「聞くドローイング」スピンオフな5回め
2015年7月22日午後2時頃、
神宮前の路上で道に迷っていた20代中国人女性に「聞く」
+
はじめに道を聞いた人の情報が曖昧で、
炎天下の神宮前の路地裏を2時間さまよっていたそう。
iPhoneのGoogleMAPで目的地を教えてやるも、
女性が地図に苦手なのは万国共通、
しょうがねえ、自分の目的地とは逆方向だけど、
5分ほどの道のりでボソボソっと会話。
(何買うの?)
大連にいる弟に靴を買ってあげる。
(日本のどこが好きなの?)
人がみんな やさしい。
(中国と日本の違いは?)
日本で売ってるもの、みんなホンモノ。
ニセモノを売ってないね。
ワタシ、買い物大好きなのよ。
+
都内の友人のお店で働いているって弟思いの女性は、
ボクにお礼だって自販機で冷たい飲み物買ってくれた。
ホンモノと言って中国の大連に住む弟さんに買ってあげるスニーカー、
そのほとんどが中国製の西洋のブランドだったりするわけで、
つくづくヘンテコに面白い時代だなあ。
最近の原宿から表参道あたりは
英語や中国語やハングルが公用語ってくらい、
多くの外国人が歩いていて、
その売上で成り立っているお店も多いイメージ。
そんなグローバルな構図がなんであろうと、
灼熱の炎天下に手にあまる荷物を抱えたまま
弟にプレゼントするスニーカーを求め2時間歩き続けた人と、
一言二言でも言葉を交わせたことで、
ちょっと得した猛暑日になったかもね。
家に帰ってみると、
中国が東シナ海の「日中中間線」付近で
一方的に新たなガス田開発を進めているとのニュース。
デカイことを注意深く見なくちゃなのは当たり前なんだけど、
ちっちゃいことにこそ、ボクが求める本質があるはず。