56か月め

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今日は2011年3月11日から1,706日め
4年8ヶ月
56回めの11日です。

今日はバラの花の絵を2枚描きました。

先日参加した、ボクよりずっと若い人が企画したイベント。
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それはワインと花とコーヒーが楽しめるささやかな時間でしたが、
それがとても美しく、セクシャルな生命力さえ感じたりもしたのが嬉しくて、
そこで買った元気なバラ3本がモデルです。

3月11日以降、
身の回りのものを大切にして行こうという気持ちは、
特に僕より若い人の中で自然と育まれているように感じ、
そんな現場に立ち会い、そんなマインドに触れることは、
ボクにとっては、今を生きる一番の楽しみになっています。

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10月末のブログで、
塩釜の海産物性産業の共栄丸水産さんの
「やわらか昆布」が届けられたことをお伝えしましたが、

しおがま千賀の浦「やわらか昆布」

11月7日、ついに震災以前の場所で、
直営の販売所を再開出来たたと、
初日は大盛況だったとメールをいただきました。

日本の東北の太平洋沿岸部の小さな海産物販売所の再開

こんなニュースがボクにとってこんなに嬉しいことだなんて、
こみ上げてくる感情に思いがけなく驚いております。

このニュースは、
その後にネットで検索をかけても浮上してこなくて、
やはり自分の足で歩き、目で、肌で、舌で感じてこそなんだと。

震災直後、多くの方がネットの情報を頼りにしていたはずなんだけど、
被災地と呼ばれる場所に足を運んでみると、
スマホを触ってる現地の人に全く出会わなかった驚き。

これからもボクは何を頼りに歩いて行ったら良いのか、
塩釜で奮闘している方が暗に伝えてくれたように思いました。

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自分の個展「東日本」を終えた後、
しばらく掛かりっきりになっていた
「めぐみめぐる」やまぐちめぐみ作品展

昨日は初日で、
多くの方に足を運んでいただけたようです。

アップした写真は、
彼女が働いていた店のひとつ阿佐ヶ谷の「イネル」
彼女から依頼を受け描いた店の看板です。

今年の9月に彼女が亡くなり、
その作品世界の深さを改めて発見し、
ちょっと突っ走って準備をしてきましたが、

「ひとり」とはそうやって「ひとり」を突っ走らせる力があり、
結果、多くの人が足を運んでくれるものも生まれるなあ〜と。

震災で失われたものの意味、
改めて「ひとり」からの視線で見つめなおし、
バラの花なんてものを描いてみた2015年11月11日です。

コメント / トラックバック 2 件

  1. 共栄丸(五郎丸さんみたいですね) より:

    こんにちは!
    いつもこっそり拝見しています。
    『塩釜 千賀の浦市場』で検索すると、
    初日の様子が写真とともに出てきますよ!
    お店を開店してから、
    毎週同窓会のノリで、懐かしい顔に再会し、
    『人とのつながり』を実感しています。
    日を追うごとに海からの風が冷たくなっていますが、
    毎週毎週、心があったまる思いをしていますので、
    とてもいい時間を過ごせていますよ。
    時間がありましたら、ぜひお出かけください

  2. 小池アミイゴ より:

    >共栄丸(五郎丸さんみたいですね)さん。
    早速検索してみたら、一番に登場してましたね。
    お父様の姿もお見受けでき、とても嬉しく思っています。
    ほんと、お店の再会おめでとうございます。

    今の賑わいが今後も続いて行きますよう、
    ボクも「美味い!」って実感を伝えて行けたらと、

    ともかく、早くうかがいたいなあ〜〜

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