り添うべきものが自然なんだと思いました


しかし
そんな謙虚さで生きていたとしても
無情の波がすべてをさらってしまう現実


復興への1歩を感じつつも
その他ほとんどスベテの時は止まったままであり
そこには東京で生活している限りでは感じることの出来ぬ
被災地と被災地の間での格差や
弱い立場の人同士での格差も生まれているのだと聞きました


そんな土地を歩くことは
東京とは違った時の流れの中に身を置くことでもあり
1日前のことでも1週間前のように感じたりもしました


今を生きるほとんどの人が経験したことの無い世界


しかし
経験が無いからこそ生まれる発想もあるだろうと
これはボクが生きて来た時間をかけてそう願います

今ちょっとでも元気な人が
そんな発想をゴリゴリと生きる希望に変えてゆけるようなこと

被災地から遠く離れて生きるボクたちが出来ることの2歩目で
力を合わせて考え行動に変えてゆかなければならないと思いました

その前に
まだ立ちあがるのもおぼつかない多くの人々へ
緊急の援助が必要な状態は続いていて
しかし政治論議を繰り返してばかりの政府をどうにかするのも
ボクたちの大切な仕事なんだと痛感しました


311以降これで何度目かになる東北でしたが
行ける人はどんどん行ってみたら良いといいう考えが
さらに強くなりました

盛岡の女の子はみんな奇跡的に可愛かったし
港で働く男はみんな男前だし

街往く人は
半歩近づけば美しい笑顔を返してくれる人ばかり


宮古漁港の脇で仮設で営業してたラーメン屋の
なんでも無いラーメンライス500円が
ここ10年で食べたラーメンの中で1番染みた!


石巻に行ったら
やはり仮設で「石巻立町復興ふれあい商店街」てのが出来ていて
その中の牛タン屋「天乃太助」の牛タン焼きが
これまたどこで食べたのより旨い!

ボクに被災地への贔屓目てのがあるかもしれないけれど
そんなものはチッポケなことで
「今出来る限りのことをする」って心意気が
ホンモンの美味さに昇華している
素晴らしいことだと思ったよ

いや旨い!


その脇では三陸産の焼き牡蠣を100円で頂いて
生わかめも100円で買って


去年の9月になんとか再建を果たしたという
肉屋のコロッケとサラダハムカツ
これも気合いの味で美味い〜

安くて美味いものばかり食って
これじゃ被災地支援にならないぞ!

そして高校の同級生が社長をしてる築地銀だこが
被災地での雇用促進を考え石巻に本社移転
その最前線で展開している「ホット横町」へ

地域のリアリズムに合わせてリニューアルする直前とのこと

そこで働いている地元の男の子女の子みんな
笑顔が素晴らしくてね〜

色々と問題はあるだろうけど
こんな笑顔を創造するような発想
もっともっと考え結集させてゆきたいねー

最後に

石巻の古い飲屋街の狭い袋小路の先にポルノ映画館が一軒あって
なんとも古めかしいタイトルのポルノ映画を3本だてとかで興行していて
その飲屋街も津波に呑まれてほとんどの店が営業出来なくなっているのに
なのにそのポルノ映画館だけやっていて
日曜日の昼前に前を通りかかり
「誰か観る人いるのだろうか?」て興味で迷い込んでみたら
じいちゃんがヒトリで「来たよ〜」とか言って
うれしそうに映画館に入っていった


今回も
「被災」写真を載せるのはボクの仕事では無いと思い
「笑顔」の写真も1枚だけにしときました

そんなこんな
1人ヒトリが確かめに行き
1人ヒトリの感性で感じれば良いことだからね

その時
人の家の軒先を雨宿りで借りるくらいの謙虚さを持ち合わせている限り
東北の人々は実に丁寧に「自分になにが起きたのか」語ってくれるはずです

そんな経験を持って
次の時代を創ってゆく発想に変えてゆくことも
弱い立場に置かれた人への支援に繋がるように思うのです

とても気の長い話だけど
被災地の誰もが「10年20年はかかる」と言っている復興です
風化させることなく
粘り強くやってかなければだ!

それと
原発の事故での継続した差し迫った現実は
意味の違うものだとも実感した今回の東北でした

ソワニエでのしごと


福岡を中心に隔月刊で刊行されている食の雑誌“ソワニエ”での仕事です

今回で連載三回めの勝谷誠彦さんの食にまつわるエッセイ

ボクが数点の絵を描き
デザイナーのMさんが毎回鬼のレイアウトを施してくれています

ソワニエを責任編集されているのは弓削聞平さん

「顔の見える編集」ということでは
今までこの仕事を続けてきた中でも屈指の方

飲食に関する仕事では
雑誌やネットの情報により
小さなお店などはその経営に大きな影響を与えます

先日はネットのランキングねつ造の問題が取りざたされていましたが
その問題の根本は
情報を上げる人の顔が見えない無責任さだと思っています

弓削さんの行われている編集はその真逆
いつもご自身をさらして
一軒一軒1人ヒトリに接した上でコトバを紡ぎ出しています

そんな弓削さんの思いは
この雑誌の名前「ソワニエ」に集約されています

店とお客とがお互いを高めあう
本物の“上客”を創造させてゆこうという根性を感じる雑誌

で!
弓削さんが「旨い」と言えば
ボクはそれを信じることが出来る
そんな関係を福岡の街と人々と契約しているように思うのです

残念なのは
弓削さんが東京に住んでいないこと

だからしょうがねえ
ボクは福岡に往くのだ〜

そんなわけで
福岡にお住まいの方々には
ぜひこの雑誌を買い続けて
掲載されている店に足を運ばれ
さらに福岡の食が元気になるよう
くそーー!
美味しい思いをしやがれってーんだ。

などと江戸っ子らしくヤセ我慢するしかねぇだろなあ〜

いやホント良い雑誌です
ソワニエ

東京の方には
今回掲載の縁起良い絵をアップしておきますね〜

ecocoloでのしごと


雑誌エココロNO.60での仕事です

高橋源一郎さんの「おばあちゃん」に関するエッセイの背景を描きました

尾道出身の高橋さんですが
描いたのは去年の夏に出会った茨城県の水郷潮来あたりの風景

イメージを心象とリアリズムの間に置いてみたのですが
読者のイマジネーションを柔らかく刺激できたら幸いです

エココロは一冊を通してテーマを「愛しのグランマ」とした
ばあちゃん特集号

内海桂子師匠の写真が美しいです

ボクは源一郎さんのページの他に
長野県の渋温泉の特集でもマップやカットを担当しました

元気なばあちゃんで有名な渋温泉への旅
元気になること請け合いなので、
ぜひ本誌をご購入の上ページをめくっていただけたらです!

そして

エココロ主宰の「冬の朗読会」のビジュアルも担当しました

2月16日に行われる
谷川俊太郎さんの朗読とばあちゃんにまつわるトークショー

「冬の」とありますが
ウチのベランダに置いてあるバラの鉢植えに
春に向けてググッと顔を持ち上げる生命力を感じ
テーマと並走する絵になるかななんて思いました

申し込みは以下のリンクまで
http://ecocolo.com/shop/products/detail.php?product_id=353

ボクも参加して語り合いたいテーマですが
ざんねん、この日は山口県でワークショップ中、、

でも気に入った絵が描けたから
しょうがないね

PEACE for JP

落ち着こう

困難な立場にある人にイマジネーションを傾けよう

そして助け合おう

PEACE!!

2011年3月11日深夜
+++

Take a deep breth.

Imagine all of the suffering people in japan.

OK’ let’s help each other.

Peace!

20110311
+++

この絵の使い道を思いつく方は
ご自由にお使いください
>Please feel free to use these artworks as you like.

絵への加筆や
みなさんのメッセージを付け加えることも
ご自由にされてみてください
>Sure,you can add you own artwaork and message.

大きなサイズのデーターを必要な方は
お伝え下さいませ(小池アミイゴ)
cez15300@syd.odn.ne.jp

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さらに、
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旅の果て、CAYで卵かけゴハンを食った


1月9日 baobab LIVE in TOKYO @ 青山 CAY
そして
1月7日 沼津BLUE WATERと1月8日 山梨昌福寺でのLIVEに
足を運んで下さったみなさん
お力添え下さったみなさん
ありがとうございました!
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