フェスタうえとみ2023


フェスタうえとみ2023のイベント詳細ページです。
コンテンツの紹介やタイムテーブル等の情報、随時更新して参ります。

子どもたちと街のおまつり
「フェスタうえとみ 2023」at 渋谷区立富谷小学校
2023年10月29日(日) 10:45~15:00
・入場料:無料 ・雨天:一部室内で開催

自転車でのご来場はお控えくださいませ。
駐輪は代々木八幡ガード下駐輪場にお願いいたします。

主催:青少年対策上原地区委員会
協力:富谷小学校
後援:渋谷区

=タイムテーブル=

10:20~富谷小学校鼓笛パレード出発
詳細は下記をご参照ください。

10:40_鼓笛パレード入場

10:45~ (校庭) 開会式

11:05~ (校庭)  チアダンス「Brilliant☆Mermaid」

11:20~ (体育館) アントニオ古賀 特別コンサート
               みんなで「春の小川」合唱コーナーもあります!

12:05~ (体育館) 紙しばい「睦」1回目
                ルヴァンの焼き菓子限定30人にプレゼント

12:15~ (体育館) 落語「上富亭夜楽」

12:35~ (校庭) タヒチアンダンス「RA’IMANA(ライマナ)

12:500~ (校庭) お話し会と工作ワークショップ_富ヶ谷図書館

13:00~  (校庭) 剣道演武「富ヶ谷剣道同好会」
                 演武終了後剣道体験ワークショップも開催します。

=チャレンジステージ タイムテーブル=体育館前の小さなステージです。

13:15~ タヒチアンダンス体験ワークショップ と ウクレレライブ「ライマナ有志

13:45~ 紙しばい「睦」2回目

14:00~ ルヴァンの甲田さんの逆立ちと座布団回し!
    会場ではルヴァンのパンの切り売りやパン釣りも楽しめます!

14:15~ WAKUハンドパンLIVE!!
富小5年生のチャレンジです。

14:30~ こどもディスコ

=体験ブースとたべもの & のみもの=
・ルヴァンのパンの切り売りとパン釣り
・上原小学校PTAの”うえはらカレー”
・ジビエのソーセージ
などなど


=富谷小学校6年生鼓笛隊のパレード=

10:20~40_富谷小学校6年生鼓笛隊のパレード

コース:代々木八幡商店街より富谷小学校まで(始点:井の頭通り富ヶ谷一丁目交差点)
フェスタ会場への鼓笛隊の入場を持って、開会式を始めます。

・パレード時間帯での駐車は必要最低限に留めて頂けると幸いであります。
・沿道での子どもたちの声援や安全見守りをお願いいたします。

*過去、歩道上でのベビーカーの利用でトラブルが発生しました。
 ベビーカーで歩道を塞ぐと大変危険な状況が発生します。
 パレード見守りの際は、ベビーカーを脇に歩道脇に置き、
 赤ちゃんは抱っこされご覧いただくと安心であります。

 

150ヶ月め


今日は2011年3月11日から4,567日
652週3日
12年6ヶ月
150回目の11日です。

150ヶ月。
それはもう「あまちゃん」も10年後の再放送がクライマックスに向かうわけです。

が、
「あまちゃん」の3月11日の描写回は、10年前の放送当時と変わらず、
というか、2011年3月11日の変わらぬ切迫感をボクに与えました。

12年半の時の間では、記憶が曖昧になっていることも多く、
それでも明確に思い出されるのは3月11日のことだし、
その後残念ながら失われた幾人かの「愛しき善良なる頑張り屋さん」の姿だったりします。

そしてつくづく、自分が生かされていることに感謝し、
己の無力を知るも、なにかの力になれることを考え続ける毎日であります。


福島市のギャラリー・オフグリッドでの展覧会「ハルカラ」は会期を終え、
もう会津若松と喜多方での巡回展が始まっていますが、ちょっと振り返り。

8月11日はワークショップとトークショーを開催しました。

防災ジオラマを推進する法人から、飯舘村の段ボールを提供頂き、
しかい思う存分好き勝手な絵を描いて、、

でも、集まってくれた皆さんの中で思いっきりハッピーが湧き上がって。

白く四角い紙を与えられ絵を描くのとは別の、
もっと体が喜ぶ創作体験になったのではないでしょうか。


トークショーに駆けつけたくださった、
喜多方の大和川酒造の九代目にして自然エネルギーの会津電力を興した佐藤彌右衛門さんと、
福島の食堂ヒトトで知り合い、今は会津若松で食堂”紺と種”やギャラリー、民泊を営む夢実さんと、
震災から12年の振り返りと、最後は子どもたちの未来をどうしようって話へ。

自分ごとより人様のことを思い奮闘される皆さんの言葉、
確かだったなあ〜。


福島市はちょうど盆踊り。

知り合いが何人も関わっているプロジェクト福島の盆踊りは、
やはり震災から何年も続けてきたからこその確かさと、
ここで歩みを止めぬ意思を感じた楽しさでした。

なんやかやひとりでやってきた自分も、
なんやかや共に走ってくれる人が現れた福島で、
これからやれることの本番のように思いました。

ものすごく暑かった福島市での展覧会も終え、
お世話になったみなさんにご挨拶した9月3日と4日。

食堂ヒトトのごはんに生かされ。

以前から友人にうわごとのように言われてきた「あんざい果樹園に連れていきたい」を実現させ。

なるほど、ここの果樹は描きたくなるわ!と思い。

会津へ。

人と人が創る空間と向き合う。

つくずく自分は人に生かされ、育てられていることを自覚し、
ではここで何が出来るのか、これからも考え続けてゆくんだと思うぜ。

東京に帰る日は土砂降り雨。

夢実ちゃんの”紺と種”に福島市から食堂ヒトトが出張しごはんを提供するということで、
駆け込み。

料理にも使われている野菜は、
喜多方市で有機栽培を実践されている大江ファームのもので、
お客さんしても来られるとのこと、久々の再会。


暑すぎる夏の野菜の生育の話をうかがいながら食べるごはんが、ありがたい。

帰りの電車に合わせてわさわさと後にしてしまったが、

「福島の処理水」が捉えどころなく語られる夏に、
自分がいただいたものは「安齋さんが福島市で育てた桃や梨」だったり、
「大江さんが喜多方で育てた野菜」だったり、
「ヒトトのみんながこさえたゴハン」だったり、
大和川酒造の酒だったり。

作った人の顔が明快な捉えどころあるものばかり。

会津、中通り、浜通りと、それぞれ特徴のある土地が
偶然ひとつの行政区としてまとめられている福島県に対して、
自分は応援するなんて気持ちになる間も無く、
ただ人の手が真っ当にかけられた食べ物を、
美味しく頂いただいたのでした。


2023夏
PRACE

 

展覧会「ハルカラ」会津巡回


福島市の飯舘電力のギャラリーオフグリッドでの展覧会「ハルカラ」は、
昨日無事に会期を終えました。

暑い中お運び下さった皆様、ありがとうございました。
そして展覧会は会津へ!
オフグリッドの作品と食堂ヒトトで展示の絵本の原画を3箇所、
福島会津の良心と呼びたい場所にに分けて展示します。
「ハルカラ_」小池アミイゴ 展覧会
飯舘・喜多方、春から秋へと巡った絵による記録。
at“カフェ天空回廊”
・9/8(金)〜10/23(月)
・10:00〜15:00
*定休日_火・水・木
*臨時休業:9/16(土)
〒966-0861 福島県喜多方市字寺町4761
大和川酒蔵北方風土館 天空回廊2階 カフェ天空回廊
昨年9月の飯舘村~喜多方の取材旅から春、夏と描いてきた福島の風景や花の絵を展示します。

「ハルカラ」小池アミイゴ 花の絵展  at“紺と種”
・食堂 9/14(木)〜10/23(月)
・蔵gallery 9/14(木)〜17(日)
・11:00〜17:00
*定休日_火・水
〒965-0042 福島県会津若松市大町1丁目3−19
TEL 0242-93-5820
日常なにげなくめにする花に思いを寄せた絵を展示すます。
作品にちなんだ期間限定のスイーツや、ワークショップの開催も予定しています。

「ハルカラ」絵本の原画展
“食堂つきとおひさま”
・9/7(木)〜10/23(月)_(休_火・水)
・11:00〜18:00
*定休日_火・水
※10/9(月祝)は都合によりお休み
〒966-0871 福島県喜多方市字寺町南5006番地
TEL 0241-23-5188
Mail info@tukitoohisama.com
福島の風景にインスパイアされた絵本「はるのひ」の原画を中心に、花の絵なども添えて展示します。
期間限定で作品にちなんだごはんとおやつが登場。ワークショップも開際予定です。
アップした絵は喜多方の秋の景色。
大和川酒造の佐藤彌右衛門さんにご案内いただいた「豊かな会津」に圧倒され、車からぼ〜っ眺めた琴平山。
自分の絵のメンターである長沢節出身の会津は光が綺麗で、自分の筆がまったく追いつかず、、
2枚めは只見の花の絵。
自分の会津は2016年の奥会津取材から始まりました。
山深い町只見の光が強烈に美しくて、なんでも無い路肩の花も特別なものに見えました。3枚めは絵本「はるのひ」から。
自分の生まれ故郷の群馬の風景をベースに、大分や台湾での経験を生きた絵の世界ですが、
子どもワークショップを続けた奥会津エリアの柳津町や昭和村の、ローカルなスケール感や、
季節ごとの色彩や光からも大きな影響を得ています。

特に喜多方の大江ファームでワークショップをさせて頂いた時の経験は、
「はるのひ」のいくつかの重要な場面に反映されています。

ご縁をいただいてまだ7年ほどの福島の会津ですが、
ボクの人生をとても豊かな色で塗り直してくれた場所へ、
今回ちょっとだけお礼を伝えるチャンスを頂きました。

フェスタうえとみ2023参加者募集

フェスタ上富2023 参加団体募集!

・申し込みはFAXもしくはメールで。(担当:菱倉)
FAX_  03-5738-5562
mail_  festauetomi@gmail.com

*お名前、連絡先を明記の上、件名「フェスタ参加希望」で送信ください。
*折り返し加加申込書』を送付します。必要事項を記入し返信ください。
*参加団体が多数の場合は調整させていただく場合があります。

「フェスタうえとみ」は青少年対策上原地区委員会が中心となり、
上原・富ヶ谷エリアの子どもたちと地域を結びつけ行う、
誰もが参加出来るフェスティバルです。

今年は富谷小学校を舞台に、コロナで中止となっていた飲食ブースを復活。
新たな試みとして、個人参加が可能な「チャレンジステージ」も用意し、
うえとみエリアの皆さんの「やってみたい!」にお答えします。

・団体参加、個人参加共に参加費は無料です。

・参加希望者には事前説明会を開催します。
参加申し込み後返送される「参加申込書」を参照の上、
ご参加ください。

・学校の机や椅子などの利用が可能です。
使用什器等に関しても「参加申込書」や説明会で確認してまいります。

*「とみがやチャレンジステージ」について
今回個人参加出来る小さなステージを用意します。
弾き語りや楽器演奏、落語や漫才、詩の朗読や紙芝居、
絵本の読み語りやソロダンス、カラオケや愛の告白はどなど、
皆さんの「やってみたい」を爆発させてください。

*青少年対策上原地区委員会とは。
渋谷区11エリアそれぞれに置かれた「青少年地区委員」は、
地域の子供達の健全育成を、地域の力で達成出来たらいいねと、
山田 肇会長の元ボランティアスタッフが、学校や保育園、PTAや町会、
民生委員や施設開放委員、青少年委員などなどをまたいで情報共有し、
子どもたちの力になるべく活動しています。

 

 

 

 

ワックワックとみがや23夏

⚪︎NTTの最新技術で知る「富ヶ谷の防災(とみがやのぼうさい)セッション」
*8月24日(木)・14時~・15時~
*8月25日(金)・10時~・11時
・理科室

・各回定員10組
・要予約
ARを使った富ヶ谷の浸水被害や、発災時に使える電話番号”171″や”タイムライン”の体験。
富ヶ谷エリアのハザードマップや防災ジオラマに触れて、もしもの時に備えよう!
シブヤミライ科の授業にも繋がる、とても貴重な学びの時間を、大きな企業が提供下さいます。
40分ほどのプログラムですが、親子での参加も大歓迎です!


⚪︎誰でも絵が描けるワークショップ「夏休みの思い出セッション」
*講師:小池アミイゴ(イラストレーター、学校運営協議会会長)
*8月24日(木)・14時~16時
・体育館
・画材等こちらで用意します。
・汚れてもよいオシャレで参加ください。
・予約不要
表現の最初の一歩が幸せなものであることを願い、
イラストレーターの小池アミイゴが日本各地で開催している絵遊びの時間です。
今回10mの大きな紙を用意し、みんなセーノで夏の思い出を爆発させます。
服が取り返しつかなくなるほど汚れることを前提にご参加ください。

 

 

⚪︎夜の学校探検!
*8月24日(木)・18:30~19:30
・18:30に校庭集合
・要予約
・子どもたちの「夜の学校を探検したい!」に石川校長先生が答えてくれます。
PTAの皆さんも盛り上げにご協力の上、一緒に楽しんでください。

 


⚪︎誰でも絵が描けるワークショップ「学校の壁画ブラッシュアップ!」
*講師:小池アミイゴ(イラストレーター、学校運営協議会会長)
*8月25日(金)・9時から暑くなったら終了(雨天中止)
・富谷小学校正門側の壁。
・画材等こちらで用意します。
・汚れてもよいオシャレで参加ください。
・熱中症対策の帽子や水筒をご持参ください。
2年前に制作した富小正門側の壁画を、今回さらに楽しくキレイに仕上げたいと思います。
親御さんの見学ウエルカム。子どもたちの安全誘導のお手伝いなどもご協力くださいませ。

 


⚪︎がっこうのせんぱいと作って遊ぼう!「ビー玉4こで作る”さか立ちコマ”」

・講師:富小の元校長の吉川先生と富小同窓会のみなさん
*8月25日(金)・10時~12時
・家庭科室
・要予約

ビー玉4個のコマが、あら不思議?逆立ちして回ります。
作ったコマで、友達と対決。陣取り合戦やコマを回し続けるテクニックも教えます。
さらに、せんぱいがビー玉の昔遊び教えちゃいます!
地域のお年寄りとの触れ合いは、子どもたちにとっても先輩方にとっても大切な経験になります。
たとえば、もし大きな地震が来たなんて時、顔の見える関係としての助け合いに繋がります。

あらためて「学校運営協議会(コミュニティスクール)ってなに?」
そして「ワックワックとみがや」開催の意義など。


学校が子どもたちにとって良き居場所であるためには、
地域の協力が必要です。

「先生たち、大変だよね」
そんな会話をあらゆる場面で耳にすることがあるかと思いますが、
そんな課題の解決も含めて、今日本の各地の学校で進められているのが
「地域と共にある学校」コミュニティスクールです。

それは、
学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、
学校運営に意見を反映させ協働しながら、
子供たちの豊かな成長を支えることを目指す制度です。

では、子どもたちに必要なコミュニティスクールとはどんなものでしょうか。・

これは思いっきり簡単に言ってしまえば、
「学校のそばに頼りになる人たちが居てくれる」ということが基本です。

その存在が学校に安心感を与える。
それは子どもたちが学校で大らかに過ごすことの力になる。

早くからこの制度を取り入れた渋谷区の中でも、
富谷小学校はより積極的にこの制度を生かした学校運営を行なっています。

現在の富谷小学校の学校運営協議会は、
会長を富ヶ谷連合町会会長の長山さんより私小池が受け継ぎ、
富小学校長や副校長、主幹教諭と、
元校長の吉川先生を始め、同窓会会長、PTA会長、学校医、
民生委員、施設開放委員、民間コンサルなどがメンバーになり、
最近では、地域の落書き消しや1年生のタブレット学習の補助など行い、
メンバーの中には、日々子どもたちの通学見守りをやってくださる方もいます。

そんな活動のひとつが
地域の先輩に学ぶワークショップセッション「ワックワックとみがや」で、
今年は学校長の要望で夏休み開催になりました。

前に述べた通り、学校運営協議会は「そばに居てくれる人たち」の集まりです。

これまでの「ワックワックとみがや(旧”とみがや祭り”)」は、
子どもたちに学びを与えるという意味が大きかったです。

しかし、今回は「学校が子どもたちにとって大らかな居場所である」ことを目指し、
夏休み終盤の二日間を「子どもたちが居て良い場所」であることを目指します。

お子さんんたちの親御さんにつきましては、
「何か子どもたちの力になれることはないかな?」みたいな興味を持って、
お時間許す範囲で結構ですので、覗きに来られてみてください。

そしてもし誰かと言葉を交わすことがあれば、
たとえば日常感じている子育ての不安だったり、学校に対する疑問などなど、
オープンに話してもらえたらいいなと。

そうしたコミュニケーションは、
巡り巡って子どもたちが学校や地域で過ごす大らかな力に変わります。

今年のワックワックとみがやは、そんな場所であろうと考えております。

小池アミイゴ

 

 

 

 

149ヶ月め


今日は2011年3月11日から4,536日
648週
12年5ヶ月後
149回目の11日です。

10日に東京から福島市に移動し、
11日の今日は現在会開催中展覧会「ハルカラ_」でワークショップとトークショーです。

ギャラリー・オフグリッドでの展覧会や企画の詳細はこちらでご確認くださいませ。
> http://www.iipower.jp/index.html

2011年3月11日の夜、
「これは10年、20年とかかることだ」と直感し、
震災は原発事故で困難な立場に置かれた人たちに対して、
先回りした発言や行動はせず、ただただ気持ちを寄り添わそうしたら、
「あの日から」12年5ヶ月めの日に、
福島市の再生可能エネルギーの電力会社のギャラリーで、
ただただ描いてきた東北の風景や花の絵の展覧会会場にいる自分です。

そんな極個人的な物語が東京のような場所ではまったく「ウケなく」なっている、
「今」というものを認めざるを得ない、あれから12年5ヶ月でもあります。

あらためて「興味無くなったんだ」と寂しく思うも、
でも、ほんと、まだまだやれること、出来てないことばかりなので、
やるしか無いんよね。。

東北や福島に限らず、
生きている限り良き出会いから受け取る美しきものはただただ儚く、
その一瞬の輝きに触れることは、ただただ豊かなことなんだよ。

が、それを表現しようとすると、
言葉でも絵でも難しい、

しょうがねえ、やっぱ続けるしかないか〜。。

冒頭にアップした絵は、
この展覧会を作るに当たって、去年9月に初めて飯舘村に行った帰り、
喜多方に移動する道で見た夕空。

飯舘の美しさを見つけようとして、しかし、その道中の風景に心を奪われる。

そうした揺れや誤差の中に、人というものを考え始めている12年と5ヶ月後の自分です。


今回も生き物のような展示空間にしたギャラリー・オフグリッドですが、
7月25日の設営の際に忘れてきたり間に合わなかった作品を持ってきました。


これは初日から展示している飯舘村比曽の田神社3月の風景。

展覧会に足を運んで下さった飯舘村の農家さんが、
絵を見ながら飯舘での農業や生活、どんな花が咲くとかどんな祭りがあるなんて話をしてくれました。

なんちゃーなくとも「描きたい」という気持ちの込められた絵の前で、
人はこれだけ穏やかに、豊かに語ってくれるんだな〜。

2011年3月11日以前の東日本を知らぬ自分は、
そうしたお話の中から、これから生きるのに必要なことを見つけ、
出来れば美しい絵を描きたいと思っています。

震災後、東京などで繰り返し出会って来た1枚の絵の前での語らい。
12ねん5ヶ月後の福島でやっと一歩です。

で、今回描いたのは同じく飯舘村比曽の田神社7月の風景。

飯舘電力のソーラーパネルが、自然や人の生活と美しく調和して設置されている村も、
福島第一原子力発電所の事故被害から、なんとか次のフェーズに移る、そんなタイミングに見えます。

が、そんな村の植物の勢いに負け、絵が甘くなっているなあ〜、俺。
どうしたらこの緑の力強さを表現出来るのだろう。

2023年8月11日のワークショップやトークショー、
自分にとっても次に向かう力にしたいです。

 

 

 

148ヶ月め_福島市で展覧会開催


今日は2011年3月11日から4,505日
643週4日
12年4ヶ月
148回めの11日です。

福島市にあるギャラリー “GOG” で展覧会を開催します。

「ハルカラ」 小池アミイゴ個展
飯舘、福島、東日本 ただただ描いた展覧会
at GOG
2023年7月26日(水) – 9月1日(金) _休/土日祝日
open 10:00 – 17:00
GOG (ギャラリーオフグリッド)
〒906-8042 福島市荒町4-7 県庁南再エネビル3F
Googleマップ> https://goo.gl/maps/KxoN5vmqU5A7vgFo6

展覧会特設ページ> 展覧会詳細

震災後に興された再生可能エネルギーの電力会社 “飯舘電力” が有するギャラリー、
ギャラリー・オフグリッド での個展です。

ボクを5年連続で奥会津エリアの子どもたちとのアートセッションに導いてくれた、
福島県立博物館のワルダクミキュレーターチームが繋いでくれた企画。

昨年より飯舘村の取材を重ね、
同村の震災と原発事故の被害から復興を目指す姿を知ると共に、
飯舘電力の取り組みの理解を深めてまいりました。

しかし、知れば知るほど無力感を感じるのは、
震災直後から始めた東北のフィールドワークを通しての実感。

それでも自分は絵を描く仕事をしていて、
その経験から出会える「美しきもの」を
ただただ描くだけだろうなと。

実はこれまでで一番頭を悩ませたかもしれませんが、
ある瞬間から悩んでる自分そのままを描いてみようと思えたことで、
なんとか展覧会を実現させられそうです。

他愛も無い絵の展覧会ですが、
1枚の絵があるからこそ生まれる会話というものを信じ、
美しい空間を整えお待ちしております。

が!!!
ギャラリーが開いてるのが月~金の10時~17時だって!?

ですよね〜

夏休みと言えどそりゃ無いぜ!

ということで、
*8月12日(土)と13日(日)は特別オープンしアミイゴ在廊予定です。
普段仕事で来られない方はこのチャンスにぜひ。

以下今決まっている企画。

【イラストレーター小池アミイゴの夏休みびじゅつクラブ】
・7月26日(水)〜7月28日(金)13:00〜17:00
※7月27日(木)15:00〜16:00はお休み
・参加費・予約_不要
ギャラリーが「夏休みの居場所」になればいいな企画です。

【小池アミイゴの誰でも絵が描けるワークショップ】
福島の飯舘村のデカい段ボールジオラマをシアワセ色に塗っちゃいましょうセッション。
◎日 時:8月11日(金)13:30〜15:00
◎対 象:小さなお子さんからじーちゃんばーちゃんまで。
◎申込不要・参加費無料 汚れてもOKなオシャレでご参加ください。

【トークセッション】酒とメシとサスティナ・ブルー
◎日 時:8月11日(金)17:00〜18:00
◎申込不要・参加費無料
◎お話する人
・小池アミイゴさん(イラストレーター)
・佐藤彌右衛門さん(会津電力顧問・大和川酒造9代目)
・会津若松で食の仕事をされている夢実さんも参加してくれます。

企画は詳細ページにさらに詳しく書かれています。
展覧会詳細

そしてやはり7月26日から食堂ヒトト
絵本「はるのひ」の原画展を開催。

自著「はるのひ」で描いた風景は、福島で見た田園の風景も引用しています。

冒頭にアップした絵は、福島県南相馬郡飯舘村の”飯舘復興三千本桜“の風景。

震災前より、地元のご夫婦が植え始めた桜が、
今やこの村の、てか福島の復興のシンボルのようにして春に咲き乱れます。

人の力、すげー!

自分の絵は、さてどうなんだろう?
これからも悩み続け、しかし描き続けたいです。

 

 

「ポストがぽつん」富ヶ谷で販売

作画を担当した新作絵本「ポストがぽつん」
作:北川チハル・絵:小池アミイゴ・アリス館・定価:1,650円

https://www.alicekan.com/books/7912/

まずは自分が暮らす街のみなさんに手に取ってもらいたいなと、
渋谷区富ヶ谷2丁目の天然酵母パンのルヴァンのカフェ、
ルシャレで販売会を行います。

2023年7月12日(水)と13日(木)の2日間、
15時から18時までの間でルシャレにお越しくださいませ。

絵本の原画も展示してありますんで、
ルシャレのお茶と共に絵本の制作秘話も楽しんでもらえたらいいなと。

「ポストがぽつん」ご購入の方で、もしイヤじゃなかったら、
ボクのサインもちょいちょいと描がきますよ〜

・ルヴァンとルシャレのある場所
〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷2丁目43−13
最寄駅:千代田線代々木公園駅
小田急線代々木八幡駅か代々木上原駅
>>> Googleマップ

絵本「ポストがぽつん」

作画を担当した新作絵本「ポストがぽつん」
作:北川チハル・絵:小池アミイゴ・アリス館・定価:1,650円

6月23日発表です!

「とうだい」の作画をされたアミイゴさんに描いてもらいたい。
とのオファーを編集者さんから頂いた物語。
「とうだい」はその場所から動けないことで、逆に豊かな学びを得る物語ですが、
このポストくん、むちゃくちゃ動きます。なんなら空も飛びます。
「とうだい」は季節をひと回りした後、見たことのない嵐に遭い、
しかし、その経験で自分というものを知ります。
ポストくんは、トビラで「ポストがぽつん」と語られた次の見開きで
唐突に嵐に遭い、海へドボン、、
うわーーー!
この物語、どうやって描いたらいいんだ〜〜!!!???
しかし、編集者さんは動じません。
「アミイゴさんらしく描いてもらえたらいいです」
俺らしく?
そう考え続けた旅のような制作の1年。
何がきっかけだったかなあ〜。
きっとワークショップなどで接する子どもたちからインスピレーションを得つつ、
BRAHMANのTOSHI-LOWくんとイランの絵本「ボクサー」について語ったことで、
カチッとスイッチが入ったような。
で、出版社がなんやかや常識ばかりを語る時代になっちまった今、
「長新太さん、今デビューしたら絵本作れるのだろうか?」なんてエクスキューズを持ち、
しかし、しゃらくせえ!てやんでぇ

俺がこのポストくんととことん遊んでやるんだってぇことよ!

という気持ちになれたことで、作画中ずっと1人で笑っていたなあ〜。

ということは、
この絵本を手にする子どもたちと、とことん楽しめるイメージが持てたということ。

先日、古本屋「かえりみち」で子どもたちに読み語ってみたら、
なんと、これまで自分が手がけた絵本の中ではサイコーの引きがあるではないか。。
子どもたちよ、「とうだい」も「うーこ」も「はるのひ」も、良い絵本なんだぜ。
しかし、
絵本ってなんだろ?
ただこの荒唐無稽で大らかな物語に子どもたちが出会ってくれることで得る、心の免疫力は絶大のはず。
北川チハル先生、素晴らしい冒険物語ありがとうございます!
ぜひ手にされ、お子さんとページをめくってみてくださいね〜
ページをめくって行く際の色彩の変化は、宇宙最高峰に楽しくしておきましたよ〜
というわけで、早く手にされる方は書店でもネットでもご購入頂き、
7月のどこかの月曜日には、
恒例の富ヶ谷ルヴァンで「パン屋で1日書店」で直接手渡しさせて頂きますんで〜

「かえりみち」での展覧会会期延長


愛知の春日井市の古本屋「かえりみち」のギャラリー「ki」で展覧会、
作品を入れ替えレイアウトし直し、会期延長で6月25日まで!
設営の際にクロネコさんが荷物ひとつを香川県に持っていってしまったおかげで 、
この愛しすぎる場所での会期延長が決まりましたよ〜。
『小池アミイゴの絵本の原画と花の絵の展覧会』
5月19日(金) ~ 6月25日(日) 11-19時 月曜休 
古本屋 かえりみち & gallery ki
〒486−0929愛知県春日井市旭町1−11 TANEYA2階
Tel:090-9749-9895
で、ちょいと変則営業のお知らせ。
★6/16(金)-19(月) お休み(大切な人たちのお祝いのため)
★6/24(土) 「夜のたねやびより」21時まで営業します。
 読書会「詩のひろい読み〜まど・みちお編」夜の部 18時から。

6月10日と11日はこの古本屋「かえりみち」で絵のワークショップ2DAYSを行いました。

子供から大人まで、懐かしい顔との再会も交えながら、
いつも通り全力で人の表現にデッカい喜びを見つけ、
最後は参加したみんなが風呂上がりのような顔して「かえりみち」に着いた時間。

あらためて、
世の中の価値観から比べたらとんでも無く効率の悪いことをしてるな〜と実感しつつ、
その効率の悪さがなんて幸せなことなんだろうと再確認出来たのは、
若い夫婦が営むこの場所だからなんだろうと。

なんていう俺の言葉がちょっとでも響いた人は、
ぜひぜひ是が非で名古屋駅から在来線で20分くらいの勝川駅から徒歩7分の古本屋
「かえりみち」に行ってみてください。
ここで若い2人が古本屋を営む必然と偶然、
柔らかなマインドと鋼の根性が同居した場所で、
なんやかや世間話をしながら1冊の本に巡り合ってくれたらいいぜ。

それは、今自分が人にすすめられる最も豊かな行為なのだ。