‘人間はバカで出来ている’ カテゴリーのアーカイブ

ボールペン日記20111107号

2011 年 11 月 8 日 火曜日

その駅で友達が降りてしまうと

彼女はツケマツゲを

はずし始めた

ボールペン日記20111108号

2011 年 11 月 8 日 火曜日

iPodの選曲が決まると

彼女は樹の切り株から

飛び降りた

ナビスコなでしこ

2011 年 11 月 2 日 水曜日


先日は国立競技場へ
Jリーグ ナビスコカップ決勝
10分でチケットが完売したというプラチナゲーム
鹿島アントラーズ×浦和レッズの試合へ

長年応援し続けてきて
ことし3月に被災した鹿島アントラーズ

リーグ戦では思うような結果を出せないシーズンでしたが
まさに「鹿島らしさ」を発揮して優勝

高校選手権をスタジアムまで足を運び応援してきた
大迫や柴崎といった若いプレーヤーの成長を感じたゲームであり
小笠原満男くんの東北人魂に心震えたゲームでもありました
(さらに…)

人間はバカで出来ている(2)

2010 年 11 月 20 日 土曜日


SONYのWALK MAN が発売されたのは1979年7月1日

第一印象は
「こんなんつけて、街歩いて、ハズカシくねえかあー?」
でもって無性に「欲しいいーー!」が続く

もちろんビンボー高校2年生には買えるはずもなく

それでもTVコマーシャルで見た
『ニューヨーカーらしき男がウォークマン着けて踊りながら街を往く』
そんなのをコッソリマネしたくて

父親が仕事で使っていた
弁当箱ほどのカセットレコーダー(モノラル)に
やはり父親のゴッツイ大きさのヘドフォンを突っ込んで
「こんなかな?」なんて独り言つぶやきカガミの前

その年の秋の修学旅行は2泊3日の京都奈良

サカリのついた上州山猿軍団のヒトリとして
古都を巡る旅の中

「ここならダイジョウブそうだ」と
根拠の無い確信を振り回し
奈良は斑鳩の里で“オレの”ウォークマンを装着

そこそこの重さのカセットレコーダーとヘドフォンは
まさに装着といった仰々しさで
テレビCMで見た軽々しさは微塵も無く
同行の同窓生の皆様の視線はどこまでも白々しく
見事な竹林を抜ける風はそよそよと
しかし悠久の歴史を想像させるであろう
その音色は耳に届くはずもなく
ヘドフォンではストラングラーズが爆音で
「TOKIOの街でロボットどもが!」みたいなことを
英語で叫んでいる

さすがに「これじゃしょうがない」と思い
カセットテープを取り替え
トーキングヘッズやスペシャルズを聴いてみた

空は薄曇りであったように記憶していて
こんな場所で独りでPUNKやSKAを聴きながら歩いても
ちっともオモシロく無いことに気がついた

それだけヒトリを振り回すパッションに溢れた
“新発売の電化製品”であったウォークマンも
その原点であるカセットウォークマンの製造中止が
最近発表された

人間はバカで出来ている「カフェ婆ぁ」

2010 年 11 月 20 日 土曜日

今年のcafe week で頼まれた「家族」についてのコラム「カフェ婆ぁ」
cafe week 2010の冊子に掲載させてもらいました

家族を考える時ボクは
「生」だけではなく「死」を考えることを避けることが出来ず

「死」を考えるからこそ「生」を考えるのだ
そこに創造は生まれるんだと
そんなでさえあります

多くの愛しき人々と出会うきっかけを頂いたcafe week
だからこそ出会って7年目の2010に
決定的な別れの果てを描いてみたくなりました

思うことがあり
ここに再掲載してみます

○「カフェ婆ぁ」 cafe week さらに10年
 小池アミイゴ

その店にゆくと
シマシマのふくを着て小さいエプロンのばーちゃんが
「いらっしゃいー」と言うのでぼくはこわいと思った

ぼくのかーちゃんがむかしから行ってる店だけど
ぼくはこわいのがいやで
でもかーちゃんが行くからぼくも行った

かーちゃんはコーヒのんで家とちがうかおで笑うから
ぼくはもっとこわいと思って泣いた

ぼくが泣いたら
「泣いたかおが死んだじーちゃんににてる」と言って
ばーちゃんは笑った
そしてボクの手をにぎったけど
ばーちゃんの手がしわしわで気持ちわるかった

かーちゃんが笑ってるとへんなじーちゃんが来た

ばーちゃんのじーちゃんは死んだので
ちがうじーちゃんだと思った

ちがうへんなじーちゃんは
へんながっきをひいてうたったので
ぼくはきいたけど
テレビやパソコソできいたのとちがううたで
しらないと思ってつまらないと思ったけど
かーちゃんは笑ってから泣いたので
ぼくはびくりして泣いた

ちがうへんなじーちゃんは
泣いてるボクを見て笑った
そして
「ボクのかーちゃんは死んだばーちゃんににてる」と言って
かーちゃんのオッパイをさわったので
かーちゃんはおこったけど笑った
そしてちがうへんなじーちゃんにお酒をおごた

ちがうへんなじーちゃんは
へんなにおいがして気持ちわるいと思った

いえにかえるのでかーちゃんと歩いたら
かーちゃんは「ひとはいつか死ぬの」と言った
そしてぼくの手をにぎったので
手がいたかった