‘ポスター’ タグのついている投稿

そでがうらポスター3点

2018 年 10 月 5 日 金曜日


千葉県袖ケ浦市のシティープロモーションのためのポスター3種を制作し、
袖ケ浦の東京湾を挟んだ対岸、品川を中心としたJRの各駅に掲示されました。

袖ケ浦は人口6万ちょっと。
豊かな工作地帯と沿岸部に並ぶ工場群を有し、
安定した税収の元、確かな街づくりが進められています。

東京へのアクセスもアクアラインを使えば1時間以内と、
ベッドタウンとしても期待され、
子育て環境の充実が図られていることなどから、
緩やかな人口増を成し得ている優良な自治体です。

ただ、隣接する木更津市などと比べて、
「袖ケ浦」の認知度はイマイチ。

毎年なんらかなシティープロモーションを行ってきた中、
袖ケ浦の知名度向上と共に、
子育て環境の充実などを伝えるポスター制作をすることになり、
ポスター制作の全般を、ボクと袖ケ浦市役所の若手職員のグループとでやる。
そんなオーダーを受けました。

ボクをチョイスしてくれた職員さんは、
ボクのイラストレーションの仕事には、
clammbonやハナレグミのアートワークで出会ったとのこと。

顔合わせした初めての打ち合わせから、
風通しの良い会話で「袖ケ浦」を語り合えることが出来ました。

音楽のチカラ、偉大ですね。

ボクは5月、6月と袖ケ浦でフィールドワーク。
そして、市役所若手職員とのミーティングを行いました。 


初っ端の顔合わせが風通し良くても、
庁舎内のミーティングとなると、そこは市役所。

みなさんとても真摯に行政を語ってくれてます。
が、この街で暮らす喜びがズバッと伝わる言葉には出会えず。

そもそも、ボクが何者なのか?
東京から来た怪しいコンサルタントみたいな奴なんじゃないかと、
少なからず燻しがる視線も感じちゃうしね〜、、

ならばと、みなさんに白い紙を配って、
袖ケ浦で一番楽しかった思い出を、誰でも描ける1本の線で表現してもらいました。

まあ、線を一本引くのでも、つい真面目に考えてしまいがちな市の職員という立場。

なので、魔法の言葉をいくつも投げかけ、ともかく笑顔で、だれでも描ける1本の線を描く。

そうして生まれたもの、出会う物語がすべて面白くてね〜〜!

実は1回目のミーティングでポスター3種の構図が明快に見えてしまいました。

なにより、その後の軽い打ち上げでの柔らかな会話の中に、
袖ケ浦の喜びがたっぷり詰まっていてね。

ボクはみなさんのマインドをトレースしてゆくだけで、
面白いものが作れる確信に至りました。

まあ、結果随分呑んでしまって、東京への帰り道はグラングランでしたがね、、

2回目のミーティングは、
絵の構図に添える言葉、コピーをさらにブラッシュアップさせるために、
やはりワークショップを行い、言葉のリアリズムを高めてゆきました。

言葉にリアルが宿ることで、絵の構図がさらに明快になり、
関わるみんなは湯上りのような笑顔。

そうです、ボクたちは袖ケ浦に生きる人たちが笑顔になれるものを作るのです。
そのためには、ボクらこそ笑顔のマインドで臨まなければならないのです。

ここから先はボクとデザインをお願いした沖縄在住の平井晋くんとの頑張りの領域。

ここまで時間をかけてきた分、制作時間が思いっきり圧縮されていたのだけど、
猛暑の夏に笑顔を忘れず頑張りました。

そうして生まれたものは、
グラフィックデザインの権威ある賞をもらうようなものでは無く、
しかし、この街で生きる甘露なよろこびは込められたはず。

そして、なにより、
関わってくれたみなさんのこのプロジェクトをとおして開いたマインドが、
行政の現場でも、日常の細部にでも生かされ、シェアされてゆくことで、
「そでがうら」が育ってゆくイメージがあります。

なにか立派な価値を啓蒙的に与えるものでは無く、
そこに含まれさらに育ててゆくようなポスターの制作。

ボクは袖ケ浦の街で、街で奮闘する若者たちとちょっと未来の深呼吸をした。

そんな仕事になりました。

うん。袖ケ浦LOVEです!

そう言い切れる仕事が出来た!
イエイ。

このご縁が、今後単に「仕事」と呼ばれるものに限らず、
よりクリエイティブな人の繋がりとして育っていってくれたらいいな。

みんなー!「ありがとう」という前に「またね〜」
です。

ところで、
ビジュアルの一部は映像化され、
品川駅港南口のデジタルサイネージより、
1分間に1000人は通り過ぎるイメージの人の波に向かって
「そでがうら」を叫んでいましたよ〜!

ひらいくん、グッジョブ。

そして、
以下のリンクは雑誌「イラストレーション」のウエッブ版に掲載された、
袖ケ浦でのこと。
https://i.fileweb.jp/news/topics/6659/
取材編集の柿本さん、グッジョブ!

そして、
掲示期間中の羽田空港は、
地下一階が「そでがうら」

3階出発ロビーは「旅する日本語

すみません、ちょっと自慢の9月でした。

恵比寿文化祭2013

2013 年 10 月 8 日 火曜日

EBS_B0_poster_130919
恵比寿文化祭2013のビジュアルを担当しました。
恵比寿駅周辺で掲示されるB倍ポスターや(平成25年の世に紙のB倍ポスター!)、
電車の中吊り広告、オフィシャルのパンフなどでボクの絵がパレードしてます。

Exif_JPEG_PICTURE
ハナレグミ「だれそかれそ」のデザインをお願いした小熊千佳子さんはじめ
move artのみなさんのお力添えで、元気な世界観をカタチにできました。

登場人物は、猛暑の8月に恵比寿駅周辺でスナップ撮影した人たちと、
ボクが恵比寿で不良遊びしてた頃の記憶から湧いてきた人たち。

描き終えた直後、オリンピックが東京に決まったけど、
そんなハレな空気に乗っかっちゃったイメージの仕上がりですが、

それ以上に3月11日以降の世界にあって、
すました感じのものより、ヒトぢからバリバリ感じられるものでありたいからね、
人の社会が作る「雑感」を絵としても残して行きたいな〜と、
ヒーヒー言いながらフィジカルやメンタルをひっくり返したりで描きました。

でもって、
「オモシロいことは自分たちで創る」という
ストリートな当たり前は手放さない。
そんな1人ひとりであってもらいたいな〜。
そんな願い。
Exif_JPEG_PICTURE

10月12日には恵比寿ガーデンプレイス時計広場で
11:30~13:00で絵のワークショップもやりますよ〜

http://gardenplace.jp/special/1310festival/index.html

とーちゃんかーちゃんぼっちゃんじょーちゃん
ウエルカムです〜

こちら↓は昨年の様子
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=8678

「ザ・シェルター」「寿歌」

2011 年 10 月 30 日 日曜日


来年3月2~11日に下北沢の本多劇場で上演される芝居
「ザ・シェルター」「寿歌」(ほぎうた)の2本立て公演のポスターの
アートワークを担当しました。

・こちらはA4チラシ用デザイン
 B2ポスターでは文字組が変わってきます

80年代に大ヒットした伝説の舞台を
3・11以降の東京で再演!!

作 / 北村想
演出 / 大杉祐
出演 / 加藤健一 小松和重・日下由美 占部房子

加藤健一事務所制作

核の時代に彷徨う人々を描くことで、
人間の可笑しさや悲しさの本質えぐり出すストーリー。

ポスター制作に向けて脚本を読ませて頂きましたが、
3・11の前にあっても後ろにあっても変わらぬ、
人間の可笑しさ、悲しくもしたたかに逞しい本質、
そんなものに出会えたように思います。

2011年の秋にこんな仕事に出会えたこと、
とてもウレシく感じています。

みなさんぜひ!!

ポスターのデザインは市川きよあき氏

膝つきあわせて
「あーだ」「こーだ」と意見を交わし
納得の1枚を創ったことも
2001秋のウレシい記憶であります

マリンワールド春

2011 年 3 月 27 日 日曜日


福岡の海の中道の水族館“マリンワールド
2010年夏から季節ごとの4連作のB1ポスター
その最後の“春バージョン”が刷り上がってきて
福岡を中心とした各地に春を届けています

東北関東大震災の状況を目の当たりにして
「そんな気分ではない」という方ばかりであるはずです

それと同時に
「ホッとした」とか「かわいい」という声も届けてもらっています

ボクは広告の仕事をする時は
いつも厳しい立場にある人のことを真っ先に考え作画します

それでもイマジネーションの足りないことばかりですが
持たざる人でも出会えるのがイラストレーションのオモシロさだと感じ
ともかく貧しい心をフル回転させてこれからもやってゆこうと思います

福岡近郊の方でお子さんを持たれている方は
この春休み中にマリンワールドでユックリとした時間を過ごされると共に
海の優しさや豊かさに触れられてみたらいかがでしょうか?

あらゆる「危険」な情報が押し寄せてくる中
ちょっとでも余裕をもった時間をお子さんと
そう願うのです

シリーズ全作品は以下のリンクにまとめてありますので
http://www.tis-home.com/amigos-koike/works/87
ご覧頂き
さらに「ほっ」として頂けたら幸いです

ワンダーフォーゲル

2011 年 2 月 28 日 月曜日


3月10日
山と渓谷社から季刊誌として発行されていた
「ヤマケイJOY」が大幅にリニューアル
「ワンダーフォーゲル」と名前を改め
隔月刊の雑誌として再スタート

その誌面で使われるかなりの点数のイラストレーションを制作。
新創刊のお知らせのポストカード&ポスターの
イラストレーションも担当しました。

「山と渓谷」は小林泰彦さんが
イラストレーションの多くを手がけてこられ
その紙面構成がとても好きな、
仕事をしてみたい雑誌のベスト5でした。

そこから出される雑誌の立ち上げに関われたこと
タイヘン光栄であると共にタイヘンな責任を感じました。

その作業の多くは編集者とのコミュニケーションであったりしますが
それがやはりタイヘンな分、カタチになってゆくヨロコビもデカクて
やっぱりボクはこういう仕事が好きなんだなあ〜と思えたのでした。

ワンダーフォーゲルの語源は“渡り鳥”

山ガールから中高年まで登山がブームの今
あらためて山に登る意味や楽しさを感じられる一冊になるはず。

ボクもこれを期に、登るか!山

3/9追記
今日、見本誌が送られてきました。

イラストレーションも写真もデザインも、
なんかとっても美しい雑誌に仕上がっていて、
うれしい〜!!