‘カフェばか紀行’ カテゴリーのアーカイブ

大阪池田のLargoでの展覧会はじまりました。

2017 年 2 月 20 日 月曜日


大阪池田のアートスペースLargoでの展覧会「東日本」と「とうだい」の原画展
2月18日より始まりました。

水曜日が休廊日で3月5日までの会期になりますが、
2階と3階のギャラリー空間をとても美しく仕上げられた自負しておりますので、
みなさまぜひ足を運ばれてくださいませ。


ラルゴさんでの展覧会開催はこれで3度め。

2013年の1度目の「東日本」の巡回
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=9168
2014年の2度目の「東日本」の巡回と「ちいさいトラック」原画展
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=10452
2015年3度目の「東日本」は巡回させず今回。

前回から2年8ヶ月。
「あれ、そんなに時間が経っていたっけかな? 」などと思うほど
毎回とても印象深い経験と人との出会いを与えてくれる場所。

今回もオーナーの遠田さんご一家、
とりわけお母様から絶大なるご厚遇をいただいての開催。

単に青山や横浜の巡回ではなく、
2017年2月の大阪池田にふさわしい展覧会にしなければと、
2015年の作品を交えた51点の作品で空間を創りました。


初日にはオープニングパーティーの代わりに「とうだい」の朗読。
これは遠田さんごご懇意にされている女優さんが勤めてくださり、
ボクはの「とうだい」の作画にまつわるトークの時間を設けていただきました。

が、
描いた絵を説明するのもヤボだなと、
集まった子供たちがゲラゲラ笑えることをやったり、
オトナに向けては絵を描くWS的な形で楽しんでもらいました。

設営からワークショップまでかなるヘトヘトになりましたが、
池田の人情商店街のギャラリーからクリエイティブななにかが生まれることこそ、
「東日本」なんて絵を展示する意味があるはずです。

で、展覧会の風景からちょっと。

2011年3月11日からそろそろ6年。

大阪池田の「東日本」と名付けた展覧会に足を運んでくださる方との会話の中で
「震災」と言えば「阪神淡路」であることが多かったです。

何人もの方とかなり真摯な言葉の交換をさせてもらいましたが、
今「阪神淡路」を語ることの健全さを痛感させられることばかり。

そこにはリアルな命の問題が含まれていたりしますが、
22年前の1月17日は未だに「昨日」であり、
しかし、いくつかのことは言葉に出来るようになってきた。

そこに「東日本」と名付けた絵があるからこそ出来た会話の意味は、
微力でしかないけれど、今度は東北に、熊本にとボクが持ってゆかねばです。


展覧会初日でわさわさとした中でも、
なんとか1人ひとりを見失わず、1人ひとりを肯定し接することが出来たのは、
やはり大阪であり、池田という文化の街であり、ラルゴという心意気のおかげでしょう。

ごく個人的な会話なのでその詳しい内容には触れませんが、
ボクはお一人お一人と交わした会話は「阪神淡路」に限らず、
お子様の思い病気のこと、ご自身の重い病気のこと、
イマイチ上手くゆかない日々のことや深い心の痛みのことなどなど、

「はじめまして」の方も多かったですが、
ボクの描いた絵や絵本をきっかけに語ってくれることで、
ボクが創ったものはさらに輝いてくれてるように感じました。

そういう1人ひとりのことに対してボクが何かをしてあげられるはずはなく、
(それこそご利益商売になっちまうぜ、、)
しかし、さらにこんな会話を重ねてゆけるための
人の想像の余地のあるものを創るモチベーションを高められました。

2月18日の池田に足を運んでくださったみなさん、
ありがとう。

Largoは3月5日まで灯台のようにして在ってくれます。

ボクは不在ではありますが、
みなさまはどうぞLargoに足を運ばれ、絵の前で言葉を交わすことで、
次に進むべき場所を確かめてくれたら幸いに存じます。

しかし、わずか2日の滞在だったけど、
青山と横浜の展覧会の20日分の人の情を浴びて
20日分ヘトヘトになったのは
やはり大阪という土地のなせる技。

東男はともかく働いて見せてナンボだなあ〜〜

で!
遠田さんのお姉さんが切り盛りする1階のカフェ
ミナツキでいただいた茶粥のセットが滋味深くておいしくて、、
ほんと、こんなん毎日食いたい!

うかがえばお姉さん、かなりお茶の研鑽をされたらしくて、
そんな心意気が味わいにちゃんと反映されていて、
そんなお店の軒先をかりて展覧会できていることに胸襟を正しつつも幸せを感じ、
東京に帰る新幹線に飛び乗ったのでした〜。

絵本「とうだい」原画展/「東日本」小池アミイゴ個展
2017.2.18(土)-3.5(日)

11時〜18時(最終日は17時まで)水曜休廊
http://ameblo.jp/artspace-largo/entry-12239019447.html

Art space Largo
〒563-0058大阪府池田市栄本町4-23 EINビル2F 3F
*池田駅より徒歩5分、1Fのカフェミナツキよりご入場ください。
Tel.Fax.072-737-5837
MAP : https://goo.gl/maps/jnB75ETbcXw

絵本「とうだい」や「かぜ ひいた…」、
「Peaceてぬぐい」の販売もしております。

珈琲美美のこと

2016 年 12 月 10 日 土曜日


ここ数年で描いている花の絵、
その着想は福岡の珈琲美美で得たものです。
http://cafebimi.com

福岡滞在中はなにかとワサワサ動き回ってしまうのだけど、
美美でひとりの静かな時を持つことは、
心を自分の中心に留めておくための大切なルーティーンになってました。

そして、ボクをそうしてくれる一杯の珈琲、
ボクもそんな珈琲のような絵が描けないかって思うようになってね。
美美にはいつも目利きの確かな絵や書の作品が飾られていて、
その日は油絵の具で描かれた珈琲色の花の絵が描かれていて、
あ!これだと思い、
初めて店主森光さんにお声かけし、
画集を見せていただき、
自分なりの花の描き方を想像し、
東京に帰って描き始めた2008春の日

そんな絵は大阪の喫茶店ロカリテの壁から始まり、
SHOZOのような名店も含め、
沖縄から青森まで、
震災も乗り越え珈琲の現場で展示され、

ボクはといえば、
やはり珈琲一杯をドリップするような情熱と静けさをもって、
その辺に咲くなんでもない花の絵を描き続けているのだけど、

なかなか、なかなか、
美美さんの珈琲のようにはいかないなあ〜とね、

憤りはあるけれど、
しかし、あの珈琲を思えばイラつくことも無く、
やはりポタリ、ポタリと花の絵を描くのです。

森光さんと言葉を交わしたのはその1度きり。

しかし、悔いは無い。

諏訪から名古屋へ

2016 年 12 月 9 日 金曜日

11月21日朝、新宿から高速バスを駆って長野県茅野市を目指しました。

JR茅野駅前の今井書店。
店主の高村志保さんが絵本「とうだい」に
並々ならぬ愛を注いでくれているのをネットを通して知り、
ぜひ会ってみたいと思った衝動旅。

わずかな時間でしたが、
高村志保さんの絵本に注ぐ熱い思いを浴びました。

ボクの仕事はこんなひとりに支えられているし、
こんなひとりに鍛えられるべきものだと、
同時にうかがった町の本屋さんの厳しい現実も含め、
帰ってきてからの仕事への気持ちが正された時。

高村さん、
今井書店の美しい本棚に出会わせてくださったこと、
そしてたくさんの愛をありがとうございました!

「とうだい」の原画1点を置いてきました。
12月一杯くらいは今井書店で出会っていただけますので、
みなさんぜひ「町の熱い現場」今井書店へぜひ!

茅野市電車で10分、
上諏訪へ。

廃材が若々しく生き返る未来の現場。
ReBuilding Center JAPAN へも「とうだい」原画お届け。

ポートランドが礎となる未来の発想の現場。
それを日本で展開するマインドの若々しさ清々しさにクラっときてね〜、
オーナーの東野さんとつい長話し。

リビセンのこと、そして東野さんたちスタッフのことなどは、
これから数々のメディアで紹介されるはずなので、
ボクが変に説明してしまう必要はないと思うのだけど、

東野さんとは今年5月にSHOZOで展覧会をやってる時に出会ったってことが、
ボクにとって意味深いことだと思うし、
SHOZOとの関係と同じく、焦ることなくじっくり付き合ってゆきたいと思っています。

そんな出会いの1日がうれしくて、
つい諏訪湖一周ランニング16km

自分の足で走ってみたら、
この土地の持つ力に思いっきり魅せられました。

あくる日の昼前に下諏訪フィールドワーク

3時間ほどでしたが、
やはり諏訪の魅力に取り憑かれかなりの距離を歩いたなあ〜

諏訪の御柱

人間の自然との共存
と言うより
人間は自然に含まれる

そんな哲学を感じました。

本来拝殿を持たぬ山の神様は、
森の木漏れ日や川のせせらぎや鳥の声などの揺らぎでもって
人間をトランスの境地に誘い、
そこが何かのボーダーであることを知らしめたんじゃないかなんて、

そして、ここから見る東日本が面白い!
(この辺はまたなにかのタイミングで言葉にしてみます)

日本列島の中央構造帯の真ん中で、
なにかを分かち、なにかとなにかが交わる場所。

わずかな時間の諏訪滞在だけど、
深い想像の時を楽しめた。
間違いなく、また来ます。

諏訪からは高速バスで名古屋へ
本屋巡礼、名古屋のメルヘンハウス

入店したとたん「アミイゴさん!?」

なるほど、キミか!
セツモードセミナーの後輩にあたる丈太郎くん、
日本最古の絵本専門の本屋の2代目として奮闘していました。

そして、
絵本に関する熱い思い、「とうだい」に対する愛、
ここでも全身で浴びることができました。

茅野市の今井書店もここも、
今原画を展示しているジュンク堂書店池袋店児童書コーナーも、
先週ワークショップでお世話になった湘南Tsiteの蔦屋書店の児童書コーナーも、
良い売り場は目が痛くない。

そして、売り場に立つ人の哲学が生きている。
ともかく美しい。

そんなマインドは森岡書店の「一冊の本を売る」という発想に集約されるんだろう。

そんな現場の1人ひとりが1冊の本をそれを必要とするひとりに手渡してゆく。

これからボクが作るもの、
そこには編集やデザインのプロが関わってゆくのだけど、
本屋という最前線に立たれる方とのコミュニケーションも、
作品に反映されるべきだし、
そもそもボクたちは同じ足場、同じ目線の高さで一緒になにかを創ってゆく、
そんなマインドを育ててゆかねば、
大切な場所や人はますます失われていってしまうんだと思いました。

で、メルヘンハウスから歩いてライブハウスtokuzoへ!

今年一番LOVEなアーティストYeYeのサイコーなアルバム「ひと」のレコ発ツアーLIVE。

かなりの直感をもって、
これは名古屋のtokuzoで聴きたいぞ!と。

答えは大正解!!

音楽と人に対する愛に溢れた、
そして食い物も一杯のハイボウルも当たり前に美味い現場で初 YeYe BAND

いい時間だったなあ〜〜

YeYe バンドのメンバー、
みんなバカチンでサイコーだったなあ〜

酔っ払ったなあ〜〜

あ!!高速バスの時間、、

バイバイまたね〜〜〜〜〜〜

っと、、
高速バス駆け込み、

う〜〜〜、きもちわり〜〜〜〜と早朝の新宿まで。

出会ったみんなーーー!
ほんと、またね〜〜〜!!

さあ、中2日で東北へ!!

水曜日の消息 at Paddlers Coffee

2016 年 8 月 4 日 木曜日

akasaki@パドラーズバナー
8月4日から21日まで渋谷区西原のパドラーズコーヒーで
「赤崎水曜日郵便局」の手紙の展示をします。

展示と言っても、
手紙を手にとってコーヒーと一緒に楽しめる企画。

だれかの水曜日の出来事が綴られ、
熊本の美しい海に面した赤崎に届けられた手紙。

真夏の暑い時を、パドラーズのコーヒーと一緒に、
ゆっくり楽しんでいただけたら幸いです。

KADOKAWAから刊行されている美しい一冊
「赤崎水曜日郵便局」も販売しております。
赤崎水曜日郵便局_表_585

8日の夕方には熊本から
このアートプロジェクトの学芸員で著者でもある
楠本智郎さんが駆けつけてくださいます。

新鮮なアートプロジェクトの話や、
ローカルでのアクションのあり方、
熊本NOWな話などされてみてください。

ボクもパドラーズにいますので、
色々話しましょう!

で、残念なのは、
パドラーズコーヒー、
水曜日が休みなんだよなあ〜〜、、

PADDLERS COFFEE
OPEN 7:30~18:00
東京都渋谷区西原2-26-5-1F
FB
https://www.facebook.com/Paddlers-Coffee-132849676……86888/home

赤崎水曜日郵便局 HP
http://www.akasaki-wed-post.jp

東京都渋谷区のカフェと熊本の静かな海が
豊かなマインドでつながりますよう。
akasaki_a

SHOZOでの展覧会始まりました。 

2016 年 5 月 2 日 月曜日

IMG_5060
「立春より」小池アミイゴ 花の絵の展覧会
・4月29日(金) ~ 5月8日(日)
・SHOZO のギャラリー tonari にて
・open: 11:30 – 18:00

*期間中無休。無料でご高覧いただけますが、
 ぜひSHOZOの珈琲とそこに流れる時もお楽しみください。

1988 CAFE SHOZO そして、tonari
〒325-0045 栃木県那須塩原市高砂町6-5
0287-63-9833
http://www.shozo.co.jp

詳細
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=12154

ボクの在廊は5月7日と8日を予定しております。

IMG_5039

展覧会会期の初日に設営という慌ただしいスケジュールでしたが、
SHOZOでの展示は、その美意識の高さにプレッシャーを感じつつも、
その唯一無二の静かに美しい美意識に引っ張られることで、
ボクの作品に静かでエレガントなリズムを与えることが出来ました。

1つひとつの絵に出逢ってもらえることもうれしいですが、
この空間そのものも楽しんでいただけたら幸いに思います。

R0016920

絵のほかに9分50秒の映像作品を展示しております。

「立春より」は那須の花を描いた絵の展覧会ですが、
ボクは花を描きつつも、
SHOZOで働く人たちを描いているんだと思っています。

ボクは東京に暮らし、
ちょっと無責任に視線でSHOZOで働く人たちを見てる。

ならば、
「立春より」連なる東京での時もギャラリーの空間に置き、
SHOZOでの時間と並走させ、
なによりSHOZOのみんなに見てもらおうと考えました。

IMG_5047

東京青山のSHOZO COFFEE STORE の松本海央さんから、
立春の日より毎日、日々の仕事の中で気がついたことを
シンプルな言葉として届けていただき、

ボクはそれを説明するのではなく、
言葉を心に放り込でおいたからこそ見える風景をスケッチ。

そのBGMとしてお互い1曲だけ選んで心でループさせておいた
2ヶ月と10日間の作業で、70枚以上のスケッチを描きました。

SHOZOの菊池省三さんの姪っ子さんである海央さん25歳。
その感性がボクの視線に、今の時代に必要な「質」を与えてくれました。

しかし、
そんな作業も4月14日の熊本地震発生後
モチベーションを見失ってしまったかもです。

それがどういうことか?今は説明はつかないのですが、
結果、
2016年の立春より熊本地震発生の夜に至る
ボクの心情の合わせ鏡のような作品になったはずです。

ギャラリーではBGMとしてもこれしか流れてないけど、
SHOZOのマインドとの整合性も美しく、気持ち良くループしていますので、
GWの賑わいの隙間で、静かな9分50秒をお楽しみいただけたらです。

R0016913

ギャラリーには熊本大分地震への募金箱を設置しております。

「LOVE KUMAMOTO」カードを作っておきながら、
自分でのその使い道はわからずにいたところ、
現場をオーガナイズしてくださる松本よしえさんが
チョークボードで出来た箱をスッと手渡してくださり、
「アミイゴさんが自分で書いた方が綺麗よね」って。

うん、そういうことだよね。

こんな静けさを共有しなから、
しょうもない花の絵を並べた静かな展覧会を、
SHOZOとボクとで一緒に作ってるってことです。

多くのことを先回りせず、
丁寧に進めてゆこうと思います。

R0016919

ここまで、よしえさんには多くのご尽力をいただき、
展覧会が始まっても、
1つひとつの絵に確かな愛を注いでくださっています。

ご本人は「ギャラリーのことは素人だから」と語りながら、
いやいや、もう何年もギャラリーを運営しているかのような
大胆さと緻密さを持ったオーガナイズで現場を動かしてくれてます。

東日本大震災後の今の時代に
ちょっとでも「ほっ」と出来る展覧会を作ってくれとのオーダーですが、
なにより、彼女がそのマインドを育てようと尽力される姿が素晴らしいです。

そんな「質」にお答えするためにも、
あらためて、
みなさん、ぜひSHOZOまで足を運ばれ、
ボクの絵だけでなく、
日本のローカルカルチャーの源流のようなSHOZOという場所は人を
楽しまれてみてくださいね〜。

ひとつ作品紹介。

R0016915

「詩とファンタジー」誌上で金子みすゞさんの詩に添えた絵。
2点描いてみた絵も持っていってみました。

SHOZOのギャラリーの壁面に置くと、

ピタ

この壁面に置くために生まれたような姿を見せてくれました。

R0016940

その夜、菊池省三さんと色々話して、
そのほとんどはコーヒーのことで、
しかし、コーヒーの事を語りつつも、
それはボクが絵を描くことのほとんどすべてを語っていたので、

ボクは日常の中で絵を描く際の割と厳密なルーティンの中で、
SHOZOのコーヒーがどれだけ重要かを、
相変わらず無駄に熱く語ったってしまったりしてね〜。

もしSHOZOがオシャレなことやりたいのなら、
絶対オレなんか呼びつけやしないはずだけど、
いやいや、そんなもんじゃ無いってこと、
思いがけずミゾレた夜に凍えながらも確認できた、
やっぱどうにも有り難い展覧会。

5月の那須はほんと清々しい空気に包まれております。

R0016950