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83ヶ月め

2018 年 2 月 11 日 日曜日


今日は2011年3月11日から2,529日め
6年11ヶ月
83回目の11日です。

福島県の奥会津の柳津という町の子どもたち絵を描く5度のセッション。
昨年11月に次ぐ4回めと5回めを、1月20,21日に開催してきました。

11月はひとつの小学校の学区の学童保育に通う子どもたち
30数名と向き合う格闘セッションでしたが、

今回は土日を使って、また絵を描いたいと希望する7~8名と、
1人ひとりの個性とガッツリ向き合い絵で会話するような時間にしました。

目の前で起こる子どものやること。

それは普段些細なこととして見過ごしてしまうようなことかもしれませんが、
子どもの個性はそんな些細なところに生きているんだなあ〜と実感出来た時間。

このことは後ほど、
この企画運営に携わってくださった福島県立博物館のチームとボクとで、
きちんとしたレポートとして書籍化しますので、
ボクが得た実感は、それがまとまった際にあらためてお伝えしますね。

今回うれしかったこと、とりあえずふたつ。

ひとつは、
ある瞬間に子どもが自分から考え、工夫し、
アイデアを肉体化し表現を始めたこと。

ちょっと言い方が硬くて伝わらないかもだけど、
ともかく、人間としてワイルドでセクシーなことが起きたってことです。

もうひとつは、
11月から今回までサポートくださった学童保育のスタッフの方から
「やさしい」と言っていただけたこと。

ボクと子どもたちのセッションはめちゃくちゃです。
サポートくださる大人のみなさんには迷惑かけっぱなし。

なので「やさしい」と言っていただけた際、
はじめは誰のことだろうかと考えてしまったほどです。

「やさしい」はとてもテレくさいことで、
成人してから今まで、上手く表現できないできてしまいました。

ただ、2011年3月11日から先、
テレていて良いことでは無くなったなと。

ではどうすれば良いのか?
今だに分からぬままなのですが、
それでも今、そんな言葉を贈っていただけた。

ただその「やさしい」という言葉には、
「もっとがんばれ!」みたいな意味が含まれているのだとも思っています。

ボクが出来るほとんどのことは今からスタート

「ドーン!」という掛け声の代わりに
「やさしい」という言葉が投げかけられた。

そんな実感を手にした柳津での子どもセッション。
ありがとう。

生まれたものは柳津町立斎藤清美術館で、
2月23日から展示します。

ボクも設営にゆきますが、
詳細は後ほど〜

柳津セッションの前日、
1月19日は福島市のオーガニックベースの食堂
「ヒトト」主催の「オトナワークショップ」を開催しました。

これはヒトトの提案で今年の春にボクと開催予定の、
ヒトトで使用している有機野菜畑「大江ファーム」での子どもワークショップ、
それをやる前に、ボクとヒトトのお客様が出会い、
ボクがなぜこんなことやっているのか知っておいてもらえたらと願い行いました。

当日はお子さん連れの方も多く、
結果オトナ&子どもワークショップなものになりましたが、
それはまずはヒトトが開店から1年ちょっとだけど、
確かな仕事をされてきたことのお客様との信頼関係の風景だなと。

この街ではボクは「だれ?この人」という立場であることを認識し、
ともかく全力でコミュニケートしなくちゃと考えました。

そうして生まれた作品、
その色彩がみなさんとても美しくね〜!

ボクなんかとわざわざなにかやらなくても、
みなさんちゃんと素晴らしい世界観を持ってるじゃん。
そんな印象。

福島、悲しい出来事があり、
その悲しみのほとんどは現在も進行中だと考えています。

それと同時に、
困難があったからこそ磨かれた完成というものが確実にあるなと。

福島の方と触れた時感じる高度なクリエイティビティの気配。

それはすべて発揮されているわけではないのだけれど、
その気配がどこの土地よりも強く感じられるのです。

大きな悲しみは今もそこにあるけれど、
同時にボクたちが今こそシェアするべきものが、
目に見えるものとして現れはじめているあれから7年めの春。

ボクがやっていることは、
お金が回ることでは無いし、
誰かを直接助けるようなことでは無いのですが、

しかし、誰でも出来き、長く続けてゆけること、
そのことで日々がちょっとでも豊かななってゆくイメージを持てること。

そんなことをさらにきちんと言葉にしてゆけるよう、
その確かなパートナーとして、福島にじわり友人が生まれてくれてる、
「あれから7年」を1ヶ月後に控えた11日。

多くの方が夜の暗闇の中で「これは10年、20年てかかることだ」と直感したはずの日から、
あと1ヶ月で7年。

あらためて、みんながやれること、やるべきことって、
ほとんどすべてが今からがスタートできるようなことばかりのはずです。

そんなボクたちは、
自分の優しさや弱さなんてものを確認し合いながらも、
しなやかに強く、確かな1歩を重ねて歩んでゆけたらいいなと思っています。