2018 年 1 月 のアーカイブ

寄稿「私のセツ物語」

2018 年 1 月 26 日 金曜日


「私のセツ物語」というサイトで、
恩師長澤節とセツモードセミナー について寄稿しました。
*こちらよりご覧ください> http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/setsu/?p=343

タイトルは「何も教えないはずがない」

このサイトのトップでは、セツモードセミナー のことを
『何も教えない、という教育方針』と記されていて、
それはひとつのファンタジーとして受け入れることは出来るけど、
この言葉がひとり歩きしてしまうのは危ういなと、

なにより、ボクはほんと多くを長澤節から学んできたぞ!と。

サイトを運営されている方に「アイロニー」でないことをお断りした上で、
ボクの実感を言葉にした800文字です。

併せて長澤節を描くイラストレーションの制作もお願いされましたが、
サイトに長澤節がズラッと並ぶのを見て、ちょっと怖いなと、、
何より、ファッションスケッチの第一人者のポートレートを描くことが怖い。

そんなわけで、自分らしさを優先させた長澤節を描いてみました。

天草PV

2018 年 1 月 15 日 月曜日

N32 presents AMAKUSA from N32 on Vimeo.

天草を再発見する新鮮な試み。

天草出身の小山薫堂さんの導きで
天草の若きN32のみんなと歩いた台風一過の天草
真夏の5日間の記録。

6分ほどの映像ですが、
どうぞゆっくりお楽しみください。

小山さんのメランコリックな感性がボクの見た天草にさらなる奥行きを与えてくれ、
迂闊にも泣けてしまいました。

この映像は「結果」ではなく最初の一歩であり、
地域づくりのあらたな試みであると共に、
新鮮なイラストレーションの仕事のあり方を創造する試みでもあります。

今後も色んなものが生まれる予定ですので、
その都度こちらで紹介してまいりますね〜

そんなわけで、
みなさん今年はぜひ天草へ!

82ヶ月め

2018 年 1 月 11 日 木曜日


今日は2011年3月11日から2,498日め
6年10ヶ月
82回目の11日です。

1月19日に福島市でオーガニックベースの食堂を営む「ヒトト」と
オトナに向けたワークショップを開催したり、花の絵の展示でご一緒させてもらいます。

ヒトト×小池アミイゴ 「春待ち人と」

ヒトトの大橋さんより、大江ファームでの子どもワークショップのアイデアを頂きました。
その前に福島のみなさんにボクを知っていただき、子どもと一緒に絵を描くことの意義を
共有しておけたらいいなと、今回のヒトトでの企画を考えてみました。

「だれでも絵が描けるワークショップ」
1月19日(金) 18:30受付開始 / 19:00スタート

表現の最初の一歩の幸せな記憶が楽しく蘇る絵の時間。
「わたし絵が描けないから」という人こそウエルカムです。

参加費:1000円/1drink付き
画材等こちらで用意いたします。
汚れても良いオシャレでご参加ください。

小池アミイゴの花の絵とヒトトの出会い
1月19日(金)-29日(月)11:30-17:00

これまで描きためた花の絵とヒトトの空間とのコラボレーション。
立春を前にした季節に、ヒトトのごはんと共に楽しんでいただけたらです。

アミイゴさんの絵は明かりがポッと灯ったように、あたたかく、繊細で力強い。
今回、念願叶ってアミイゴさんが福島市の土を踏む。
アミイゴさんと楽しく絵を描いて、ごはんを食べ語らいましょう!お待ちしております。
ヒトト 大橋祐香

食堂 ヒトト
福島県福島市大町9-21ニューヤブウチビル3F
アクセス/JR福島駅より徒歩13分
tel.024-573-0245
11:30~17:00(火定休)
http://www.organic-base.com/cafe/

小池アミイゴ作画の絵本「とうだい」や「peaceてぬぐい」などの販売も行います。

今回の発案者、ヒトトの店長の大橋さんから頂いたうれしくもくすぐったい言葉。

「ヒトト×小池アミイゴ 春待ち人と」が1月19日(金)からはじまります。
オープニングの19日はヒトトの夜営業に合わせて、
小池アミイゴさんの誰でも絵が描けるワークショップを隣のoomachigalleryで行います。
絶対楽しい夜になること間違いなしです!


もう10年近く前になるのかな、以前勤めていた服屋でアミイゴさんがTシャツを買ってくれたときのこと。
ラッピングを頼まれ、まだ勤めて間も無いわたしは慣れない手つきで服をたたみ、緊張しながらも一生懸命ラッピングをした。
アミイゴさんの視線がラッピングしているわたしの手元にあったことも、緊張感をより高めていたのかもしれない。
ラッピングをし、手渡したそれは不器用で決してきれいと言えるものではなかったかもしれない。
でも、それをアミイゴさんはとても喜んでくれ、どこでも買えるそのTシャツをここで買うことに決めていると、
人づてに聞いたのは少したってからのこと。

不器用でも丁寧な仕事でひとを喜ばせることができることをアミイゴさんが教えてくれたんだと、その時気付いた。

この出来事が、生きていく上でわたしの大切な基準となった。
そのTシャツを6年たってボロボロになっても、着てくれているのを知ったのも後々のこと。

そんな1枚のTシャツのご縁から、ヒトトが福島へ移転してからも福島へ思いを寄せてくれ、
お店に何度も足を運んでくださいます。

お店がはじまる頃からのふたつの夢。

ひとつは、アミイゴさんと福島でワークショップをしたいという事。
アミイゴさんの描く絵は力強くてあたたかい。心に寄り添うようにそっとある、そんな絵だと思います。
それはアミイゴさんが愛に溢れた人だからで、人柄が滲み出ている。
誰でも絵が描けるワークショップと、アミイゴさんの描く花の絵がたくさんの人に届きますように。

もうひとつは、福島のこどもたちと畑をつなげるイベントがしたいという事。
福島の誇れる美味しい野菜の力強い生命力を、それを育てるまじめな農家さんがいることを知ってもらいたい。
福島の風土を肌で感じれるような畑とこどものワークショップをあたたかい季節にと、
喜多方の大江ファームの大江さんとアミイゴさんと企んでいます。

ふたつの夢が一緒に実現できる運びとなり、
まずはアミイゴさんの花の絵をヒトトの空間で楽しんでいただけたらと思います。

誰でも絵が描けるワークショップは、こどもから大人まで気軽に参加できます。
アミイゴさんと楽しく絵を描きましょう。きっと新しい発見があるはず!

いや、テレますね。
熱烈なラブレターをもらってしまって、
これは頑張るしかありません。

でも、ボクが3月11日の震災後にやってきたことを象徴することだなと。

3月11日の悲劇を目の前にし、自分の無力を確認し、
しかし、その中でもひとりで出来あろうことを見つけ、
10年、20年と続ける先で、それを必要とする人に出会ってゆく。

ボクは政治家でも大会社の経営者でも有名なスポーツ選手や芸能人では無く、
そういった方々がスーパーマンのようにしてやれることが出来るはずはなく、
ただ、やはり同じ立場であろう日本の1億人以上の人の1人ひとりが、
ひとりでも継続してやってゆくことで出来ることをやって見されれたらいいなと思い、
今に至っているはずです。

岩手や宮城では震災後の割と早い段階で、
現地の必要に答えることをやってこれましたが、
福島県は震災被害に加え原発事故があったこともあり、
ボク個人ではどうにもならないことが多く、
フィールドワークを重ね絵を描くようなことは継続しながらも、
注意深くボクの出来ることを本当に必要とする人との出会いを待っていました。

世の中にはどんどん進めちゃっても良いこともありますが、
じっくり待たなければ掴めないものもあります。

地味だけどそんな姿を見せてゆくのも、
2011年3月11日以降に必要とされるマインドであるはず。

そして、そう出来るためには、
震災前に出会った自分にとって豊かだなと思えたものの中から、
自分にとって本当に必要だと思う価値観(美しさ)を削りだし、
ポケットに突っ込んでおき、いつでも触れるようにしておく必要もありました。

そんな価値観のひとつが、
以前栃木県の那須黒磯のSHOZO COFFEE のアパレルの店で働いていた
『大橋さんという人の丁寧な仕事っぷりの記憶』であったということです。

*最近知ったけど、当時の大橋さんは働き始めのハタチそこそこ娘さんだったんだ、、
 いまだに綺麗に働く人全てがお兄さんお姉さんに見えてしまう俺っす、、

震災後にその店を退職された大橋さんですが、
彼女との再会には、やはりボクが大切に思っている価値観や美しさに彩られた人の存在があり、
そんな方々の顔を思い浮かべられるということは、
ボクのものづくりの大きな力になってくれています。

そんなわけで、ボクは今回ひとりで福島に向かいますが、
しかし、ボク1人だけのなにかでは無く、
これまで出会ってきた多くの方のマインドも背負って行くのだということです。

そんな意味において、
ボクには「東京でなにか素敵なことをやっている人」なんていう肩書きは必要なく、
今回の企画においては大橋さんの相談の上、特別広い余白をとったものとして準備し、
さらに現場でのコミュニケーションのもと、今必要とされているものを作ろうと思っています。

うん、答えはボクの中には無くて、
福島に暮らす人の中から見つけたいです。

そんな今回の試みは小さなものでしか無いはずです。

ただ、ボクの歩んだ小道が、後に続く人にとって気持ちの良いものであればなと。
多少の険しさはあっても心地よい。
目を転ずる余裕があれば、道端に咲く名も無き花くらいには出会える、
これから10年20年と歩いてみたいようなものであればと願っています。

そして1月20日と21日は福島の奥会津の柳津の子どもたちと
去年の11月に続いてのワークショップセッション@斎藤清美術館 シーズン2!!

11月のシーズン1は思いっきりぶっ飛びドシンとした質感のセッションだったけど、

81ヶ月め


今回はどうだろかね。

11月に浮上した幾人かのタレントちゃんたちと、
ガッツリ絵でコミュニケートするようなこともしたいなあ。

さらに、今一番大切に感じていること。

子ども達が本来持っている力をオトナが目撃し、
表現する子どもとのコミュニケーションを手にする。

そんなことが出来たらいいな。

しかし、そんなことは本当に必要とされているのだろうか?

こういうことも1つ1つ現場で確認しながら進めてゆくつもり。

たとえば19日の「ヒトト」でのワークショップも、
春に子どもたちとワークショップを開催する以前で、
関わるみんなでなぜそういうことが必要なのか、
そして、そういう現場ではどんなコミュニケーションが必要なのか、
そんなことを事前に確認しあう現場を持つという裏テーマもあるわけです。

こちら、参加も見学もウエルカム。
雪の深い時期で大変かもだけど、ここはひとつエイっと柳津まで足を運んでみてくださいね〜

いや、雪深いからこそ出会える日本の原風景なんてものも魅力です、柳津。

*斎藤清美術館
https://www.town.yanaizu.fukushima.jp/bijutsu/

*斎藤清美術館のイベントページ(11月の情報ですんません、、)
https://www.town.yanaizu.fukushima.jp/bijutsu/event/cats/workshop/

2018

2018 年 1 月 1 日 月曜日

わん Love! わん Heart!
Let’s get together and feel all right♪

みなさまの毎日がラブリーなものでありますように〜
今年もよろしくおねがいたします。

アミイゴ
2018
PEACE!!