2018 年 12 月 のアーカイブ

イラストレーション木曜セッション

2018 年 12 月 31 日 月曜日


毎月第2第4木曜日に池袋コミュニティカレッジで開催の
イラストレーションのワークショップセッション。

今年最後のセッションではフレディ・マーキュリー的なものを
目の前の人から見つけて描きました。

が、みんなフレディの愛に背中を押され、より自分らしい目でモノを見れたみたい。
思いがけず滲み出る優しさや可愛らしさが、やはり愛しかったなあ〜。

なんつっても、参加のみんなのマインドを浴びて、
俺こそ気持ち良く描けてしまったぜ。

参加のみんなー、今年もありがと!


うん、やっぱみんな愛しい。

そして、ただただ絵を描く時間、
うれしいことだなあ〜。

年明けの池袋セッションは、10日がボクの個展初日とかぶるため、24日からスタート。
新規参加者も随時募集。絵が描けないなんて方こそウエルカムですよ〜
詳細は以下のリンクでご確認くださいね!
https://cul.7cn.co.jp/programs/program_701881.html

「ばら色の京都-あま色の東京」

2018 年 12 月 23 日 日曜日


「暮しの手帖」編集長の澤田康彦さんのエッセイ集
ばら色の京都 あま色の東京」ほのぼの美しく仕上がってきました!

マガジンハウス退職後の京都生活から一転、「暮しの手帖」編集長への抜擢による東京単身赴任。
そんなバタバタであるはずの日々も、妙にノホホンと描いてしまえる澤田さん。

この感じ、今の時代が必要としてる資質か、などと難しく語る必要も無く、
2人のお子さんとの何気ないコミュニケーションの描写に泣いてる俺。

帯に記された「夫をよろしくお願いします」–本上まなみ に、
さらなるもらい泣き。

さわださーん!表紙の絵、頑張りましたよ〜

中面では「暮しの手帖」に掲載してきたイラストレーションに加え数点描き下ろし。

「この仕事の絵は、ボクが必ず原画を編集部にお届けしますよ!」
「それが「暮しの手帖」っぽいですもんね〜」

そんな会話から今に至る連載。

今見直すと、ボクの身の回りの人がかなりモデルになっている、
もはや人に歴史有りな仕事と化しております、澤田さん案件。

毎回ほんと楽しんで描いている自分が嬉しいのです。

みなさーん!
この一冊で年末年始をノホホンと暮らしてくださいね〜!!

「小池花店」花の絵の展覧会開催

2018 年 12 月 18 日 火曜日


「小池花店」 小池アミイゴ花の絵の展覧会
2018年12月18日(tue)-30日(sun)・休/月

cafe Quo vadis 13:00~20:00 (日~18:00)
157-0066 東京都世田谷区成城2-38-16
でんわ:03-6874-7739
クオバディスの飲み物や軽食と共にお楽しみくださいませ。

4年めとなる年の終わりの花の絵の展覧会です。
1年の最後を静かな気持ちで過ごせる場所であればと願い、
空間を美しく整え、皆様のお運びをお待ちしております。

ただ、
1日だけヤンチャなことをやっておきたいと思いました。

小池花店 特別企画「小池花博」1階ホールにて開催!!
12月28日(fri) 19:00~

LIVE:Eri Liao Trio
花の絵の展示:桜庭 雅代
選曲や映像:小池アミイゴ

参加費3000円/酒呑み放題
*呑み切り御免。ツマミは各自お持ちください。

定員30名
予約:cez15300@syd.odn.ne.jp (小池)

アトリエ第Q藝術 1fホール
〒157-0066 東京都世田谷区成城2-38-16
TEL 03-6874-7739
https://www.seijoatelierq.com

小池花店で1日だけワイルドな時間を設けてみます。

一緒にライブ空間を作るのはEri Liao Trio
https://eriliao.jimdo.com

驚異の多言語シンガー Eri Liao
天空を駆けるネバーエンディングギタリスト ファルコン
繊細で大胆なグルーヴヒッター、コントラバスの小牧良平
生まれてこの方音楽を聴いたことの無い人でも楽しめる、
環太平洋JAZZ & BLUES,たまに島唄、たまに戦後歌謡。

今年彼らの美しい曲”Deep Fall”にインスパイアされた
ドローイングの映像を作りました。
今回初めて、彼らの唄と演奏に合わせて流してみます。

そんな空間に純情な花を咲かせてくれるのは桜庭雅代さん。
ボクの絵のセッションに参加してくれてる人なんだけど、
ボクの絵のセッションに収まりきらないパッションを、
一度どこかでアウトプット出来たらいいだろうと、今回。
空間をキラッキラの花の絵で満たしてくれます。

で、
こういうことは過度に端正に作ってしまってはいけないなと、

酒はボクが用意しておきますので、飲みたい人が飲む。

ライブも、その世界に入り込めるステージと、
お集まりのみなさんが主役になれるお座敷コーナーとで、
今年一年を笑って送ることが出来るといいなと願っています。

はい、もちろん飛び入り歓迎ですよ〜!

93ヶ月め

2018 年 12 月 11 日 火曜日


今日は2011年3月11日から2,832日
404週4日
7年9ヶ月
93回めの11日です。

ちょうど1ヶ月前の11月11日は、
福島県喜多方市山都(やまと)町の有機農家の大江ファームで、
大江さんと福島市の食堂ヒトトとボク主催の畑ワークショップでした。

以下、開催後のヒトトの投稿から抜粋してみます。

「小池アミイゴ×大江ファーム 子どもと畑のワークショップ」
では子どもから大人までたくさんの方々にご参加いただき本当に、ありがとうございました。

大豆のさやから種を取る作業は初めての体験であった方がほとんどのはずでしたが、大江さんが丁寧にとり方を教えてくれ
こんな風にして大豆は種取りするんだ、というとても貴重な経験になりました。

続いてのさつまいも掘りも
子どもたちは真剣そのもの。
土に顔を突っ込んで覗きこむ子もいたりして 笑
一生懸命土を掘り返す、ひたむきな姿にグッときました。

土に触れて気づいたことは、大江さんの畑は歩いていても、土に触れても、ふかふかで温かい。
それは、菌を発酵させて土を本来の状態に戻しているからなんだとか。
土を育てることで、おいしい野菜が育てられる。
長い間土を守り続けてきた、大江さんが積み上げてきたことの上に、今があることを実感しました。

畑仕事でひと汗かいた後は、採れたての野菜でヒトトの料理長夢ちゃんがおいしいご飯をこさえてくれ、みんなで食卓を囲みました。
普段野菜を食べないというお子さんも、おいしそうに食べている様子。
大江さんの瑞々しくも力強い野菜は、野菜嫌いのお子さんでも食べれてしまうおいしさなのかもしれません。
畑でみんなで食べるご飯は格別でした。

午後は子どもたちが待ちに待った、アミイゴさんと絵を描くワークショップ。
大きな真っ白い布に絵を描いていきます。
最初子どもたちは少し戸惑いながらも、
アミイゴさんの「いい線だ、いい線!元気だなー」「いいね、カッコいいね!」そんな言葉に応えるように、
嬉しそうに子どもたちはどんどん想像を超えるような表現をしてくる。

決して否定せず、一旦受け止める。

子どものあるがままの一瞬の美しさを見て、感動して、シンプルな表現で伝えてあげる。
アミイゴさんのワークショップは、大人サイドに大きな問いかけをくれる。
子どもを信じて待つことも、のびのび生き生きできる場を作ることも大人ができることなんだと、感じた時間でした。
そうして出来た絵は、畑のような1枚になりました。

絵の具で描いた鉢植えは、大豆の種と一緒にご自宅へ持ち帰っていただきました。
それぞれ育てた苗を来春に大江ファームに植えつけに、秋に収穫し、冬にはそれを使ってお味噌作りや、きな粉を作る作戦です。
大豆の一年の物語を、子どもたちと一緒に紡いでいきます。

ただ、子どもたちにとって楽しい1日になればいい。
福島の土と風を感じてもらえたらと思って企画したイベントでしたが、
逆に子どもたちから、学ぶことが多く
わたしたちが普段料理させてもらっているものは、
大江さんのような土を守り、種を守り続けているからできることで、
ただそこに謙虚に向き合っていきたいと、イベントを通して改めて感じることができました。

大江さん、アミイゴさん、イベントを作り上げてくれたみなさん、お越し下さったみなさんに心から感謝を。

以上
栃木県黒磯のSHOZO 04 store でその丁寧な仕事ぶりに出会い、
SHOZO退職し、震災後の福島市でヒトトの立ち上げに奔走し、
今は吉祥寺のオーガニックベースで食の喜びを伝える仕事に就くも、
さらにその先に進もうとしている大橋祐香さんの言葉。

彼女を知ることで2011年3月11日後に「FUKUSHIMA」もしくは「フクシマ」として語られている土地には、
「福島県喜多方市山都町三津合字上小坂」という地名があり、
そこには美しい畑が広がっていることを、足の裏から知ることが出来ました。

先日行った台湾や九州、いや関東ですら、
福島県は「FUKUSHIMA」だったり「フクシマ」で語られるの耳にしますが、

ボクは、
『大江さんという農家さんが耕すあぜ道の雑草さえ元気な畑が「福島県喜多方市山都町」という場所にある。』
ということを知れたことで、自分の今を朗らかなものに感じることができた。
もしくは、息子の未来に希望を感じられるなあ〜。です。

大江さん、ヒトトのみんな、次がさらに楽しみです!!


ところで、今年の冬に初めて大江さんの畑を訪れた時のことを描いた絵、
これは現在羽田空港第一ターミナルに展示されている11点の絵のうちのひとつですが、
畑の広がる風景の中に小さな森がポツンとあるのが面白いなと思ったことが、
ここを描くモチベーションの1つになっているはず。

今回、大江さんにそのことを伝えてみたところ、
あの森の中には隠れキリシタンの墓があるとのこと。

会津磐梯山を仰ぐ会津盆地のヘリで、只見川と阿賀川が合流する複雑でダイナミックな土地が、
田畑として切り開かれたのは、割と最近のことだと伺いました。

それ以前、原生林に覆われていた土地は、
迫害を受けてきたキリシタンの隠れ地として格好の場所だったのでしょう。

人はなにをもって生きるのだろうか?
想像力を鍛えられた、”山都”と書いて「やまと」と呼ぶ山間の土地です。

11月の後半には、やはり隠れキリシタンの地、熊本県天草でフィールドワークを行いましたが、
福島県の会津の山都という土地を知ることで、
天草を見る視野が一気に広がったように感じたりもしました。


天草の旧枦宇土(はじうと)村の美しい田んぼを抱く景観。

そして、

天草の牛深の海岸沿いに点在するわずか数軒の戸数の集落。

もしくは、このワークショップの直前で歩いた奥会津。

さらに山を抜けた先の昭和村

大自然の縁で自然と共生する人のあり方や、

今では過疎と呼ばれてしまっている土地にあって、
子どもたちに豊かな教育を与えることを使命としてやってきたオトナのあり方に感服。

もしくは、
会津と天草行きの間で足を運んだ大分県杵築市旧山香町の友人宅での、
夜の暗さと食卓の豊かさから感じた、生きるということ。

それぞれの土地に違いはあるけれど、
それぞれの土地に通底して響き続ける太く静かな音。

今描くべきものがなんであるのか、
確信を持って手にできた2018年11月。

今回言葉にしなかったことも含め、
これまで続けてきたことが、ささやかだけど確かな人との繋がりを生み、
これから未来を生きるための発想の地ならしのようなことが起きている、
あれから7年9ヶ月の今です。

大切に思ってきた何人かが、
ボクより先に旅たってしまった今年。

だけど、多くはボクの中で生きているし、
生かしてゆかなくちゃだと思っています。

タンバリン

2018 年 12 月 11 日 火曜日


105名の作家がタンバリンに絵を描いたタンバリンギャラリーでの展覧会、
12月11日から!

ボクは尊敬する古楽器製作者 松本公博さんへのオマージュを考えていたら、
自然とビクトルエリセ監督の「ミツバチのささやき」の印象的なシーンを描いていました。

ファーバーカステル色鉛筆ポリクロモスの黒で描画、
アクリル絵具の黒と金色で着彩したシンプルで素朴な絵ですが、
オリジナルは写真では伝わらない奥行きを感じてもらえるはずです。

Tambourin Gallery Presents
FANTASTIC DAYS 2018

(さらに…)