息子の学校が休校になったので。4週め


2020年3月23日(月)

息子学校休校22日め。
2年前に切られてしまった近所の桜の樹の絵をアップしときます。

俺にとって花見とは、普段の生活の中でこの老木を見上げることだったのだが、、

息子が生まれ、カミさんも息子もそのまま入院が続き、
やっとの退院後の記念写真はこの桜の樹の下だったのだが、、

小学3年の夏にこの樹が切られることを知り、
工事現場に泣きながら抗議に行った息子。
それを知り温かな手を差し伸べてくれた沢山の人の思い出。

昨日の代々木公園の風景に少なからず恐怖を感じたからこそ、
あらためて愛しき桜の老木に想いを巡らせている隣で、
おそ松くんが六つ子で生まれる確率は精子と卵子の出会いがどーだこーだと話しかけてくる休校ボーイ。
仕事にならんっちゃーならんのだが、しょうがねえ、
そうか、そんなに低い確率なのかぁ!などと相槌。

録画しておいた「映像研には手を出すな!」最終回を見て涙する小4男子に、
ならばお前が人を感動させるものをつくるのだ!などと、
自分のことは棚に置きつつ、キラキラワードばら撒く俺。

なこんなでアトリエに入る時間を作れず過去作をアップした月曜日。
飛び込みで連絡いただいた仕事が、ここ最近増えてるローカル案件の面白い内容で、
ならば今日中に打ち合わせしてしまいましょう!と駅前のカフェに駆け込む手間、
息子との日課のリフティングの練習、いつもより短い時間で集中してやるぞ!
なんて始めてみたら、ありや、いつもより息子の上達が明快。

そうかあ〜!リフティングも仕事も集中力だよなーー、、

俺こそそれが出来ておりません。と、
遅々として進まぬ仕事、そして確定申告や実家の後片付けなどなどにおののき、
見上げた空にあの桜の梢枝はもう無いのだ。


2020年3月24日(火)

休校23日め。
先日通り抜けた代々木公園に咲いていた桜の花を描きました。
報道で「首都圏は緩んでしまっている」が聞かれた1日。
皆さんの花見の替わりになんて言えるわけ無いが、しかし描いておこうと思った、
春ならではの曇り空に溶け込む桜の花の淡い白。
この淡き白とブルーシートの強烈な青との相性の悪さ。
問題はコロナだけじゃないんよ。

などという憤りをなんとか鎮めようと努めた今日。
息子は終業式。
3週間以上ぶりに学校に行き、各クラスごと教室に別れ、スピーカーから流れる校長先生のお話を聞き、校歌を歌い、
担任の先生と語り合い、校庭の桜の樹の前でクラス写真を撮り、べそをかきながら家に帰ってきた小4修了生。

ベランダの鉢植えに水をやり、昼メシにカミさんがこさえてくれた弁当を食べ、
やはり3週間以上ぶりにプログラミングの教室に行き、夕方にはリフティングの練習。

リフティング、わずかだが身についてきたよな!と喜びを分かち合い、さらなる練習の糧とする。
しかし明日から春休み、かあ〜〜。


2020年3月25日(水)

休校からの春休み24日め、
今日は息子より2学年上の6年生の卒業式。

壁画製作や地域の活動などで仲良くなった子たちが多くて、
限られた条件内ではあるけど、無事に卒業できて良かったね〜!などと学外から思い歩いていたら、
カラスノエンドウの赤紫と緑色が春の日に照らされ新鮮に輝いていて、
それが今日卒業の6年生と重なって見えて、ささやかながら皆んなへの花向けの絵として描いてみました。

そんなお兄さんお姉さんとは関係なく、うちの4年生男子くんは春休みで宿題も無く、
King Gnuの白日の歌詞の一部が分からないから聴かせろと言ってきて、その後寝るまで歌い続ける。

もしくは身の回りのある本を片っ端から読んで雑学を身につけ、
「とーちゃん、処女ってどんな人?」なんて聞いてくるので、
しょうがねえ、「男の人と愛し合ったことの無い女性」
「あ、いや、その、あの、肉体的に愛し合ったことの無い、だなっ!」
などと答える俺に「そうか!」などと返す。

ともかく息子の思春期は年度をまたぎ、来年に延期くらいの気持ちでいれば良いのだろう。

そんな今日。
東京都から厳しい要請が出されたが、
子どもたちの閉塞感にちょっとでも風穴空けられるようなことは出来ないか、発想に火をつけ始めてみた。

そして、イラストレーションというものはあらゆるメディアに乗って人の暮らしに届けられるものなんだよな〜!
なんて当たり前のことをあらためて思い、ではなにを描けば良いのかのかんがえを更新させ始めた。
やれることはある。


2020年3月26日(木)

休校から春休み25日め。
今日は、も、朝からズタバタでアトリエに入れず。

息子がおもちゃの鉄砲でカエルの人形を撃ってる脇で、ドローイング中心の仕事はしているのだが、
花の絵を描く隙間は無く、
しかしこんな時間こそ忘れちゃならんと、去年描いた忘れな草の花の絵をアップしときます。

これは詩人の平岡淳子さんの作品に添えた絵。
言葉の導きがある分、自分を振り回すことなく、
もっと言っちゃえば描いた記憶さえ無いくらいの安産で、
嫁ぐべきご家族の元に旅立ってくれた絵。

全てはご縁であり、一期一会であるなあ。

だからこそ、上っ面では無いところで品よく生きなくちゃならんのだ。

なんてカッコつけて語るも、終始話しかけてくる小4男子に、イラっとくる、
うっ、
いやここは我慢、
じゃねえ、
想像力だ!

テメエが小4だった時のことを思い返してみやがれ!
それはそれはしょうもねえ生き物だったじゃ無いか!

なんて自分に言い聞かせているうちに、息子と不思議なダンスを始めていた木曜日。
息子と続けているサッカーのリフティング、連続20回出来ましたー!

25日かけて20回、どうよ?
んなことより、
息子が4回続いたことの方が誇らしい。


2020年3月27日(金)

息子休校からの春休み26日め。
昨日に続き忘れな草の絵をシェア。

これは2011年の震災直後に描いたもので、
その後数奇な出会いを手繰り寄せてくれた。

その辺、お付き合い長い方はご存知かと思いますが、
今また同じ3月、震災とコロナの日々で重なるものを感じてね。

あらためてその時書いたブログをシェア。
以下のリンクから覗いてみてください。
www.yakuin-records.com/amigos/?p=10079

なんだろ、
大きな数字に振り回されることなく、1人ひとりを大切にしなくちゃだなあ〜。

なんて分かったようなこと語るも、結局コロナのなんやかやに振り回され、
目のまえのことやるしか無いよなと、

今日は午後に渋谷の宮益坂まで息子の矯正歯科。

なんやかや心配するのめんどくさいので、歩いて行ってしまおうと。
あれ?意外や軽く歩けちゃうな、四年生。

ならば帰りも歩いてしまえと。
5キロくらいだけど息子と町歩き。

あんま人の歩いてない道なら任せとけ!と、
いくつになっても野良犬根性は抜けぬ俺。

しかし、色々見ることが出来て楽しかった。
ガラガラのキディランドで、最近割ってしまったスヌーピーのコップ、
新しいのひとつ買った。

っと、、
年度末でコロナ対応もシビアな保育園施設長のカミさん、
今日も遅くなりそうとのこと。  

帰り道のスーパーでゴーヤと目が合い、
今まさにゴーヤマンにハマっている息子と盛り上がり、
家でゴーヤチャンプルーこさえて晩めしにしたのでした。


2020年3月28日(土)

息子休校から春休み27日め。
PTAの仕事で久々行った小学校の帰り道、
道端で雑草化していたヒメツルソバを描きました。 

ガーデニングで豪華に盛りに盛られているのはピンと来ないのだけど、
アスファルトの継ぎ目に根を下ろしているこの子らには、グッときてしまうんだなあ〜。

大きな塊の中で安心出来ることもあるだろうが、
ハグれているからこそ手にできるタフネスに魅力を感じて生きてきて、
今またさらにそう思う2020年年3月28日。

今日はカミさんが急遽休みになり、息子から離れてアトリエに入り絵を描くことが出来たが、
夕方にはルーティンのサッカーの練習。

27日間も続けていると、ボクなりのトレーニング方法も編み出し、
家の前の路上で息子と片足ヘリコプターとか脱力ダッシュとか、謎のネーミングのトレーニングを行い、
図らずも行き交う人に微笑みのお裾分けをしている父子。

そういえば、息子が物心ついた頃から、街ですれ違う人の挨拶させまくってきたのだけど、
この27日間で挨拶を交わす人や犬が一気に増えたぜ!

コロナは抑えるしかないが、挨拶は町中に感染させてゆく。
そして、
学校再開が遅れるようなことあっても、慌てず、ケ・セラ・セラでやるしかないね!
なんて会話を家族でしている。


2020年3月29日(日)

息子休校から春休み28日め。
4週間かあ〜。てか雪か〜!な朝、
窓の外がビーチクパーチク賑やかで、
息子に「見てみようぜ!」と窓を開けると、
バババとススメが逃げて行く、、

そうか、スズメさん、
うちの軒先で雪宿りしてたんね、、
ゴメンよスズメさん。

そんな雪の日曜日、オヤジもかーちゃんもなんやかや仕事で一杯いっぱいで、
なんやかや話しかけてくる息子の相手が、いつもより出来ないもどかしか。

なわけで、グニャングニャンの姿で床でのたうち回ったりしてる小学四年生男子。
突然カセットデッキを持ち出し、20年前のオレのカセットでクラムボンなど聴き出す。

雪の日曜日にカセットでクラムボン。

20年前には想像もしなかった家族の風景。

サブスクの時代に、音楽ってますますパーソナルなものになってる印象だけど、
俺はやはり手渡す距離感で人と共有するのが好きだなあ〜。

外遊びの出来ぬ1日、息子の鼻歌に「もっと大きな声で歌ちゃいな!」と、
一緒になってパプリカとか花は咲くなどを歌う気持ちの良さ。

このしみったれた家族の風景に似合うのは、先日渋谷で見たしみったれたナズナだろうと、
仕事が一息ついた夕方、凍えるアトリエで描いたのです。

アートでみんなを元気にさせるなんてことは身の丈に合わず、
しかし、しみったれた花の絵でフッと気を抜くようなことしていただけないかなあ〜と。

そんなことであれば、大抵のことがあっても続けて行けそう。

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