この世界の片隅に

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映画「この世界の片隅に」11月12日に全国公開されました。
公式ホームページ> http://konosekai.jp

ボクは「暮しの手帖」からのお誘いで
事前に試写会で見たのですが、
ともかくこの映画を多くの人に見てもらいたいと思いました。

映画が始まった直後の第一声が
今まで出合ったことの無い「音」としての力強さだったので、

その意味を追いかけているうち、
2時間の映画としての時が、

もしくは、

1940何年だかの前後の時が
自分の中を駆け抜け、

気がつけば、
ボクも映画の中の「ひとり」になっていた。

試写会では隣に座る編集者に感情の決壊を悟られまいとしつつ、
この映画の世界に対して泣いてる場合じゃなく、
ただデッカいバトンを渡されたんだという思いが熱く込み上げてきました。

映画の内容は、ともかく映画館で!

そして、
いいも悪いも、それぞれ思うことを語り合いたい。
そんな映画なんです。

音楽担当はコトリンゴ。
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何度かライブの現場を共にさせてもらい、
最近ではKIRINJIでの活躍も素晴らしい彼女。

「この世界の片隅に」のサントラも早速購入。

本編ではセリフも効果音も音楽も有機的にからまって、
ひとつの世界を見せてくれてましたが、

こうして音楽だけ取り出して聞くと、
ストーリーに、てか、登場する1人ひとりの日々に付かず離れずの場所で鳴り続ける、
複雑だけどシンプルな顔した希望を忘れぬ小さな唄たちの顔が見え、
コトリンゴさんの真摯な仕事っぷりに出会えたのが、うれしいし、

これはコトリンゴさん自身のこれからの生き方を示しているようにも思える、
細声が魅力の彼女の、芯の太い表現だと思いました。

そんなこんなも、まずは映画館の暗闇で!

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