池袋コミュニティーカレッジで開講の
イラストレーションのワークショップセッション
http://cul.7cn.co.jp/programs/program_701881.html
スタートから1年3ヶ月の今、
参加者11名とボクとで第二第四木曜日の夜に
クリエイティブなセッションを重ねています。
イラストレーションの「講座」でも「教室」でもなく、
ボクも「先生」と呼ばれて良いはずもなく、
「ワークショップセッション」なんて呼んできましたが、
「池袋セッション」と呼ぶのがしっくりきてる今です。
今を生きているボクより若い人たちが参加してるわけだから、
ボクが持ち合わせていない新鮮な感性を解放し
絵に反映してゆく現場であればですね。
トップにあげた写真は最新のセッションのもの。
1枚の写真に出会ってなにを描くのか、
最初に心に響いた色彩なり大きな構図、そこに含まれる色彩や構図、
さらに気になる描くべきディテールなどを言葉にし、人に伝える。
そうすることで「確信」をもったシンプルな絵を導き出す作業。
みんなの会話が楽しく響き盛り上がったセッションでした。
で、これは「名画」と呼ばれる絵から
大きな構図を見つけ出す作業。
大きな構図を見つけて2本の線で表現するだけなんだけど、
そんな「決まりごと」があるからこそ個性が迸るって感じが
面白い〜
名画から発見したシンプルな2本の線だけど、
それを描いた人そのものって感じが面白くて、
これも盛り上がったね〜
これは熊本をテーマにしたセッション
地震発生直前に熊本に行っていたので、
その時撮りためた写真を資料に、
シンプルな美しさ、楽しさ、なんてものを見つけてみました。
悲劇に対して真摯に受け止めなきゃならないことは多く、
しかし、アッケラァンとした感性で削り出すべき美や喜びもあるなと。
シンプルな美しさを見つけられるよう、
いくつかの段階を踏んでセッションを重ねた夜でした。
しかし、なんじゃこりゃ??
面白いなあ〜、おめーら。。
これはさらにシンプルな発見を形にしていったセッション
なんでもない風景写真からシンプルな空間を見つけ、
シンプルな線で表現。
だれでも出来る作業だからこそ、
その人の望むものが見えてくる。
ある人はドッシリとした構図を手にするし、
ある人は不安定な浮遊感を快感とする。
どちらも間違いではなく、その人の必然。
あとはそれを武器にどうやって世界と会話してゆくか?
クリエイティブな喜びの荒野が目の前に広がって見えるよね!
で、これは、
シャネル、イヴ・サンローラン、アズティン・アライア、コムデギャルソン、
それぞれの美意識のどの部分にアプローチするかってセッション。
それぞれの服のどんな特徴が魅力的で、革命的だとさえ言われたのか、
一応ボクも説明は出来ちゃうんだけどね、
もうちょっと無責任に、それぞれみんなが勝手に感じた面白さを言葉にし、
絵にしてみたらどうかなと。
毎回2時間弱の時間の中で、
みんな見事に常識のリミッターを外してくれるんで、
楽しくて仕方ないね。
もちろん、この時間の中で1人ひとりの作品が生まれるわけでも、
作家として確立するわけでもないけれど、
ここが『いつでも帰ってくることのできる表現の喜びの場所』であれば、
みんなそれぞれに必要とされる『孤独な創作の時』の、
踏ん張りの利く足場になってくれるんじゃないかな。
イラストレーション池袋セッションは7月14日からの3ヶ月コース受付。
http://cul.7cn.co.jp/programs/program_701881.html
興味ある人は体験や見学も可能です〜