代官山キラッキラ☆セッション

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3月27日は代官山ティーンズクリエイティブのお祭り、
DTCクリエイティブセッション2016

去年6月から本格始動した子どもたちのための未来型ローカルコミュニティー施設。
『ここに行けば誰かしらクリエイティブな仕事をしてるオトナに会える』
そんな試みの9ヶ月の奮闘を目に見えるカタチにする試み。

ボクも何度かこの現場で子どもたちと関わり、
今回もワークショップで参加させてもらうので、
この現場の斬新さと面白さを発信してきたのだけど、
イマイチ反応が薄かったかなと。。

これは現場を支えて来られてきた皆さんにとっても共通する、
イベント開催に向けた不安要素だったはず。

しかし、ボクは「集客」的な発想を超えたところで、
この試みの意味、その面白さ、
そして、どんな形であれ、想像以上の発見の現場になるはずと、
これまでイベントを作り続けてきた経験から確信していました。

そうして迎えた3月27日。

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ボクの手元で起こったこと、そのスベテが新鮮で、
創造の喜びに溢れていて、楽しくもあって、
このイベントに関われたこと、とてもうれしく感じたのです。

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そもそも「10代」を相手にする現場。

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どんな立派な理念をかざしても、
素直なレスポンスが帰るはずもなく、

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特に今の子どもたちが、
そう簡単に我を振り回すわけもなく、

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ただ、ここに興味を持って足を運ぶ子どもたちの中に、
なんらかの確信の種は埋まっているんだろね。

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オトナはそこを先回りして、
集客等の数字を見て安心しちゃうんだけど、

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そんなのカンケーねえ、そう心で静かにつぶやき、
自身の感受性の働く方へ確かな一歩で踏み込める力が、
今の子たちには、その一部の子かもしれないけれど、ある。

緩やかな助走からフワッと飛び立ったあたりのボクの絵ワークショップに、
ワラワラと参加してくれた女子高生のグループ。

彼女たちの手の進め方が素晴らしくてね〜!
心のキラキラをそのまま手で放出するようにして色を塗り重ねてゆく。

なんだろ?この魅力。

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彼女たちは、ここでダンスのグループを形成していた子たちで、
この後、地下のホールでダンスの発表を控えていたんだよね。

なるほど!
身体を使う表現をしている子たちが無垢に手を動かすと、
1人ひとりの「かっこいい」とか「オシャレ」とか「かわいい」が解放されるんだ!
ってね。

アートはアート、ダンスはダンス、
そんな線引きを超えちゃって、
今風で言えばポリバレントな表現行為が日常になれば、
こんな幸せな時が生まれるんだ、なあ〜。

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で、ここに日々集い、
ボクのワークショップに参加してくれた子のほとんどが、
日常で色んな経験と実践を積んでいる子たちで、
それが混沌とした作業から生まれる一枚の絵に
ひとつ突き抜けた「キラッキラ」を与えてくれる。

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なにかひとつを突き詰める「コア」な表現は、
当たり前に尊いことだけど、

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あらゆる可能性を想像出来た上で、
フィジカルに特化した、ある意味「無責任」な表現は、
かなり人を元気付けるものになるなあ〜

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今回、主催者からオーダーのあった、
ボクの描いた日本列島を用いたワークショップ。

そこにはオトナの「こどもがこうあってくれたらいいな」という思惑があるのだけど、

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「ほんとに楽しいのはそこじゃないでしょ」ってね、
子どもから簡単にアンサー突き返されてくるんだよね。

それって、すげー痛快!!

てか、
きもちいー!!!

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もちろんそうなるように、
ボクはオトナとしてやるべきことやるんだけどね、

それがどんなことなのか、
言葉にするのが非常に難しい。

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その難しさを、いつも独りで抱え込んで行うのがボクのワークショップなんだけど、
今回はボクがどうこうする以前で、
まずはここをディレクションする桑原紀佐子さんの「顔」があってくれた。

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彼女の「楽しい」が、
そりゃ言うこと聞かぬ10代相手に不安ばかりだろうけど、
ちっともブレて無い。

だから、スタッフのみなさんの確信の火種が消えることなく、
現場での奮闘を重ねてくれる。

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だから、
運営に関わる1人ひとりの顔がしっかり見えている。

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だから!
ボクも恐れることなく「ひとり」でもって
1人ひとりにアプローチしてゆけた。

結果、生まれるものは、
ひとりのキラッキラが、
1人ひとりの距離感を気持ち良く保ち集積されたものになった。

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今度小学校にあがる息子が、
1日を通して1秒だって飽きることなくクリエイトし続けた時間。

色んな企画があったし、
結果多くの人が笑顔で帰ってくれたイベントになったけど、
そんな表層的なディテールを説明してもつまらない。

ただきっと、
これはどんな地域でも、その地域なりの方法で出来ること。

ブログで語るのはここまで。

必要だったら、
ボクを呼びつけてディスカッションの現場を創ったらいいね!

紀佐子さん
この現場にボクを呼びつけてくれてありがとう!

現場のみなさん、心のこもったサポート、ありがとー

ここで出会ったみんなー
またなにかやらかそう、ゼッ!!!

2016
0327
PEACE!!

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