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「ばら色の京都-あま色の東京」

2018 年 12 月 23 日 日曜日


「暮しの手帖」編集長の澤田康彦さんのエッセイ集
ばら色の京都 あま色の東京」ほのぼの美しく仕上がってきました!

マガジンハウス退職後の京都生活から一転、「暮しの手帖」編集長への抜擢による東京単身赴任。
そんなバタバタであるはずの日々も、妙にノホホンと描いてしまえる澤田さん。

この感じ、今の時代が必要としてる資質か、などと難しく語る必要も無く、
2人のお子さんとの何気ないコミュニケーションの描写に泣いてる俺。

帯に記された「夫をよろしくお願いします」–本上まなみ に、
さらなるもらい泣き。

さわださーん!表紙の絵、頑張りましたよ〜

中面では「暮しの手帖」に掲載してきたイラストレーションに加え数点描き下ろし。

「この仕事の絵は、ボクが必ず原画を編集部にお届けしますよ!」
「それが「暮しの手帖」っぽいですもんね〜」

そんな会話から今に至る連載。

今見直すと、ボクの身の回りの人がかなりモデルになっている、
もはや人に歴史有りな仕事と化しております、澤田さん案件。

毎回ほんと楽しんで描いている自分が嬉しいのです。

みなさーん!
この一冊で年末年始をノホホンと暮らしてくださいね〜!!

マラソン完走マニュアル2014

2014 年 10 月 10 日 金曜日

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ベースボールマガジン社「クリール」責任編集
42.195kmを笑顔で走りきるための完全攻略本
「マラソン完走マニュアル2014」(本体)1,435円+(税)115円

去年の2013年版に続き
2014年版もビジュアルを担当しました。

今回はなんて言ったって高橋尚子さん!

撮影&インタビューに立ち会わせて頂き、
いろいろお話をうかがうチャンスを得たのですが、

Qちゃんは「走る」てことで日本人の未来を楽しく描いていて、
その「だれでも走れる」という考えに大きく賛同。

ジャンルも規模も違えど、
同じ方を向いて走ってる人だなあ〜と感じました。

巻頭でのロングインタビューを読んで頂ければ、
きっと誰でも「走ってみたい」と思うんじゃないかな?

そんなわけで、表紙に寄せたビジュアルも
名も無きランナー1人ひとりが主役であるってことを表せたらと、
「ボクの作風」なんてことより、
ぱっと見て元気の伝わるものを提案させてもらいました。

そうそう、
高橋尚子さんのポーズもボクの提案であります。

ではみなさん、
どこかの路上ですれ違いましょー!

「あたらしいほうりつの本」

2014 年 5 月 1 日 木曜日

あたらしい法律の本
障がいのある人が地域で暮らしていくために必要なサービスを、
できるだけ分かりやすく紹介した法律の本、
「あたらしいほうりつの本」の表紙を担当しました。
(中面トビラのイラストレーションも2カ所担当)

ここ数年、イラストレーションの仕事でご縁を頂いている、
社会福祉法人 全日手をつなぐ育成会の発行。
https://wx04.wadax.ne.jp/~ikuseikai-japan-jp/publish/book

編集者との打ち合わせの際、
この本がどのように使われるのか丁寧なお話しをして頂き、
その場でお互いのアイデアも交換して、
ボクのこれまでの障がいを持った人との関係も反映させ、
仕上げた絵はいつものタッチと違うものですが、
とても良い表情の本になったと思います。

障がい者のケアは、行政に委ねるというより、
地域の1人ひとりが積極的に関わることで
あらたな豊かさを発見してゆくべき時代なんだと思います。

その際に、では行政で出来ることはなんであるのか?
わかりやすく教えてくれる1冊。

中面にはもうひと方のイラストレーターさんの、
それこそわかりやすいイラストレーションがたっぷり使われ、
ボクみたいな法律音痴にも「分かる」気合いの編集。

育成会のような障がい者ケアの現場には、
なかなか厳しい風が吹いている時代ですが、
こうやって世の中から必要とされるイラストレーションの仕事がある限り、
アイデアを交換し、より良いもの、使いやすいものを作ってゆけたらです。

そんな折、
友人がシェアしていた行政から働きかけた障がい者雇用の取り組み
岡山県総社市の「障がい者千人雇用」
http://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_2014……_34321?p=1

深く共感!

「ぐる〜り糸島」

2014 年 4 月 25 日 金曜日

ぐる〜り糸島585
福岡の今やホットスポット“糸島”のガイド本「ぐる〜り糸島」
2年前に出版され実に良く支持された1冊が、
時と共に更新される店舗事情に合わせてリニューアル、
表紙も刷新ということで、イラストレーション制作の依頼を受けました。

福岡の飲食店関係者から絶大なる信頼を得ている編集者
弓削聞平さんのお仕事は、
ともかく誌面から人が見えてくるもの。

誌面で連載をさせてもらっている隔月刊のグルメ本「ソワニエ」は、
飲食に関する雑誌てしては、日本屈指の1冊だと思い、
毎回気合い入れて描いています。(空回りの多いが、、)

もちろん、
2年前に出版された「ぐる〜り糸島」も
グルメや観光のガイドというフィールドで繰り広げられる
人間劇場のような1冊になっていました。
itoshima250

なにより
表紙で描かれた「このアングルの糸島」の写真がとても新鮮!

う〜〜ん、
プレッシャー

編集サイドから明快なイラストレーションイメージを伝えて頂いた上で
「アミイゴさんの感じる糸島を自由に」とのことだったけど、

これは雰囲気の良さだけでやってしまってはいけないなと、

あらためて、
この本を届ける相手のイメージ、
どう使われるべきものなのか?などなど質問。

「糸島」を漠然と知っているような
県外者にもアピールするものでありたいとのこと。

さらに福岡のカルチャーを俯瞰していったら、
どうにもボクの愛する福岡と、ネットに浮上して来る福岡とにズレがある、、

ボクが街で出合う
しなやかに熱く、美しく働き者な愛しき女性たちの姿が、
妙にぼやけてしか見えてこない。

つか、女性の顔が、
発信ということになると男性の顔にすり替えられているような、、

いやいや、東京の文化に慣れ過ぎて、
見えるものが見えてないのはオレか?とか、

しかし、
検索で「サーファーガール、糸島」と「サーファーガール、湘南」とした場合の
見えて来る景色の違いっぷりったら、、

大好きで毎月のように通っていた福岡、
なにも分かっていないぞ!オレ、、

しょうがねえ、遠回りをしてみようと、
編集の思惑とは違うはずのイラストレーションラフを投げてみる。
糸島ラフ001-1
象徴的な糸島くんとそこに暮らす人々

いや、いっそ
糸島ラフ001-3
こんなものを車のバックシートにポンと置いて、
気軽に迎える場所でいいんじゃないか?糸島、とかね。

糸島の福岡での認知度を考えれば、
表紙に「ぐる〜り糸島」と書かれているだけでも、
表紙として機能してしまわないか??などとさえ考え、

これに対して編集サイドからは、
「山も海もある糸島の不思議な力みたいなものも表現してもらいたい」と。

う〜〜む、これは、こんな線画のラフでは伝わらんなあ〜と、
本ちゃんに近いものを見てもらうことに。

その準備で編集担当者と密なコミュニケーション。

家族連れ、女性2人連れ、若いカップル、飲食関係者、もの作りの人などなど、
このガイド本の利用者の顔をさらに想像するに、
ちょっとこれだけはやっておこうと描いたのが、
オリジナル「ぐる〜り糸島」をリスペクトした絵。
糸島585

しかし、これではクリエイトしてねーぞみたいなレスポンス。

これはこれで正解のはずだけど、
だよな〜、、

さらに編集のお考えを聞き出して、
あらためて資料を探って探って、
う〜〜ん、糸島、
ズバッとひと言で語りきれない場所だなあ〜と。

そんな苦悩の先で見つけた
糸島の花「はまゆう」の黄色

これだ!

ということで本ちゃん2種類制作
糸島2_585顔
ヘタクソ↑

糸島3-585顔

「カオ」はいらねえとのこと、

ふう、、
ぐる〜り糸島にやっとたどり着きました〜
糸島3-585

SLOW LIFEを目指す人が移り住むことの多い糸島、
現地からの発信は、今までの経済原理では考えられない慎ましさです。
そういう場所をひと言でビジュアル化することの難しさ、

きっと「暮しの手帖」の表紙みたいにすれば正解なんだろうが、
いやいや、糸島を利用するのは、今や日本国民の9割にのぼろうかという
マイルドヤンキー層でもあるわけで、

やはりズバッとした価値感を絵にして
イラストレーションに昇華してゆくことが難しい時代だね〜。。

「夏のビーチ」のイメージから深化し、
食や生活を見直すような現場にさえ成長した糸島。

その今を伝えるには片手落ちな海の絵なんだけど、
その辺にポンと置いといてもらうのにはちょうどいいかなと、
「これから糸島」という人が手にしてくれたらなあ〜〜〜

そんなわけで、編集&デザインのみなさま、
めんどくさいイラストレーターにお付合い、
本当にありがとうございました。

福岡並びに九州、いやいや、ニッポンのみなさま、
清々しい顔した「ぐる〜り糸島」
表紙をめくると熱いです!
改訂版というよりほぼ新刊なホットさ!
ぜひ手にされ「ぐる〜り」してみてくださいね〜

オレ、かなり頑張ったっす〜!

マラソン完走マニュアル2013

2013 年 9 月 25 日 水曜日

マラソン完走マニュアル小
「マラソン完走マニュアル2013」の表紙を描いてます。
 ベースボールマガジン社刊:1429円

なにやら「オリンピック招致成功!」みたいな雰囲気ですが、
初めてレースに参加される方が笑顔でフィニッシュ出来るよう、
ともかく元気で華やかな絵にしました。

ボクは4年前の9月にトボトボと走り始めたのですが、
その直前まで座骨神経痛やギックリ腰で
普通に歩くことが厳しい感じでした。

しかし、イラストレーションの仕事でお世話になっていた
ランニングマガジン“クリール”の記事を頼りに、
身体のケアと共にトレーニングを重ね、
3ヶ月後にNAHAマラソンの42.195kmを完走。

そんな記事のエッセンスがギュッと詰まった1冊になってます。

初レースのことを今振り返れば、辛いのは一瞬。
それより日々を淡々と走り続けることで、
大切なものが明快になったり、発想がシンプルになったり、
イラストレーションの仕事を末永く続ける地力がついたり、
そんなヨロコビを手にできているように思います。

そして、その後もトボトボ走り続けていられるのは、
レースのフィニッシュの瞬間の笑顔の記憶なんだろね。

若い人から年配の方まで、
「これから走りたい!」という人はぜひ手にされてみてくださいね〜