2018 年 8 月 のアーカイブ

9/9 福岡スケッチピクニックワークショップ

2018 年 8 月 25 日 土曜日


ボクの暮らす東京の渋谷区が全国に先駆け表明するダイバーシティー。
が、それより10年以上前に福岡で生まれた画期的なイベント、4度目の開催です。

アトリエブラヴォ・アミイゴ・ソネス
9月9日 スケッチピクニックワークショップ
AASツアーズ0泊半日福岡市動植物園への旅

9月9日(日)
受付:9:30~
出発:10:00
解散:16:00(予定)

集合場所:cafe sones
福岡市中央区薬院1丁目16−18−102
TEL:092-741-8287

参加費(sones弁当&缶バッチ付)
・大人2,500円
・小学生以下1000円
・未就学児無料(弁当ご希望の場合500円)

別途動物園入場料
・大人600円
・高校生300円
・中学生以下無料

主催:cafe sones
旅のお供:アトリエブラヴォ
絵のアテンダンド:小池アミイゴ

薬院のカフェソネスから動物園までみんなで歩いていって絵を描く、
アトブラのメンバーとの会話も楽し、のんびり半日ワークショップです。

「絵が描けない」という人こそウエルカム!
イラストレーターの小池アミイゴさんが絵が描ける魔法をかけますよ!

予約:cafe sones
TEL:092-741-8287
もしくは予約フォーム http://sones.cc/sones/form/
「9月9日予約」を明記の上、参加人数等お伝えください。

*画材等こちらで準備します。
*汚れてもよい歩きやすいオシャレでご参加ください。
*水分補給等暑さ対策をお忘れなく。
*アレルギーのご心配ある方はご相談ください。

当日「暑すぎる!」「雨だ〜、、」などなどの場合は、
わざわざ動物園にゆくことはせず、
しかしみんなで楽しく絵を描くことはやりますね〜

そんなこんな、現場のみんなとのコミュニケーションでしなやかに判断。
これぞ福岡!って人と人との関係性が生きるイベントでありたいです。

前回開催、2015年5月の様子

みんなで動物園に行きいろいろな色を塗った

中目黒EELでドローイングの作品展

2018 年 8 月 22 日 水曜日

中目黒のEELで「素描」をテーマとした展示を行います。

素描 ~so-byo“ 小池アミイゴドローイング展
EEL Nakameguro
8/25(土)~9/2(日) ・店休日:水曜
open:14時~20時・土日:13時~20時

ライフタイムクロッシングのEELとボクとのコラボ企画。

EEL15周年記念Tシャツに提供したドローイング作品と、
EELの服のコンセプトに合う作品を店内で展示販売します。

そして特別企画
ボクのドローイングでシルクスクリーンの版を作成。
EEL ProductsオリジナルボディのTシャツにプリントできる、
カスタムTシャツプリント会を会期中を通して行います。

Tシャツの好きな場所にプリントできるってことです。

個人的には、ガンズへのオマージュプリント剃りたいっす。

さらに!!
8月25日26日はアミイゴ在店企画

小池アミイゴEELスケッチ
8/25(土)13:00~20:00
8/26(日)13:00~18:00

この2日はEEL店内の風景をスケッチしております。
来店されたお客様もちゃっちゃとスケッチ。

後日ZINEにしてこの日の来店者にプレゼント。

12月に台湾で開催される「Culture & Art Book Fair」にて、
アミイゴ×EELコラボ作品として販売予定。

EEL Nakameguro
東京都目黒区東山1-8-6 2F
Tel.03-6303-0284

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以上、
もろもろ現場の勘違いで”文字だけ”、それも紙に適当に書いたものがそのままという
凄まじく強気なフライヤーを送られてきて、
稲川淳二さんの怪談を聞くまでも無く背筋を凍らせた真夏の俺ですが、
EELの服が素敵なことに変わりは無く、

心優しき皆様におかれましては、
残暑厳しい折、ちょいと涼みにくるくらいの気持ちで足を運ばれていただければ、
助かるなあ〜〜〜〜

俺、、

です。

89ヶ月め

2018 年 8 月 11 日 土曜日


今日は2011年3月11日から2,710日め。
387週1日
7年5ヶ月
89回めの11日です。

一昨日の夜に訃報がとどきました。

ボクに東北太平洋沿岸部の穏やかな海の上を飛ぶカモメを見せてくれた人。

2011年3月11日から1年10ヶ月ほど経った冬の日、
ボクは何度めかの東北への旅に出て、
その旅の最後でその方に出会いました。

2013真冬の東北

それまで「被災」というものを漠然と見るばかりであったボクが、
初めてなにを見るべきかのフォーカスを得て、
見たものを自分の中に沈め、肉体化することが出来るようになったのは、
彼女と出会いがあったからです。

震災後よく言われた「逆に被災者から元気をもらっちゃいました」

この言葉に違和感を感じ続けていたボクが、
彼女と出会ったら、もらっちゃったんだよな、、元気を。

港の復興市場のご家族で営む海産物の直販所で働いていた彼女から
美味しい海の幸をご馳走になり、海に働く素敵なご主人を紹介され、
そんなこんなのお礼にシロツメクサを描いたポストカードと、
鉛筆で描いたカモメの絵のポストカードを手渡しました。

東京にもどると彼女から手紙が届きました。

便箋2枚に丁寧な文字で綴られた彼女の物語。

二十歳の時に保育園に勤めることになり、
その出勤初日、送迎バスに不安な気持ちとともに乗り込む。

バスが走り出す時、窓の外にシロツメクサが咲いているのが見えて、
不安な気持ちが少し和らぎ、大丈夫だと思えたこと。

震災直後、津波被害に遭ったご家族で営む養殖場までゆくも、
被害の甚大さにただ途方にくれていると、
頭の上を、震災前と変わらずカモメがあっけらかんと飛んでるのが見えて、
やはり不安な気持ちが少し和らぎ、大丈夫だと思えたこと。

そして、
ご主人をとても信頼し愛していること。

そんなこんながとても気持ちの良いリズムの文体で綴られていて、
震災のなんたるかを知ろうと東北を巡っていたボクは、
思いがけず「ひとり」に出会い、

ボクが描いてゆくべきものも、この手紙に綴られているような、
日常のなんでもない風景であるべきなんだと、
それまで続けてきたことに確信を与えてくれた出来事となりました。

そして、ボクは彼女が見上げたカモメを見なくちゃって、
3ヶ月半後にまた彼女や彼女のご家族の働く海まで行って、カモメを見て、
彼女の手紙の行間から感じた色彩や光を反映させたカモメの絵を描きました。

このカモメの絵は、ボクの展覧会に多くのお客様を呼んでくれ、
遠い東北の海から海産物ひと箱を抱えた彼女も呼んでくれ、
「とうだい」という絵本の仕事も呼び寄せてくれました。

ボクはボクの家族を彼女の家族と会わせたいと願い、
その年の秋にまた彼女の働く海に向かいました。

特別なことがあるでは無く、
息子が港で知らないおじさんにソフトクリームをご馳走になったり、
街を歩いて落ち葉を踏むことに家族3人で盛り上がったり、
そんな静かな旅がうれしかった。

そうしてボクは彼女の友人になりました。

ボクが絵を描いた本の中に、彼女が投稿した「水曜日の出来ごと」が載っていたり、

彼女のご家族が育てているワカメのパッケージを請け負ったり、

そのお礼にってすごいもの送りつけてきたり。

peaceてぬぐいの活動にも、美しい文章を添えてくれてました。

85ヶ月め


彼女は気っ風の良さと茶目っ気を併せ持つとともに、
人を惹きつける文才やマーケティングのセンスがあり、
ご家族が奮闘する地域のブランド力を高めるアイデアをいくつか持っていて、

ボクはそんな彼女の夢の実現をイラストレーションや絵で応援してゆくことを、
個人的復興の姿と考え、いくつかのことを進め始めたところでした。

また、彼女が見せて描かせてくれたカモメの絵の2代目が、
現在羽田空港に飾られていることをとてもとても喜んでくれて、
いつかそれを見ることを夢のようにして語ってくれていました。

絵を描いて仕事になって、
それがこんなにも喜んでもらえるものになるんだって!!

彼女との出会いがボクのイラストレーションの進む方を教えてくれたし、
ある意味彼女こそが「とうだい」のようでもあり、
ボクは東北への用事がある度に、電車を乗り換え、遠回りして、彼女の家族の働く場所を目指し、
さて、今の自分はちゃんとものが見えているのかを確認していたはずです。

あの日から7年5ヶ月の手前で若くして急逝されてしまった。

その後の2,708日の日々。

こうして書き出してみたら、
書ききれぬものも含め、思ってた以上に色々あったんだと驚いている。

そして、
その少なからずのものがバトンとしてボクに手渡されている実感はある。

が、

今は、、

2018
0809
2020
R.I.P Sさん

2018
0811
PEACE

グラマシーニューヨークの横浜BOX

2018 年 8 月 11 日 土曜日

洋菓子のグラマシーニューヨークの横浜限定ボックスです。
横浜高島屋のグラマシーニューヨークで限定販売始まりました。


売り場を歩き、横浜を歩き、
良く教育をされたスタッフさんが「売りたい!」と思えるもの、
グラマシーニューヨークを愛するお客様が
「かわいい!」「これを買って帰りたい!」
もうちょい言っちゃえば
「この箱、捨てられない〜!」と言ってもらえるもの削り出しまた。


デザインはハナレグミのアルバム「だれそかれそ」につづき
小熊千佳子さんにお願い。


先日クライアントさんから、
現場スタッフさんの「かわいい!」という声と共に、
去年より売り上げ2倍のご報告をいただきました。


イラストレーターが売り上げにコミットする。

カッコいいもの作るんじゃなくて、人に必要とされるものを作る。
2011年3月11日から始めて、最近こうした仕事が増えてきたこと、これからさらに深め、
たとえば塩釜、たとえば気仙沼、たとえば天草なんて土地にも反映させたいです。


お盆の帰省を前にされた皆様におかれましては、俺の思惑など関係なく、故郷へのお土産はぜひ横浜で!
高島屋のグラマシーニューヨークで〜!
小さいのが1500円、大きいのが2000円っす。

で、この限定ボックスは、京都、大阪、名古屋などなどと作ってゆく予定です。