98ヶ月め

今日は2011年3月11日から2,983日
426週と1日
8年2ヶ月
98回めの11日です。

令和になりました。

平成は多くの情報がデジタル圧縮され、人はその情報にアクセスすることで、時間や空間を超え生きる術を得ました。

アナログのデーターのカタチは、乱暴に言ってしまえば円や球です。

膨大なデーターを人に届けようとし、アナログデーターを積み重ねてみると、そこにはどうしても隙間が出来てしまいます。

データーを運ぶ道幅は決まっていて、慢性的に渋滞しています。
そんなところをカサがデカイ割にスカスカの荷物を運ぶことは、効率的な行為とは言えません。

デジタルの技術は、これも乱暴に言ってしまえば、丸い形状のものを四角く削り、隙間なくコンパクトに積み重ねやすくすることです。

アナログレコードの音が丸くて耳に優しいのは、たくさんの隙間を持った球状に広がる音だからです。

その隙間は人それぞれの想像の余地であって、人は音楽を聴きながら(受け取りながら)も脳みそは想像を続ける。
その心地よい疲れが「気持ち良い」のだろうね〜。

しかし、そのデーターを運ぶためには、重い塩化ビニールの円盤に溝を刻んで、大してデーター量を書き込めないクセにかさ張る紙でジャケットを作らねばなりません。
そうして記録出来る音楽はわずか45分ほど。
しかもそれを再生するには、レコードよりさらにかさ張る機械に乗せなければなりません。

こんな非効率なことは無いわけです。

誰でもアクセスし易くし綺麗に積み重ね、効率よく取り出されるようにしておく。
amazonの配送センターみたいなのが理想でしょう。

これから情報はAIに集約され、さらに効率的に活用される時代になるのでしょう。

が、しかし、この丸っこくてスカスカのものがどうにも人を救うものだったりするんだよなぁ〜〜

時代超えの夜にそんなことを考えていたら、イラストレーターの仕事って益々面白くなってゆくんじゃないかってね。

確かな肉体を生かし作られるもの。その価値を磨き高めてゆくことで、今までに無かった絵の活躍する現場なんて創れるんじゃないかと、スカスカの脳みそでワクワク考えています。

その最初の一歩として描いてみたのは、相変わらずその辺に咲いている花なんだが、
そこには今まで出会ってきた人との、ピクセルでは表せない丸っとした記憶が塗り込められているはずです。

こうしたことを、今もこうやってデジタルな現場で語っているわけですが、
だからこそ大切にしなければならないこと、日々繰り返し考え、行動に移してゆこうと思います。

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