2016 年 7 月 5 日 のアーカイブ

イラストレーション池袋セッション

2016 年 7 月 5 日 火曜日

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池袋コミュニティーカレッジで開講の
イラストレーションのワークショップセッション
http://cul.7cn.co.jp/programs/program_701881.html

スタートから1年3ヶ月の今、
参加者11名とボクとで第二第四木曜日の夜に
クリエイティブなセッションを重ねています。

イラストレーションの「講座」でも「教室」でもなく、
ボクも「先生」と呼ばれて良いはずもなく、
「ワークショップセッション」なんて呼んできましたが、
「池袋セッション」と呼ぶのがしっくりきてる今です。

今を生きているボクより若い人たちが参加してるわけだから、
ボクが持ち合わせていない新鮮な感性を解放し
絵に反映してゆく現場であればですね。

トップにあげた写真は最新のセッションのもの。

1枚の写真に出会ってなにを描くのか、
最初に心に響いた色彩なり大きな構図、そこに含まれる色彩や構図、
さらに気になる描くべきディテールなどを言葉にし、人に伝える。
そうすることで「確信」をもったシンプルな絵を導き出す作業。

みんなの会話が楽しく響き盛り上がったセッションでした。

で、これは「名画」と呼ばれる絵から
大きな構図を見つけ出す作業。
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大きな構図を見つけて2本の線で表現するだけなんだけど、
そんな「決まりごと」があるからこそ個性が迸るって感じが
面白い〜
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名画から発見したシンプルな2本の線だけど、
それを描いた人そのものって感じが面白くて、
これも盛り上がったね〜
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これは熊本をテーマにしたセッション
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地震発生直前に熊本に行っていたので、
その時撮りためた写真を資料に、
シンプルな美しさ、楽しさ、なんてものを見つけてみました。
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悲劇に対して真摯に受け止めなきゃならないことは多く、
しかし、アッケラァンとした感性で削り出すべき美や喜びもあるなと。
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シンプルな美しさを見つけられるよう、
いくつかの段階を踏んでセッションを重ねた夜でした。

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しかし、なんじゃこりゃ??
面白いなあ〜、おめーら。。

これはさらにシンプルな発見を形にしていったセッション
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なんでもない風景写真からシンプルな空間を見つけ、
シンプルな線で表現。
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だれでも出来る作業だからこそ、
その人の望むものが見えてくる。
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ある人はドッシリとした構図を手にするし、
ある人は不安定な浮遊感を快感とする。
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どちらも間違いではなく、その人の必然。
あとはそれを武器にどうやって世界と会話してゆくか?
クリエイティブな喜びの荒野が目の前に広がって見えるよね!

で、これは、
シャネル、イヴ・サンローラン、アズティン・アライア、コムデギャルソン、
それぞれの美意識のどの部分にアプローチするかってセッション。
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それぞれの服のどんな特徴が魅力的で、革命的だとさえ言われたのか、
一応ボクも説明は出来ちゃうんだけどね、

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もうちょっと無責任に、それぞれみんなが勝手に感じた面白さを言葉にし、
絵にしてみたらどうかなと。

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毎回2時間弱の時間の中で、
みんな見事に常識のリミッターを外してくれるんで、
楽しくて仕方ないね。

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もちろん、この時間の中で1人ひとりの作品が生まれるわけでも、
作家として確立するわけでもないけれど、
ここが『いつでも帰ってくることのできる表現の喜びの場所』であれば、
みんなそれぞれに必要とされる『孤独な創作の時』の、
踏ん張りの利く足場になってくれるんじゃないかな。

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イラストレーション池袋セッションは7月14日からの3ヶ月コース受付。
http://cul.7cn.co.jp/programs/program_701881.html

興味ある人は体験や見学も可能です〜