‘展覧会’ カテゴリーのアーカイブ

そのへんに咲いた

2019 年 12 月 31 日 火曜日


今年で5回目の開催となった年末の花の絵の展覧会「小池花店」
成城学園前のcafe Quo Vadis でハラリ会期を終えました。

年の瀬のとんでもない時期にお運びくださりました皆様、
ありがとうございました。


年の瀬のとんでもない時期に、
小さなカフェという限られた場所で開催する、
その辺に咲いているなんちゃない花の絵の展覧会です。

この時期だからこそ、心静かな時を求め足を運ばれる方も少なからずおられたり、
小さなお子さん連れでも安心して来て頂けるよう、
大声で皆さまをお誘いするようなことの出来ない難しさがあります。

ご案内のほとんどは直接お会いした方へ手渡ししてまいりましたので、
連絡不行き届きにて失礼をしてしまった方ばかりであったこと、
お詫びいたします。


会期を通しご来場くださった方とは、花の絵を見ていただく以上に、
なんちゃない花の絵の前であるからこそ穏やかな言葉でお話しが出来た。
花を描くことの意味はそんなことなんだろうと思います。

最終日は故郷群馬より先輩女子3名が駆けつけてくださり、
年に一度のファンミーティングで会うことの出来る郷ひろみさんの、
ウエストの細さにプロとしての素晴らしさを感じたことなど伺いました。

みんな生きていれば色んなことがあるよね。

それにしたって今の世の中、なんだか生きづらいよなあ〜。

年の瀬のとんでもない時期だし、
しみったれた花の絵ばかりだけれど、
来年も心穏やかに思うことを語りあえる場所を用意しお待ちしてますねー。

平岡さんはじめ現場を作り育ててくださったみなさん、
ありがとう。
おつかれさま。
また来年。


この絵は台湾の三湾という街で見たハイビスカスの花。
多くの出会いと頂いた情に対しなにができるのか、考えていてもわからないから、
朝早く1人で走って行ってみたら、とても良い顔して咲いていました。

台湾から帰ってしばらくすると四国から訃報が届く。
ボクよりずっと若い人だったけど、
そういえばこんな花のような人だったなと思い、
描いたものです。

世界の変化に更新させてゆかねばならないこともありますが、
変わらずやらねばならない事が、
さらに自分というものを確かなものにしてゆく2020であれば良いなと考えています。

みなさんにとって2020が実り多く、また心安らかなるものでありますよう、
お祈りしております。

アミイゴ
2019
to
2020
PEACE!!

花の絵の展覧会「小池花店」2019

2019 年 12 月 10 日 火曜日


毎年恒例となりました年末の展覧会です。

成城の柔らかな光の注ぐカフェで、今年一年を振り返ったり、未来を想像したり、
ホッと一息の時間をお過ごしくださいませ。

小池アミイゴ花の絵の展覧会「小池花店」
12月17日(火)~12月29日(日)
cafe Quo Vadis 13:00-19:00
*月曜休み
157-0066 東京都世田谷区成城2−38−16
map> https://goo.gl/maps/dKkabxaNzQSTNDev9
電話:03-6874-7739
*クオバディスの飲み物やスイーツ、軽食と共にお楽しみ下さいませ。


今年のDMに選んだ花の絵は、
台湾の龍潭の福源茶廠の茶畑で見た黄色い花。

無農薬の茶畑の雑草は手で刈られるのだけど、
こんな外来種の花が刈られることなく残されていることに
小さな感動を覚えました。

そんなお茶屋さんのペットボトルお茶、
めちゃくちゃ美味しかったよ〜〜〜

福源茶廠
https://travel.tycg.gov.tw/ja/travel/attraction/1277

小池amigos花畫展“小池花店”
在Seijo柔和的燈光咖啡館裡,回顧過去,想像未來,
請花點時間。

我為今年的DM選擇的花朵圖片
在茶園看見的一朵黃色花在龍潭,台灣。

FANTASTIC DAYS 2019

2019 年 12 月 10 日 火曜日


神宮前のタンバリンギャラリーで開催の107名がタンバリンに絵を描いた展覧会
“FANTASTIC DAYS 2019″に参加します。
http://tambourin-gallery.com/tg/2019/12/fantastic-……-2019.html

TAMBOURIN GALLERY Final Presents
FANTASTIC DAYS 2019
2019年12月10日(火)〜12月22日(日)
11:00~19:00(12月16日月曜休廊)

今回で10回目の開催となるFANTASTIC DAYS。
タンバリンギャラリーはこの企画を最後に運営もギャラリー名も変わります。

2010年6月、永井宏さんによってスタートしたギャラリーは、
この界隈に群雄割拠でひしめくグラフィック系ギャラリーとは一線を画した
風通しの良さを感じさせてくれる場所でした。

それは永井さんのロマンティシズムが空間の隅々にまで感じられるってことなのかな。

いつかここでなにかやれたらいいななんて思っていると、
2011年3月11日があり、
永井さんは闘病の果てに旅立たれ、
*永井さんのこと> http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=10079

ボクは足元の雑草をたどって東北を目指し、
そろそろ10年。

結局個展という形でお世話になることは無かったけれど、
このギャラリーに榎本マリコさんを紹介出来たこと、
やまぐちめぐみ没後の展覧会のお手伝いを出来たことは、よかったなと思えています。
*やまぐちめぐみ「めぐみめぐる」> http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=11760
*やまぐちめぐみ「めぐみめぐって」> http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=11794

そもそも、2015年の初夏に生前のやまぐちめぐみの展覧会をここで見ることが出来たのは、
ボクの心の財産として今も確かに生きていることです。

そんな展覧会にスタッフの皆さんが確かな愛を注いでいることが壁面から感じられる、
やはり嬉しい場所なのです。
*やまぐちめぐみ2015年5月の展覧会> http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=11511

2016年6月からの運営は自身も作家である若い二宮佐和子さんが継いでこられたけれど、
そうしたことも含め、永井さんの魂が呼吸しているように感じていました。

今回のタンバリンには、初めてこの企画に参加した時と同じくタンポポの花を描いてみました。

名付けて「たんぽぽりん」

永井さんのこと、やまぐちめぐみのことなど、ここで出会ったことを振り返っていたら、
やはりこんなモチーフしか思いつかず、

ただ、初回は何時間もかけて描いたタンポポが、
*初回> http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=5142

今回は20分ほどで描けてしまいましたよ、永井さん。

TAMBOURIN GALLERY Final Presents
FANTASTIC DAYS 2019
2019年12月10日(火)〜12月22日(日)
11:00~19:00(12月16日月曜休廊)

POETRY-詩によりそう-vol.8

2019 年 6 月 4 日 火曜日

北青山のギャラリーDAZZLEで開催の”言葉と絵の往復書簡”
POETRY-詩によりそう-vol.8 に参加します。

6月04日(火)-06月09日(日)
12:00~19:00 最終日17:00まで

安藤彰利 石川ゆかり 小池アミイゴ 
小牧真子 三島ゆかり 吉泉ゆう子

gallery DAZZLE
〒107-0061
東京都港区北青山2-12-20山西ビル101
tel, fax 03-3746-4670 
https://gallery-dazzle.com

展覧会詳細> https://bit.ly/2WgD0mv

詩人の平岡淳子さんが発した1編の詩に、
絵描き6名が30cm四方の絵で答える。

そこから先、平岡淳子さんと1人ひとりと絵と言葉の交換5回。

季節は秋から冬へ、春へ、そして初夏へ。

初回1編、その後24編、合わせて25編の詩が生まれ、
6名×5点、30点の作品と共にDAZZLEの壁面に秘め事の花を咲かせます。

ボクは5点とも花の絵で答えてみました。

梅雨間近の東京でホッと一息の時を過ごされていただけたらです。

97ヶ月め

2019 年 4 月 11 日 木曜日


今日は2011年3月11日から2,953日
421週と6日
8年1ヶ月
97回めの11日です。

先日は岩手県宮古市へ。
2年前の3月にもお世話になった
岩手県太平洋沿岸部のすべての町から失われた映画館を復活させることで、
地域や遠方の土地とのコミュニケーションを生むプロジェクト”シネマ・デ・アエル”で、
子どもたちと絵を描いたり、展覧会を開催したり、映画上映後のディスカッションに登壇したり。

何より太平洋の真珠のような町宮古と、そこで出会った人たちとの再会が幸せな時間でした。


また、今回の上映作んのひとつ、
福島県双葉町に伝わる”盆唄”を震災後復活させてゆくドキュメントにして、
個人的にはミュージックエンターテーメントとしてとても楽しめた「盆唄」の上映後、
監督である中江裕司監督と言葉を交わせたことは、大きな財産になりました。

ボクがとても大切にしている映画「ナビイの恋」などを通して、
沖縄の人々の深い情や朗らかに生きる知恵を伝え続けてくれた中原さん。

今双葉町を描くことは、原発事故と向き合わざるを得ないことでもありますが、
中原さんはしっかり「ひとり」を見続け、ひとりから放たれる表現に耳を澄ませることで、
ひとりの背景に広がるリアルを確実に、しかし軽やかに描きとったはずです。

双葉町に広がるリアルは、ただ人前に放り出されるので無く、
最後は盆唄にしっかり抱きしめられる映画です。

失われたものに対して打ち鳴らされる盆唄の美しさ!

あの日から8年の春にこの映画に出会えてよかった。

あの日から8年の宮古。
ボクにとっては2年ぶりの宮古は、
変化の中にありました。

「盆唄」に出会った宮古の方々は、
この映画をエンターテーメントと捉える以前で、
福島の原発事故に対する深い憤りと宮古の現状を掛け合わせて受け止めたようでした。

そうしたことに監督である中原さんは、
ご本人としてエンターテーメントとして見てもらいたい「盆唄」を、
「宮古に来てやっとわかった。自分は双葉町の亡くなられた方々に、この映画を作らされたのだと思う」
と発言されていました。

宮古の漁港をグルッと囲むように建設された10mほどの高さの防潮堤には、
「海を失いたくない」という町のみなさんの声に答え、
厚いアクリル板がはめ込まれた小窓がいくつも作り込まれていました。

その制作費、ひとつ200万円ほどとうかがったのだけど、
これは都市伝説だったりするのか?
それとも本当に200万円?

ボクが何度も描いてきた鍬ヶ崎の浜の風景も失われています。

この感覚は、初めて被災の現場に立った時と似て、
初めて出会う風景に心の動きが止まる感じでした。

なので、それに対してボクが何か口にするのでは無く、
ここに暮らす人たちの言葉に耳を澄ませてゆかねばならないと思いました。

津波被害のあった場所では、未来の街づくりの実験のようなことも行われている印象で、
「復興」というものが、そこに暮らす1人ひとりにとってどういうものになるのか、
東京で暮らすボクは、引き続き宮古を訪ね、確認してゆき、
もし必要とされるのであれば、街に生活に必要とする彩りを与える仕事などしたいです。


震災直後から仮設で営業を再開した酒屋さんは、
前回は来た時は海側に移転していて、
今回は元あった場所に立派に再建されていました。

そんな志の先で、どんな人間の物語が育ってゆくのか。
そんな志がどんな美しさを街に与えてゆくのか。

「3・11」という記号を消費してしまうで無く、
「平成」の終わりにボクの勝手でリセットしまうでも無く、
ましてや「復興オリンピック・パラリンピック」などというワードを一人歩きさせることもせず、
自分の足の裏の感覚を頼りに、1人ひとりに出会ってゆかなくちゃだな〜

ワークショップに参加してくれた宮古の子どもたち、
とても豊かな色彩を持っています。

でも前回同様に絵に向かう最初の一歩がとても慎重。

それを前回は東北ならではシャイな資質と思ってしまったのだけど、
2年後の今は、それが全国的な傾向であることを、
この2年間に出会ったきた子どもたちの様子から感じています。

大人が過度に人に気を使い生きている。
もしくは、表現やコミュニケーションを失敗することを過度に恐れる。

震災以降、そんな傾向が深まったんじゃないかと。

子どもたちにはとても豊かなものを与えていながらも、
表現の最初の一歩めのところではつい
「それはやっちゃダメ」という言葉が優先されてしまう。

そういう言葉が使われる背景には、
日本人の「優しさ」という資質があるはずなので、
ボクがわざわざ矯正を促すべきでは無く、

ただ、ボクと子どもたちとの時間の中で、
子どもたちに埋まっている豊かな力を確認してもらえたらいいな〜

ちっちゃいうちに吹っ切れたことを1度でも経験出来ていたら、
いざという時の力になるはずだと思うのです。

などと、ある意味2年前に宮古で感じたことは、
日本の一番最先端で起きていたことだったんだって思いました。

良いものにたくさん出会えた宮古。

旅の最後に「人生フルーツ」なんて映画に出会えて、
その日がちょうど昨年亡くなった父の命日だったりして、

シネマ・デ・アエルの人の輪は、
やはり「死ぬまで会える」絆をじわり構築するものなんだよな〜と。

みんな、焦らず良いもの積み重ねてゆきましょう!なんて願い、
壁面に大量の絵を残して帰路につきました。

会期を延長していただいたボクの展覧会を守ってくれたのは、
この企画がご縁で結婚してお子さんを設けた方。

赤ちゃんのオムツ取り替えながらギャラリー番をします!って。

東京での展覧会みたくワッと人が足を運んでくれるはずは無く、
しかし、「効率」ってことでは語れない福をボクの絵に、そしてボクに与えてくれた宮古です。

30年くらい絵を描いて生活してきた中、
密かに求めていた絵のある風景に出会えたはずです。

ありがとう、宮古!
岩手、東日本
PEACE!!