2018 年 5 月 6 日 のアーカイブ

天草市役所職員の名刺

2018 年 5 月 6 日 日曜日


天草市役所職員の名刺の裏に天草を巡って描いた絵100種類を添えました。

市役所職員からひとり2000円の賛同者を募りボクの天草の絵の入った名刺を作るという企画は、
天草出身の小山薫堂さんと天草市役所若手職員による小山薫堂ゼミN32のメンバーによるもの。

作画のための天草取材は2017年8月。
天草に触れ、その魅力を伝えるために、下書き無しのフリーハンドのドローイングを選び、
250枚を超えるスケッチを描き、市役所職員の投票で選ばれた100点が名刺になりました。

描いた絵は名刺というメディアに限らず、天草のみなさんの必要に答える可能性を探ってゆくとともに、
イラストレーションの新しい仕事あり方を考えるきっかけにもいしてゆきたいです。

以下、このプロジェクトについて小山薫堂さんのFBを引用しておきます。

市役所職員の名刺は基本的に自腹なんです!・・・と天草市役所の若手たちに聞き、一つの企画が閃きました。
職員それぞれが自主制作してしまうとデザインがバラバラで統一感に欠け、市のイメージもうまく伝わりません。
名刺は大切なブランディングツールです。 そこで天草市役所の若手有志の皆さんとチームを結成し、
市役所内で「みんなで一緒に名刺を作りましょう!」と呼びかけました。

もちろん支払いは自腹ですが、大量発注することで個々でお願いするよりもコストが抑えられます。
ただし初回のみ、一人あたり「印刷実費+2千円」をお支払いくださいとお願いしました。

名刺の裏側には、天草の風景画を入れます。
イラストレーターの小池アミイゴさんの素朴な鉛筆スケッチが、天草に流れる飾らない時間に似合うと思いました。
職員が追加で支払う2千円がアミイゴさんへの謝礼です。
50人の職員が賛同してくれればアミイゴさんに10万円の謝礼を支払えることになります。
「東京から天草までの往復交通費と宿泊費は僕がおごりますので、この仕組みで引き受けてくれませんか?」とアミイゴさんに頼んだところ、「たとえ賛同者が一人でもやりますよ!」という答え。
小池アミイゴ、男ばい!

アミイゴさんは数日間天草を巡り、天草のなんでもない普通の風景をおよそ250枚もスケッチしました。
そして天草市役所の賛同者は・・・予想を遥かに上回る240名!
全員の投票によって250作品を100作品に絞り込み、天草百景が描かれた名刺が完成しました。
小池アミイゴさんの天草への愛と、天草市役所職員の情熱によって完成した自腹の名刺は、コレクションしたいくらいに素敵な雰囲気に仕上がっています。
ぜひ、天草市役所の人に会ったら「名刺ちょうだい!」と言ってみてください。

そしてさらに、アミイゴさんのスケッチがあまりにも素敵だったので、簡単なスライドショーにして天草のPVを作ってみました。音楽は押尾コータローさんにご協力して頂きました。税金を一銭も使わずに制作した天草市のPR映像・・・良かったらご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=w_gargQwAB0

今回描いた絵のうち50点ほどを以下のリンクで紹介しています。
https://tis-home.com/amigos-koike/works/12561

5/29旅の絵はがき教室

2018 年 5 月 6 日 日曜日


旅の絵はがき教室 −線1本からストーリーを表現できるということ−

5月29日(火)小山薫堂さんのオフィスに併設されるカフェ、
ORANGE BRAINERYでオトナワークショップ開催です。
https://orangebrainery.com/contents/79

●日時:2018年5月29日(火)19:30〜21:30
●登壇:小池アミイゴ(イラストレーター)
●定員:20名
●会費:3,000円(税込)※画材費を含みます
●申込受付:https://postcard.peatix.com
●服装:汚れてもよいオシャレでご参加ください。

ORANGE BRAINERY
東京都港区麻布台1-11-10日総第22ビル1F
03-3560-3727

“アイデアのまちあわせ場所”と訳される場所で、
いつもの粗野なボクのワークショップも「旅の絵葉書を描く」と素敵に訳されています。

天草のひとり2000円名刺プロジェクトや、羽田空港での「旅する日本語」プロジェクトで
ご縁といただいている小山薫堂さんとそのスタッフ。
今の時代に絵をイラストレーションをどう語り売ってゆくのか、毎回とても良い刺激を受けています。

まあ、ボクのやることはいつもと変わらず、
絵を通して1人ひとりと気持ちの良くコミュニケートしてゆくだけっす。

「わたし、絵が描けないから〜、、」なんて方こそウエルカム。
五月病治療くらいの気持ちで参加されても良いかもですよ〜

ORANGE BRAINERYには安西水丸さん直筆の巨大4コマ漫画が2点展示されてますしね〜

楽しくやりましょ〜!!

5/19福島で畑ワークショップ <天候不良のため延期

2018 年 5 月 6 日 日曜日


!!こちらの企画は5月19日20日両日ともに雨の予報になってしまい、
夏に延期となりました。
詳細まとまり次第お伝えしますので、あらためてのご参加よろしくお願いいたします。

福島市でとても美味しいオーガニックな食堂を営んでいる「食堂ヒトト」のワルダクミ!
震災から7年、ボクに出来ることを探し続け、友を得て、ボクらしい企画が生まれました。
泥まみれ絵の具まみれになって、心も体も免疫力高めましょう!

大江ファーム×小池アミイゴ
こどもと畑のワークショップ

畑仕事で一汗かいて、とれたての野菜ランチを味わい、みんな絵を描くワークショップ。
親子で畑を楽しみ味わう、ヒトト念願の日帰り企画です。豊かな畑の景色の中へ親子でぜひ!

*5/19(土) ~雨天延期の場合5/20(日)
*大江ファーム
福島県喜多方市山都町三津合字上小阪5882-42
https://goo.gl/maps/arQAKXsZjhH2

*集合時間:9:00
*定員親子:10組
*参加費
親子(親御さん1人お子さま1人)5000円
追加の場合はお一人につき、大人3000円 お子さま2000円
*持ち物長靴、帽子、汚れてもいいおしゃれ

*お問い合わせ・お申し込み:食堂ヒトト
024-573-0245‬
‭hitoto.fukushima@gmail.co‬m

*現地集合になります。
行き方が心配な方はお気軽にご相談ください。
到着次第、駐車スペースにご案内します。


大江さんは力強い生命力あるおいしい野菜をいつもお店に届けてくれます。
そんな福島の誇れる農家さんがいることを知ってもらいたい。
子供たちにこそ本物の野菜の味を知ってほしい。
そんな思いでこの企画ははじまりました。

今回大江ファームとコラボして下さるのはフリーのイラストレーターの小池アミイゴさん!
以前アミイゴさんの子どものワークショップに参加したとき、のびのび絵を描く子どもたちの見る世界は、
自由で、美しくて、とても感動したのを覚えています。
単に絵を描くことにとどまらない大事なことを、子どもたちやアミイゴさんから教えてもらった気がしました。
いつか、福島の風土を感じながら、畑を舞台に子どもたちとアミイゴさんのワークショップが出来たらいいなと思っていて、
それが今回実現できることになりました。

野菜の種を蒔いてから実るまで、春夏秋の全3回を予定しています。
大江さんの畑仕事に触れながら、福島の豊かな自然を感じて、一つの物語を一緒に紡いでいきましょう。

☆お昼はとれたてのお野菜を使ったごはんをご用意します。

[スケジュール]
9:00-10:30 畑仕事(最初に大江さんアミイゴさん紹介)
10:30-11:00 休憩(お茶タイム)
11:00-12:00 畑仕事
12:00-13:30 お昼
13:30-15:00 誰でも絵が描けるワークショップ

【大江一男さんプロフィール】

福島県喜多方市山都町生まれ。
有機農業を始め37年。60種類もの有機野菜を育て、土を守り続ける。
自家製の発酵肥料を使い、微生物の力を借りて循環型農業に取り組んでいます。
イベントを地域の人、若い人と共に畑で企画するのが大好き。
3人の子供を育て上げ、今は奥様の久子さんと猫2匹(ウニとマロン)と一緒に暮らしています。

【小池アミイゴさんプロフィール】

群馬県生まれ。長澤節主催のセツモードセミナーで絵と生き方を学ぶ。
1988年よりフリーのイラストレーターとして活動。
2000年以降日本各地を巡り、地方発信のムーブメントをサポート。
震災をきっかけに、東北へも足を運びその土地に根ざした暮らしや風景を描いている。
より小さな場所で唄を手渡すようなLIVEイベントや絵のワークショップを重ねる。

今年の4月からアミイゴさんと小山薫堂さんのアートプロジェクト「旅する日本語」が羽田空港にて開催しています。
その中に、昨年冬に大江ファームを訪れたときの絵も飾っていただいてます。