故郷を想った


7月30日の夜は
西麻布のカフェ RainyDay で「本・つながる・未来」の第2回「青森を想う会

出演は伊藤ゴローさん と haruka nakamuraさん

どちらも青森市出身のアーティストで
この日この場所だけの演奏を構築して披露

第1回目に出演の青葉市子さんが最後に「りんごの唄」でコラボ
(写真はリハーサル中のものです)

創るヨロコビのバトンを手渡し
東日本大震災へのチャリティーに変えてゆく時間に
群馬生まれ東京在住のボクも音響その他でお手伝い

深い時を創造することが出来たんだと思います

そして
創る力
きっとつながる

そんな確信を得た夜


現場を切り盛りされるRainy Dayの林下さんの
相変わらずの丁寧なイベント構成は
やはり青森県人としてのジョッパリとシナヤカさ
両方で醸し出してるものですね

ボクには無い資質のもの
毎回側で見せて頂けること
ありがたいことです

そんな丁寧さに溢れた空間で
ギターの演奏や音楽の制作で地位を築かれている伊藤ゴローさん

その表面的なイメージと違う
しかし、表現のコアとなるであろうゴリゴリしたところを探し当て
できるだけ美しくRainyDayに響かせてみようと試みました

そんなボクの思惑を裏付けてくれたのが
新進気鋭のharuka nakamuraさんのピアノ

ともかく美しい旋律を紡いでゆくのだけれど、
その1コ1コの音や和音の中に
グルングルンと渦巻いているものを感じて
それは当たり前過ぎるイメージかもしれないけれど
青森の“ねぶた”のような漆黒の闇に渦巻く色彩の洪水のような

ゴローさんとharukaさん
そのどちらもがデザイン的なイメージでは
モノクロームで語られてしまいそうですが

この夜はモノクロームの積み重ねられた隙間から
何色だかが次から次へ染み出してきて

でもそれはとても無垢なものであるに違い無い

夏休みの夜の夢のような

ふう、
なんだこりゃー

ゴローさんが16~7歳の時に初めて創った曲が唄われて
なるほど
青のときの夢であったのだなと

「青森を想う会」でボクもアノ頃の自分に再会したような


この夜は青森の八戸の銘酒「陸奥八仙」3種もふるまわれ
その1つヒトツの味わいの違いを楽しむと共に
1つヒトツがどうしようもなく八戸という土地が造ったものなのだな〜と

この夜に関わった伊藤ゴローさん、haruka nakamuraさん、林下さん、
それぞれの色と酒の旨味が見事にフィットしていたような

なんて言っているうちに
ボクもずいぶん酔っぱらってしまったようで。。

そんな中で青葉市子のうたう「りんごの唄」
ボッサ&漁師町の場末の呑み屋テイストなセクシャリティーに溢れた1曲で
ボクは翻弄された挙げ句に
深い深い闇の中に突き落とされていったのでした〜

次回は8月31日(水)
金子飛鳥さん、渡辺えりさんたちによる公演「夢見る力音楽隊」

「LIVE」と呼ぶより「公演」と呼ぶのがふさわしい「本・つながる・未来」

vol.2にお立ち会いのみなさま、
ありがとう

ご出演、ご協力のみなさま、
ありがとう、おつかれさま〜!

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