早川史哉さんの本

Jリーグのアルビレックス新潟に所属の選手 早川史哉さんと、
長年アルビレックスの広報として活躍されてきたフリーライターの大中祐二さんとの共著、
「生きる、夢をかなえる」を紹介します。

 『生きる、夢をかなえる 僕は白血病になったJリーガー』

発売日:  2020年10月03日頃

著者/編集:  早川史哉大中祐二

出版社:  ベースボール・マガジン社

発行形態:  単行本

ISBNコード:  9784583113173

これは使わなかったイラストレーション

まず、大中さんとは20年来の仕事仲間。
彼がワールドサッカーマガジンの編集に携わっていた時ご縁をいただき、
日本が初めてサッカーW杯に出場、そして日韓W杯が開催されるとい大きなうねりの中で、多くの仕事を共にしてまいりました。

日韓W杯を前に9回に渡る連載となった、ブラジル代表のロマーリオを巡るコラムは、結果ロマーリオが代表を外れるという切ない結末を迎えるのですが、
がしかし、この連載に関わる皆さんの情熱に押され、ボクは毎回訳の分からぬ絵を描き、それは恐ろしくヘタクソだけど熱々のページへと昇華。
誰かに評価をしていただくなんてことが関係なく、「いい仕事したな〜」という実感だけが今も残っている連載となりました。

「サッカーとボク」を語っておけば、
部活ではバスケやバトミントンを選んだ自分ですが、
三浦知良という人がブラジルから帰ってきたというニュースに出会い、
『この人を見続けていたら、新しい日本人像というものに出会えるのではないか』と考え、日本代表や黎明期のJリーグのサッカーを見るようになり、その後の中田英寿の出現や、地方ローカルで成功を収め続けてきた鹿島アントラーズのあり方などを通して、数多の新鮮な発想に出会い重ねることが出来、今という時代を生きる力を手にすると共に、自分が描く「日本人」の姿を学ぶことにもなりました。

サッカーの専門誌でこんなん描かせてくれてありがと〜〜

当時のことに関しては、今回の出版に合わせて行われたインタビューで大中さんも語ってくれていますので、ぜひ覗いてみてください。
https://soccermagazine.jp/j2/17394667

ボクもそうだけど、大中さんもなかなか熱い人であります。

そんな大中さんが週刊サッカーマガジンの新潟担当になり「アミイゴさん、新潟熱いから一度来てみてください」と言われ、アルビレックス新潟を取材に行ったのが、2004年10月17日。



スケッチブックに描いたままを誌面見開きで使ってもらった。

「サッカーで新潟が変わってゆく!」
新潟スタジアム”ビックスワン”で出会ったのは、そんなサッカーの喜び。

個人的に応援していた鹿島アントラーズが負けてしまった試合だけど、
地方都市の未来をピッチに描くようなサッカーを通した取り組みにとても感激。

三浦知良を見ていたら、未来の地域作りに出会えた。

が、
この取材の1週間後に中越地震が発生。

スタジアムに集ったあの笑顔はどうなってしまうのだろうか?
こうしたことにイラストレーションは何が出来るのだろうか?

ボクのその後の活動の出発点のひとつは、大中さんに導かれ足を運んだ新潟の地平線から始まっています。


ギャラは義援金に回してもらった。てか受け取れないよな〜

勢いに任せて水彩で描いたビックスワンの絵。
ヘタクソだけど、こんな絵をブラッシュアップさせてゆくことが自分の仕事になってゆくはずだと実感したはず。

こんなご縁の先で、大中さんは新潟へ移住。
この魅力的なチームの力になるよう尽力してゆきます。

「その後もいろいろあったなあ〜〜!」の先で、
今回早川史哉さんの著作のお手伝いをさせてもらうことになり、
また「アミイゴさん、史哉くんに会いに新潟に来てください」と。

うっす。
もちろん行くっす!

去年の11月、霰(あられ)舞う極感の練習場で会った早川史哉さん、
とて魅力的な青年でした。

もともとU17の日本代表のキャプテンを任されるような資質の人です。

当時J1だったアルビレックスに入団し、将来を嘱望されるも、
白血病の診断を受け闘病。

しかし、今彼はまたプロとしてピッチの上に立っている。

それがどういうことか、
なぜ彼にはそれが可能だったのか。

三浦知良という人の背中を追っていったら、
今の時代を生きる上で必要とされることを実践してきた1人の青年に出会えた。

それはボクが考えるイラストレーションの仕事の最大の喜びではないだろうか。

やはり大中さんを通して仕事を共にさせていただいてきた、デザイナーの高橋さんから投げていただいたオーダーに対して、ボクは勝手にいくつかの暴走を行い、
頼まれてもいない絵を投げ返したりした仕事。

しかし、こんななんちゃーない絵を、大中さんはとても喜んでくれ、
てか、高橋さんも採用してくれ、
ボクとしても2004年の秋から始まった物語に、ひとつ答えることができたかなと。

ひとりのサッカー選手の語る困難を乗り越えた先の今。
そして未来。

「白血病」という強いワードに困惑する方もあるかもしれませんが、
読者の皆さんには、ひとりの魅力的な青年の「今」を知ることで、明日を生きる力を生むきっかけになればいいなと、心から思うのです。

それはきっと、大中さんにもボクにも言えることで、
この本をスタートラインすることで生まれる「明日」とか「10年後」なんてものが楽しみなのです。

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