33ヶ月め

雨上がり小
今日は2011年3月11日から2年9ヶ月
1006日め
33回目の11日です

12月10日現在での行方不明者2643人

1000日たったけど3年たっていない

個人的な経験で恐縮ですが
30歳の時に火事で実家を焼失した後
あらゆることがボディーブローのように利いてきて
肉体的にダウン寸前だったのが
失火から3年を迎えるかどうかの頃

そんなタフな状況が日常の当たり前になってゆく中
運良く続けてこれたイラストレーションや音楽に関わる仕事が
あらたな人との関わりを作ってくれ
そこで交わすコミュニケーションのお陰で
自分を失うこと無くなんとかやってこれた

「なんとかなるかな」という実感は
火事から3年を過ぎたあたりじゃなかったかな

ボクは幸いにもイラストレーションという仕事があった

震災や原発事故の被害に遭った人
その1人ひとりの今はどんなだろうか?

ボクはボクの経験をフルに働かせ想像を続けると共に
顔の見える関係を構築出来た方とは
さらにコミュニケーションを深めてゆくことで
ちょっとでも救いの道に光れば当たるようになればなあ〜と願うのです

そう願うことにおいて遠回りってことは無いよね

そう願う中
今度はボクが若い人の言葉に耳を澄ませ
その発想を引いてゆくきっかけを作れたらなあと考えています

ほんと今の若い人たちの発想ってオモシロい!
それが真理であろうと無かろうと
ボクたちがしがみついている価値観の砦なんてするりと抜けて
ボクたちがコドモのころに思い描いていた理想みたいな場所に
涼しい顔して立っているんだからね!!

そう出来る人は一部の人だろうけど
そう出来る人の言葉を共有出来たら
同じ若い人たちにとっては生きる勇気になるんじゃないかな

そんな人たちがひとカタマリになって
次の時代を創ってゆく

それはボクの想像できるような社会ではないはずで
目の前に現れる事象をイッコイッコ確認しながらも
ボクはきっちりオッサンに成り下がり
聴く耳もったコミュニケートで
そんな時代の下支えをしてけばいいんじゃないかと

自分の持ちうる技術的なことはすべて差し出し
決して上から目線なコミュニケートはしない

でもって
もしそこに不正を感じるようなことがあったら
その時は魂のどつき合いを恐れずやるっきゃねえなあ〜

若い人で選挙に行かない人が増えていることを
肌寒い恐怖として感じている今

しかしボクなんか思いもよらぬ豊かな発想を持った若い人も増えている

今の社会は硬直して複雑な構造に見えてしまうけど

1コ窓を開けてみると
実に人間らしいのほほんとした景色に出会えたりもするわけで

隣人同士でも
偶然出会った人と人とでも
お互いの顔を見つめ語り合えるような窓を
社会のあちこに開けてゆきたいなあ〜と思う

そこで生まれる笑顔も泣きっ面もなんもかんも請け負う
そんなんが「政治」と呼ばれるのか「アート」と呼ばれるのか
もしかしたらまったく新しい言葉で呼ばれるのか
今は分からないけれど

まずはボクは
東日本の方に大きく放たれた眺めの良い窓のような絵を描こう

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