‘アトブラリミックス’ カテゴリーのアーカイブ

雨ニモマケズ、動物園に行ってきました。

2018 年 10 月 13 日 土曜日


9月のある日、猛暑を心配し、台風の進路にも気を配りながらも、
街のみんな40名くらい、たまにパラっと降る雨を友達にし、
福岡の薬院のカフェsonesから福岡市動物園まで歩いていって、
みんなで絵を描いて帰ってきました。

これで5回目の開催となる福岡市動物園まで歩いていって絵を描くピクニック

福岡のアーティスト集団”アトリエブラヴォ
正式名称で語ると、
社会福祉法人 JOY明日への息吹障害福祉サービス事業所JOY倶楽部のアート部門”アトリエブラヴォ”

ボクとそのメンバーとそのファンと、
9月30日で開店20周年を迎えた福岡市薬院の老舗カフェsonesの店主やスタッフ常連さんと、
ともかくブラリ歩いて動物園まで行って、その時の一番楽しい方法で絵を描いて帰ってくる。

それだけのこと。

何度か続けているうちに、
アミイゴのA、アトリエブラヴォのA、ソネスのSで「AAS」と呼ぶようになった企画です。

今回2018年9月のこのタイミングで開催をお願いしたのは、

・ボクが九州に行く予定があった

・松田くんという今までに無い福祉のあり方を考えている27歳に出会い、
 ならばボクが福岡でやってきたことを見てもらおうと思った。
 *MUKU http://muku-official.com
 *株式会社ヘラルボニー https://www.facebook.com/heralbony/

・アトリエブラヴォの正体だった原田くんが退所して、佐賀に別の施設を作ったので、
 PICFA https://www.facebook.com/picfa.kagehospital/
松田くんと原田くんを合わせてみたくなった。
(このことは別に機会に紹介します)

・原田くんなき後の、またメンバーやスタッフが数名入れ替わった後のアトブラと遊んでみたかった。
 で、もちろん松田くんを放り込んでみたかった。

・SONESもまたスタッフの入れ替わりの時期で、
 20周年のお祝いに、若いスタッフさんの経験値を上げるお手伝い出来たらと思った。

福祉の言語と、絵描きの言語と、カフェの言語、
異なる言語に生合成を与える力を持っていた原田くんが抜けた今回、

これまではただただ破壊者であればよかったボクが、
その役割も担わねばならない雰囲気だったのだけど、
結局、ボクの良い部分がマスキングされるくらいならぶっ壊してしまえと、
小雨降る福岡の街に広大な灰色のコミュニケーションの原野を広げて見せたら、
心配はまったく稀有に、みんな自然とコミュニケートを深めてくれました。

sonesが用意してくれた弁当は相変わらず滋味深く美味しくて、
ただ、それをみんなと食べるスペースが、いつもよりスクエアな空間だったので、
1人ひとりが瞬間瞬間でどんなマインドであるか探り、
よりオープンな会話が生まれるような空気作りは頑張ったけどね、、

てを使って絵を描き始めたら、
障害とか健常とか年齢とか関係なく、
「ぎゃー」とか「わー」とか渾々と会話が湧いて出ました。

そんなわけで、理屈をこねるよりみんなの絵を。


たとえば、ボクがスケッチしたキリンにアトブラの川上さん着彩とか。


松田くんの描いた鹿に、アトブラの〜、、誰だ?着彩したのは。。


逆に、アトブラの、あれ?誰だっけかなのスケッチに、あれあれ??参加者の誰かが着彩したキリン?
これ白黒だけの時も、北欧のデザインみたいでとてもオシャレだった。


これはやはりアトブラの誰かのスケッチに、ちっちゃい子どもが色を着けた「たまんねー」一枚。


これ、ボクがFBで紹介した何枚かの絵の中で、なぜか一番「いいね!」をもらったやつで、
参加者の誰かが描いたスケッチに、アトブラのスタッフなりたてのヤングな女の子が着彩したもの。
かなわんね〜〜、、


で、これはアトブラのメンバー同士のコラボかな??

いや、いつもアトブラのアトリエで生まれる絵は素晴らしいのだけど、
動物園でのコミュニティーの中で生まれた絵は、
より微笑ましく世界と語っているようなものが多くて、
ボクはこうしたコミュニティーの中から生まれるものに、
非常に可能性を感じているんだよ。。


たとえば、
ボクが描いた線画をアトブラのみんなが着彩することで生まれるイラストレーション

社会の壁を突き破るしなやかな鉾になると思うんだけどなあ〜

まあ、なかなか理解されない発想だと思うし、
思っているだけじゃしょうがないので、今まで通り個人的にやってくんだけどね。

で、
そんなコミュニティの中で、
気がつけば自分もかなり抜けのあるものを描けてたりする。

アミイゴスケッチ&着彩の鹿ちゃん。
ちょっとお気に入りです。

以下ズラッと。


この像とか、圧倒的じゃん!


たまらん!ガオーー

などとハシャイでいるばかりにはいかず、
やはり体力的にキツイって人も中にはいるのだけど、
その辺の福祉的なケアをしてもらえたら、

帰り道、
気がつけばそこに”福祉の介助”をする人が1人のいない状況で、
ボクたちはちんたらカフェsonesを目指して歩いていて、
(これって福祉の現場ではかなりレアなことらしいです)

中には気持ちが一気にナーバスに振れちゃう人もいるんだけどね、
「うん、俺もそうだよ、」「その感じわかる〜、」「生きるってツライね〜、」なんて話していたら、
なんかお互い笑い出しちゃったりで、
もちろん雨なんかとっくの昔に上がっていたしね。

でなにより、
ボクは絵を介する限り、ほんとみんなと豊かな会話が出来るなあ〜と。

何度もこんなことやってきて、
その部分に関しては、ボクは持ってるんだと思えた今回。

ではこれが東京で出来るかって言ったら、
東京にはsonesが無い。

そこなんだよな。。

似たことは出来るかもしれないけれど、
最後の部分、
なんだろな、、

なんとなく、ボクのような者を馬鹿正直に信頼してくれるってこと?

sonesもアトブラも関わる人が変わり、
組織としての見た目なんてのも変化あるように感じるのだけど、
いやいや、アトブラ の1人ひとりとは、
今まで通りコミュニケートする限りまったく変わらぬ、
というか、お互いの成長を感じるものを作れた今回。

やっぱ人

人なんだよね〜

東京!渋谷!!よよぎー!!!
「ダイバー」とかの理屈以前で、
こういうの創れたら、楽しいぞ〜〜!!

福岡の薬院のsonesに着いたら、
さっそく今日生まれた絵を展示。

sones、20周年おめでとう!
という気持ちと、
これからもお互い頑張ろう!
という気持ちで、
アミイゴ鬼のレイアウト施しておきました。

こうして書いてる時点で展示は終わっちゃってるけどね、、

そんなわけで、
sonesのみなさん、アトリエブラヴォのみなさん、福岡の街のみなさん(一部遠方よりお越しの方も)
良い時間をありがとう
これからも末長くよろしくです〜!

2018
0909
アミイゴ
PEACE!!

9/9 福岡スケッチピクニックワークショップ

2018 年 8 月 25 日 土曜日


ボクの暮らす東京の渋谷区が全国に先駆け表明するダイバーシティー。
が、それより10年以上前に福岡で生まれた画期的なイベント、4度目の開催です。

アトリエブラヴォ・アミイゴ・ソネス
9月9日 スケッチピクニックワークショップ
AASツアーズ0泊半日福岡市動植物園への旅

9月9日(日)
受付:9:30~
出発:10:00
解散:16:00(予定)

集合場所:cafe sones
福岡市中央区薬院1丁目16−18−102
TEL:092-741-8287

参加費(sones弁当&缶バッチ付)
・大人2,500円
・小学生以下1000円
・未就学児無料(弁当ご希望の場合500円)

別途動物園入場料
・大人600円
・高校生300円
・中学生以下無料

主催:cafe sones
旅のお供:アトリエブラヴォ
絵のアテンダンド:小池アミイゴ

薬院のカフェソネスから動物園までみんなで歩いていって絵を描く、
アトブラのメンバーとの会話も楽し、のんびり半日ワークショップです。

「絵が描けない」という人こそウエルカム!
イラストレーターの小池アミイゴさんが絵が描ける魔法をかけますよ!

予約:cafe sones
TEL:092-741-8287
もしくは予約フォーム http://sones.cc/sones/form/
「9月9日予約」を明記の上、参加人数等お伝えください。

*画材等こちらで準備します。
*汚れてもよい歩きやすいオシャレでご参加ください。
*水分補給等暑さ対策をお忘れなく。
*アレルギーのご心配ある方はご相談ください。

当日「暑すぎる!」「雨だ〜、、」などなどの場合は、
わざわざ動物園にゆくことはせず、
しかしみんなで楽しく絵を描くことはやりますね〜

そんなこんな、現場のみんなとのコミュニケーションでしなやかに判断。
これぞ福岡!って人と人との関係性が生きるイベントでありたいです。

前回開催、2015年5月の様子
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=11282

2006年4月2日 to 2016年5月21日

2016 年 5 月 13 日 金曜日

13233174_970732676315251_995895405_n
5月20日より静岡のノアギャラリーで展覧会「東日本」開催。
21日には、
地元の障がい者施設に通所するメンツと、
街一番のオシャレさんグループとボクとでセッション。

そんな発想の原点になった、
今から10年前の福岡で開催したスケッチピクニックのこと、
当時のブログから抜粋し、再掲載してみます。

あまりの衝撃とその面白さに、表現が適切でないかもですが、
自分の言葉に再会し、そういえばと再浮上する振り切れた表現の記憶。

その後何度も開催重ね、
さらに破壊的なイベントも企画開催していけた、
人の顔のよく見える福岡とう街ならではの発想のグランドゼロ。

さて10年後の静岡ではなにに出会うのかっ!?

113271331_48
みんなと動物園に絵を描きに行くために福岡へ。

cafe sones での何度目かのワークショップ。
「つなぐ色」てか「みんなで動物園に行って絵を描こー!」

ギリギリまで降っていた雨に翻弄されつつも、
にわかに晴れ上がった空の下、強風なんその、
sonesの弁当を持って動物園まで30分くらいのテクテクハイキング。

テクテク?

すげーダラダラ、、、

参加者約30名。
sonesの募集で10名くらい、
アトリエ ブラヴォ(!)からメンバー&スタッフで14名。
アトなんやかんや。
みんな立派にマイペース。

晴れた空に桜やコブシやらの花がキレイでやんす。

動物園到着。

まず弁当!!
作ってくれたM&Iさん、ゴメン、留守番させて、、
113271331_97

しかし旨い!
しかもミンナで!!
早くもビールな参加者も、、
あ~、もう今日は絵なんか描かなくったって、、

と、「ガオー!」と咆哮!!
アトブラのメンバーの1人がアザラシに対抗して吠える。

クソ、オレがやりたいこと先にやりやがって、、

と、
超恋愛体質アトブラ女子、さっそく染井吉野をも凌駕する恋の花を咲かせているではないか、、

う~~ん、どうも彼女にとってオレは永遠に恋愛の対象ではないらしい。

ハア〜、、
春はいつだってこんなだぜ。。

てか、みんなを「引っぱる」てより、
みんなを「眺める」のがオレの役割だもんな、、、

よっしゃ絵を描こう!!

「ともかく動物に驚いてみよう!」
「で、その驚きを紙からはみ出るくらいの気持ちでもって描いてみよう!」
「えっと、画材があんま揃ってないから、まずは黒とかの線でね、、」

アトブラスタッフの皆さんが準備してくれたこと、
ちょっとした水先案内にも助けられ動き出した時間。

ヤマアラシ!!デケーーー、、、てかハリ太すぎじゃん、、

バク、、、デケーーー、、、、しかし寝てるなぁ~。。

サイ、サイ、サイ、、、、

ホッキョクグマ、1月に死んだのか。。

アザラシ!!!鳴き声、、、ライオンじゃん。。

で、レッサーパンダ、寝てるし、、、

「ハイ、みんな集合!!」

「みんな絵を見せてー!」

「カーー、、みんな下手だねえ~~。。」

「ハイ!アトリエブラヴォのみんなのは?」

「クゥーーー、、、スゲー、、、」「オレ、絵を辞めたくなるわ、、」

では、みんなが描いた動物の色着けはアトリエブラボウのメンバーで、
アトブラの絵にはみんなが絵を着けてみよう!!

で、ビックリ!
全部傑作!!!

113271331_127

線画だけ見たら、
いわゆる「知的障がい者」であるアトブラメンバーの
ブレの無い世界にタジタジしてしまったのだけど、

ボクたちは「社会的障害者」なんだろな、
ボクたち「健常者」のまごついた線、
余計な情報が練り込まれた退屈に思える線に、
アトリエブラヴォのメンバーが色を乗せることで、
その線を描いた人の、今日出会った動物から感じた「驚き」だけがあぶり出される絵画世界。

逆に、
「今日出会った動物への驚き」+「目の前にあるアトブラメンバーの線画への驚き」でもって、
完全に吹っ切れた色使いを始めたワークショップ参加メンバー。

出来上がったモノは、もはやダレの作品なんて言えるものではない匿名性の極にあるもので、
これを純粋なアートと呼べるのかどうか分からないが、
しかし、コレを観た人はきっと元気になるんだろうな~、そんな作品たち、てか動物たち。

原画での展示は難しいかもしれないけど、4月14~23日のcafe week期間中のcafe sonesで、
このワークショップの楽しさが伝わる展示をしてくれるはず。
!)上記展示は10年前に終わってます。

写真はボクの線に、えっと、、ダレが色を塗ったんだっけ?

そんなこんなでまたテクテクダラダラ歩きでsonesまで戻り、お茶。
いや、ビール。

しかしアルコール以上に、みんなのパワーにクラクラしてたオレでした。

参加者のみなさん、ご協力下さったみなさん、
オツカレさま!楽しかったねえ~~!!

以上。

以下、
アトリエブラヴォの原田さんがこのブログに寄せてくれたコメント

アトリエ ブラヴォ職員でござります。
先日は楽しいワークショップありがとうございました。
メンバーはもちろんのこと、職員もきっちり楽しみました(笑)
実はあの日アトブラ職員は初めての体験をしたのです。
それはワークショップ参加者にメンバーを託してしまうといいうこと。
普段は外部に出ると職員が必ずメンバーにつきます。
でも今回はなしっ。
職員からメンバーは離れて純粋にワークショップを楽しもうと。
ドキドキでしたがメンバーの顔が全てを物語ってました。
参加者とメンバーの笑顔のいいこと。
勉強になりました。
人とのつながりが出来てしかも色のつながりも出来た。
いや逆で色のつながりで人とのつながりが出来た?
まぁ、楽しかったのでどちらでも…。
また何かしらやりましょう。
よろしくお願い致します。

アミイゴ返信

オツカレさま。
うん、オレもちょいと心配してたけど、原田さんのひとことでGOが出たり、
あとsones周辺のヤツらの自然なケアがね、助かるなあ~、てかあまりにも自然だからね。
みんなで作った時間だったね~。
で、原田さんが感じたこと、自由にやること、それに関して気が付いたことが沢山あって、
これは今度じっくり検証してみましょう。

それから、アトリエブラヴォをお誘いしてやりたいことが出来たので、今度連絡しますね~。

原田さん返信

また何かあったら仲間に入れてください。
障害者とか健常者とか、本当に意味がないなぁと感じた日でした。
これもアミイゴさんやソネスさんやソネスさんの周りにいる方の自然体があるかさこそです。
こういった方たちばかりだと障害が障害でなくなります。
そんな世の中になればと思ってます。
特に私の兄貴は障害があるので弟として、身内として想いは強くなります…。
でも福祉の押し売り、助けてくださいというスタンスはなしにしたいです。
自然体でいられること、普通が普通であることは難しいですがそれが表出すると今回みたいな楽しい出会いになると思います。
さっき決まりましたがNHK福岡にテレビ出演です。
次回、作品展の広報のためです。
出演時間はなんと4分。
みんなでお尻でも出しちゃいますか…。
福祉施設として伝説を作ります(笑)

アミイゴ返信

4分もですか!すごいですねー、テレビの4分。
先日の動物園そのものが映ったら、きっと伝説なんでしょうね。

先日思ったこと。
Kくんが動物の鳴き声真似てた時、みんなでゲラゲラ笑っていた風景。
そう言えば昔はあんなだったな、なんてね。

地域があった頃、地域のみんなで障害者をケアしてたこと。
ヒドイ言葉を投げかける輩もいたけど、
地域の誰もが、まずは障害者が存在するものとして認識している。
そして宝物のように扱っていた。
で、障害者の「普通と違う」行動や言動を「面白いもの」として笑えた。
そんな積み重ねの中で生まれた芸能や芸術は確実にあったはず。

もちろん地域ぐるみで障害者っをスポイルしてしまった、なんてこともあったけどね。

地域が(家庭も?)崩壊してしまった今、
それに代わる場所や人ととしてsonesがあること、
未来に向けて明るい可能性なんでしょうね。

ともかくブラヴォのみんな、真っ当に笑かせてくれます。素晴しい!

みんなで動物園に行きいろいろな色を塗った

2015 年 6 月 3 日 水曜日

11216358_376614405796403_1488287546_n[1]
5月10日日曜日の朝
ボクたちは福岡市の薬院という街にあるカフェ sonesに集まり、
動物園を目指し歩き出しました。

IMG_0419
一緒に歩く仲間は
福岡のアーティスト集団アトリエブラヴォのメンバーから4名
加えてスタッフの原田さん、松尾さん、田川さん。

そして、
アトブラのファンのみなさんとsonesに集う人たち。

総勢50名のアートな行進です。

IMG_2696
5年ぶり4回目の開催のピクニックスケッチの参加者は、
以前であれば夜の匂いのするメンツだったけど、
今年で開店18年になるカフェの企画は確実な世代交代のもと、
お子さん連れの参加者がともかく多い。

これまでなら、
『知的ハンディを持つアーティストと街の人たちとの奇跡のコラボ』
なんていうキャッチコピーで語れたイベントも、
今回はどんなものにしなければならないのか、
ゼロから発想するつもりで臨まなければです。

R0011053
ワークショップの道筋をいくつも想定しながらも、
参加者1人ひとりをながめ、なにがベストなのか探る動物園までの道。

福岡は生活しやすい街、
暮らしていて楽しい街です。

それでも街は思わぬ方に表情を変えようとするし、
今や日本中で語られる『子育にまつわる息苦しさ』や、
3月11日以降の社会で通奏低音のような存在する
漠然とした不安なんてものも感じるのです。

動物園でボクたちはなにが出来るのだろうか?

小さな子どもたちも無事に動物園まで歩き着き、
ゲートをくぐって園内の様子を確認したところで、
まずは歩いてきた仲間全員セーノで描くことが大切だなと、
仲間のうちひとりにモデルをお願いしてスケッチすることにしました。

IMGP5817
動物園で人物スケッチ

アトリエブラヴォのメンバー以外
「絵を描いていない」「絵が描けない」という参加者がほとんどの集まりで、
目的は「見ること」「面白さを発見すること」「感じた面白さを尊重し手を動かすこと」

IMGP0958
そう出来るよう、多くのレトリックを駆使し語ったり、
いっそいくつかの「自由」を奪ってしまったりもして、
ともかく見る。

そうして描かれたスケッチを見て
ビックリしたなあ〜
IMG_2698
みんな上手くはないけれど、
しかし確かな線で非常に面白い絵をものにしてしまっている。

「もしかしたらボクが魔法をかけた?」
なんて得意になってしまいそうなくらい面白い!

実際どんな話をしてどんな方法で描いたかは、
参加者が変われば話の内容も変わるので、
実際に参加して確認してもらえたらだけどね。
11225627_376648749126302_586753413_n[1]
明快に言えることは、
肩を並べてスケッチしたアトリエブラヴォのメンバーや子どもたちこそ、
何よりのお手本であったってこと。

IMG_0432
そして。
みんなで同じモチーフのスケッチをして、
そこで発見する喜びを手に出来たからこそ、
他の人の描いた絵への新鮮な興味が湧きだす。

並べたスケッチを見つめるみんなの視線の熱さに触れ、
今回ボクがやるべきことのほとんどは済んでしまったんじゃないかと思いました。

IMGP5850
そこからアトブラメンバーひとりと街のみんなとのグループを作り、
それぞれが動物園に散らばりスケッチ。

10995584_490293094456038_7145360102832581065_n[1]
「絵を描く」という共通の作業があるからこそ生まれる会話、
みんな楽しんでくれたみたいだね。

みんなが描いた動物たちもなんとも楽しそう。
しかし、ほんとにみんな絵が描けない人なのか??
11210247_376660815791762_1683381938_n[1]

そして昼休み。
R0011058
届けられたsonesの弁当をみんなで食べます。

IMGP5863
大人用と子供用とで準備された
街のカフェの作り手の顔が見える弁当は、
日曜日の昼ごはん一食を作らずに助かるお母さんたちに、
美味しさと共に安心も感じさせてくれるもの。

実はこの企画の2015年版の肝はこの辺なのかもしれないね。

あるよく晴れた日曜日、
ボクたちは動物園まで歩いていって絵を描き、弁当を食べた。

あとは「好きな色を塗る」という人生のサプライズが待つのみ。

IMG_0449
ボクはお役御免ということで、
ワルイ子のみんなと腹ごなしのガチ相撲!

そして
ついにスケッチに着彩!
R0011060
今回に合わせて、数々の画材を扱うバニーコルアートさんの本社まで行って
大量に買って来たアクリル絵の具「リキテックス」を思いっきり使ってもらいます。

「青絵の具、貸してちょうだい」
「ママ、えのぐのふたとって」
「肌色ってどうやって作るんだっけ?」

こういった現場で絵の具は、
たんなる画材ではなく、
コミュニケーションツールでもある。

IMGP5884
ボクがカタチにする現場でのことは、
「アート」や「芸術」なんて立派な言葉で呼んでもらう必要は無く、
しかし「この瞬間の参加者は、実に楽しそうに語らっているぞ〜!」
です。
IMG_2704

そうして生まれた動物たち(一部人間)は
その場で展覧会に。

11257624_376614565796387_1299073097_n[1]

こんな試みの中で、
普段絵を描き続けているアトブラのメンバーが筆を入れた作品は、
アトリエでは決して生まれない魅力の絵に昇華されていたし、
11259859_490293151122699_681861226389257344_n[1]

子どもたちが触れた作品は、
アトブラのメンバーでも表現出来ない原子な魅力でもって
オトナの心に迫ってくるし、
R0011079
(実際、この乱暴に描かれたヤマアラシの絵が好きだという人が多かったぜ!)

今回特に面白かったのは、
いつもならドツボにハマってしまうことの多い、
街のみんなの絵が素晴らしかったこと!

R0011062
こんな象、ぜったい描けないぞ〜

実は最後にちょっとボクのアドバイスが入った作品だけど、
そうするに至る手前で、
動物園がこの半日で風通しの良いコミュニケーションの現場へと育ってくれたからこそ、
押し付けで無いスムースな「絵の話」が出来、それが作品に反映したはずです。

IMG_2709

そんな現象が50名で造る群像のあちこちで見れた
アトブラ×アミイゴ×ソネス
AASワークショップツアー2015

ひとつの表現のもと、
ボクたちの中には健常も障害も無く
ただ、ひとつの表現を手にすることで可視化される
1人ひとりそれぞれの弱点なんてものに気がつく。

そんなボクたちはひとつの表現を共にする仲間なのだから、
お互いの足りてないものを補いあい、
1人ひとりが本当に主役として生きられるよう、
絵の具を絞る程度の勇気を持って踏み出してみる。

こうして生まれた絵の質感は、
今までのカフェカルチャー的端正な仕上がりというより、
良い意味で暴力的でキラキラとした力強さを感じさせてくれたというのが、
やはり2015年ならではないかという新鮮な発見。

そしてこのブログのトップにあげた写真に至る

よっしゃ、
まずは笑顔で帰ろうじゃないか!

R0011071

4度目の試みは確実に前回の発想を更新出来たし、
歩いて帰った先はちょっと未来の世界であったかもしれません。

IMG_0416

みんな、愛しい時をありがとう。
おつかれさま!!

そしてボクは、
こんな発想の試みが、日本各地の当たり前になればなあ〜と思うのだけど、
みんなはどうだろうかね?

R0011082

IMGP0968

R0011081

IMGP0964

2010
0510
PEACE!!

IMG_2720
今回の記事で使用した写真は、ボクが撮影したものの他、
アトブラスタッフや参加者が撮影したものからもお借りしました。
ご提供のみなさん、ありがとう。

博多どんたく山笠ワークショップ

2013 年 4 月 13 日 土曜日


4月8日は福岡で絵を描くワークショップ
アトブラリミックス2ビーハイヴセッション「美しき春の嵐」

130名だか40名だかの参加者のあった現場は
まさに春の嵐でした!

(さらに…)