息子の学校が休校になったので。7週め


2020年4月13日

息子休校43日め。
激しい雨の1日、大量の描き込みからのスキャン、あ!スキャン失敗、、
しょうがねえ、やり直し、、
なんて焦る気持ちで何気に触れた息子が学校で使ってるタブレット、
が、なにぃ!?初期化??
これまで2年間積み重ねてきた息子の学習記録がぁ〜〜、、
もちろん息子メンタル真っ二つにへし折れ嗚咽、、
ゴメンよ、息子ぉーー、、
いや、でもこんな簡単に初期化されるはずはねえ、、と対応するも、
心の中では回復出来なかった場合の言い訳ばかりが渦巻く。
対応すること数十分。
結局どうにかなったのだが、
俺こそメンタルヘロヘロの状況で大根の花を描いたのです。
https://www.instagram.com/p/B-7QtclFqtO/

その他、ずっと取り組んでいる絵には、明らかに動揺が影を落とす。
しょうがねえ、メンタル整え再出発。
てか、日々再出発。
答えを先回りして良いことなど何ひとつ無し。
特技は遠回り。趣味は道草。しかし終始早歩き。


2020年4月14日

息子休校44日め。
熊本の地震から4年めの今日は、熊本地震発生の1週間前、
熊本交通センターのバス停脇の植え込みに鮮やかに咲いていて、
いつか絵にしたいと思っていたヒナゲシを描きました。

が、朝からなんやかや連絡しなくちゃならない案件に追われ、
午後はzoom会議。
さーて描くか、の前にドネーション振り込みで銀行、
ありゃ!?もうこんな時間、、
息子!日課のリフティングだ!あっ!!あっ!?この仕事今日が締め切り!!??

なんかもうカレンダーが歪んで見えて仕方の無い休校44日め。

慌てて描いたわりには、担当編集者さん、
長い連載の中で今回が1番好きかもだって。
これは無欲の勝利か、、

で、晩メシ前にヒナゲシの花を描く。
もはやイラストレーターとしても、絵描きとしても、
人間としてさえも欲の欠片も残っておらず、
誰が描いたのか分からないようなヒナゲシの花の絵になりました。

これでいいのか?
これで仕方ないのだろう。

そういや4年前のこの日このバス停で俳優の中原丈雄さんからお声をかけていただき、立ち話。
氏のエネルギッシュなイメージと震災の辛い現実が今もオーバーラップして思い出され、
そんなんがヒナゲシの見え方に反映しているのかもね。

熊本では別名である虞美人草の名が似合うヒナゲシの花。
https://www.instagram.com/p/B-945A8lqwR/


2020年4月15日

息子休校から45日め。
井の頭通りで西日を浴びて輝くツツジの花を描きました。

昼前に仕事一本入稿。
数本の仕事がコロナ以降に先送りなってるが、
これでコロナ以前からの仕事の流れは一息。

継続して制作するべき仕事と新たな連載に集中しつつ、
こんな状況だからこそ出来ることを、
顔の見える関係の人たちと発想のフェーズを変えて取り組む。

などなど連絡ごとも多様で、1日があっという間。
息子はオンラインの講座にチャレンジするも、
受信環境の整備でいっぱいいっぱだった様子。

なのでいつもの音読はお休み。
五反田の広島地酒とお好み焼きの「ほじゃひ」から惣菜セット、
SHOZOからいつものコーヒー豆、
世界堂から花を描くためのパネル、
カミさんの実家からタケノコ、
雑誌イラストレーションの和田誠さんの特集号、
そしてアトリエシェアの友人からフリーランスの助成についての情報が届いた1日。

自分が何で生きているのか実感。
大切な仲間たちの存在が有難い。

晩メシにあれこれ頂いて寝落ち。

そして星野源さんがシェアした動画のことをモヤモヤ思い深夜に目が覚めた。

これはきっと「刻む一拍の永遠」を共有しているかどうかなんだろう。


2020年4月16日

息子休校46日め。
生まれて初めて意識して見たモミジの花を描きました。

そうか、モミジの花は4月に咲くのか。
紅葉のイメージのモミジだけど、この季節は爽やかな木陰をつくってくれ、
そこで隠れんぼするようにしてい咲く花。実に可愛いらしい。

もっとも、何が正解か分からぬまま筆を走らせ絵は、
やはりなんだか分からない絵になりましたよ。
https://www.instagram.com/p/B_C1fzclUj6/

なんだか分からぬ状況が続く中、
これまでの価値観では前に進められぬ案件について情報交換で一日中が過ぎる中、
息子とのリフティングチャレンジの時間はなんとか確保。

通りかかった息子の同級生のパパさんと今を語る。

お互い小学生を抱え心配もあるのだが、
それ以上にノホホンとした言葉の交換は、救いだなあ〜。

その他顔の見える関係の街の仲間との言葉の交換。

メディアから流れる大量の情報に溺そうになるも、
生きるに足る空気を送ってくれるのは、そんな1人ひとりの存在であり、
また自分も空気を送る1人なのだと実感。

そして、リフティング記録更新。


2020年4月17日

息子休校47日め。
学校近くの土手に群生する雑草を描きました。

今日は3週間ぶりの息子矯正歯科日。
渋谷の街中の診療所なので、流石に今回はやめておこうかなんて話していたら、
息子の歯が抜けて、、
ならば前回に続き電車は利用せず、往復6キロほどのジョギングで行ってきました。

ほとんどの店が休業、もしくはテイクアウト専門での営業に切り替えている街で、
季節はきっちり3週間ぷん進んでいて、
草花にまつわる会話の増えた親子は、
道端に咲く花の名前を語ったり、新緑のモミジを眩しく見上げたり。

原宿駅の変化に対し新小学5年生男子は、
これは決してボクの受け売りでは無く、
失われゆく休駅舎と醜悪な新駅舎のコントラストを、
嘆き、悲しみ、呪いの言葉を吐き続けたり、、

原宿の裏通りで綿毛が半分風に飛ばされたタンポポを見つけると、
綿毛を摘んでみる。
しかし、風に飛ばされていない綿毛はちょっと抵抗するんだよね。
これはボクも子どもの頃に経験済みだから知っている指先の記憶。
それでも春風よりちょっと力を込めて摘んだ綿毛。
それをアスファルトのわずかな切れ目の土に植えてみる小五男子。

家に戻り晩メシを食べたら家族3人寝落ち。雨音で寝覚めた夜中に、
そういえばと、先日新しい教科書に載っていた谷川俊太郎さんの詩の朗読を思い出した。
https://www.instagram.com/p/B_F1Lo_FAqb/


2020年4月18日

息子休校48日め。
昨日の矯正歯科の帰りに息子と見たハナミズキの花を描きました。

息子の身長では見ることが出来ないので、ひと枝つまんで目の高さまで持っていってやると、
白い花弁の真ん中に緑色の小坊主さんみたいなのが座ってる。
かわいいね〜なんて言って手を離すと、枝ごと空に向かって跳ね上がっていった。

ハナミズキが咲き始めると、街にも初夏の匂いが濃くなってゆくのだけど、
今は危機的状況の真っ只中で奮闘する人たちへの想像力を働かせながら、
自分の仕事もいつか必ず必要とされる時が来ることを信じ、
自然の些細な変化を記憶に留めておこうと思っている。

大雨が過ぎ去った土曜日の夕方、澄んだ空気に圧倒的な西日が差し込む。
わずかな瞬間だけど、日課となっているリフティングの練習を息子と。
ボクは新記録31回。
息子は回数は変わらずも、形が良くなってきた。
そして生意気口が増えてきた。


2020年4月19日

休校49日め。
近所で見たヤマブキの花を描きました。

先日パネルクイズアタック25を見たばかりのはずだが、
もう1週間??
焦りながら確定申告の、
えーっと、ネットから出来るやつのぉ、うーーん、、
ICリーダーが、っと、こうやったら、むむ、わからんなどと奮闘する隣で、
カーちゃんから買ってもらった「チョコレート工事の秘密」270ページを爆笑交えの滑舌の良い音読で一気読みの小五。
「うるせえ!」と言ったら負けだと念じ、勝負を挑むも、
敢えなく敗退。
しょうがねえ、黄色の種類でも調べてみるか。
ぬぬ!意外や面白え。
https://www.instagram.com/p/B_KmQUoFrDV/

レディー・ガガ開催表明のネットライブ、『One World: Together At Home』を2度聞き。
レディー・ガガのSMILE、スティービー・ワンダーのlean on meなどなど、
何かあっても帰ることの出来る表現を持つことの豊かさ、強さを痛感。

ハスキーさん、これを見てなんと言うだろう。

ともかく今まで通りなんてありえない世界。
が、オレは変わらずしみったれた花の絵を描きながら、
ダンスし続けときますよ。

山吹の黄色を里で見ると、春はそろそろ終わりだ。

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