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Eri Liao Trio「紅い木のうた」

2017 年 8 月 12 日 土曜日


5月20日23時56分に見知らぬ名前のメールがとどきました。

はじめまして。
シンガーの Eri Liao と申します。
私のバンド Eri Liao Trio(Eri Liao – vo/ ファルコン – guitar/小牧良平 – bass, guitar) で
8月に自主制作で1stアルバムを出すことになり、
CDジャケットの絵を小池さんにお願いできないかと思い、連絡してみました。
=中略=
アルバムタイトルは『紅い木のうた』、
私の出身の台湾原住民族の曲や、オリジナル曲、ロック、ジャズ、
日本歌謡、テレサテン、ジョビン、カーペンターズなど、
いろいろごちゃまぜな感じを3人でやっています。

もしお願いできたらとても嬉しいです。
ご連絡お待ちしております。よろしくお願いいたします。

Eri Liao
https://eriliao.jimdo.com

Eri Liao Trio
https://eriliao.jimdo.com/profile-1/eri-liao-trio/

エリ・リャオさん、
台湾の山岳民族であるタイアル族の血を引く台北出身で、
小学校の時に日本にやってきて、東大を出て、NYのコロンビア大学に編入し、
しかし中退し、JAZZシンガーの道を歩む、、

ムムム、、


添付されたリンクに並んだ13曲のうち3曲を聞いたところですぐに返信。

「ボクに描かせてください」
「そのためにも、まずは会いましょう」

数日後に彼女と会い、その人となりの惹かれ、
しかし、ライブで見て見ないと描けないなと、

ライブスケジュールを俯瞰したら、行ける日が無い。

ならば自分で作ってしまおうと、
締め切り直前だけど6月30日に代々木上原のhako ギャラリーで Eri Liao Trio ライブ開催。

レコーディングされた音だけでは見えない、
Trioでの演奏ならではの緊張感と親密感に感動。

この日、ほとんどの人が初めて彼らの演奏と唄に出会ったのだけど、
その反響は今も続いているという、
ボクの創ってきた音楽の現場の中でも特別な「なにか」が生まれた夜になりました。

さて、まったく無名だけど、今サイコーの感動を与えてくれる彼らの表現に対して、
どんな絵を添えたら良いのか?

アルバムタイトルは「紅い木のうた」

これがとても難しい。

そして
台北から東京、ニューヨークなどなどの音楽を一晩で浴びるような表現の幅の広さ。

さらに、
台湾語、いくつもある原住民後、北京語、日本語、英語などなどの
多言語による表現のラディカリズム。

屈託無く笑うEriさん、その唄に通底するブルース。
それと拮抗したり包み込んだりのジャンルレスのサウンド。

うーーん、なにを描けば良いのか??

ボクの中で浮上したアイデアすべてを見てもらえたら、
それはひとつ「ひとりの男の人生」くらいの
めくるめく面白さがあったのではないかと。

それくらい、
きっと今まで描いてきたCDジャケットの中で一番頭を働かせたはずです。

いやいや、
ボクはアイデアを整理するのにジョギングすることが多いのですが、
このアルバムのために3~40kmくらいは走ったはずで、
頭も身体もフルに使って向かう方向を定めました。

その間、Eriさんとのコミュニケーションが面白くて。

それは「笑える」という面白さではなく、
とても知的な会話の交換という面白いさ。

加えて、
630上原LIVEに足を運んでくれたみなさんが残してくださった言葉に、
直接だったりsns等で触れたことで、なんとか大きな構図と色彩を得て、

結果、
アルバムの冒頭の曲で「ジャラーン」と鳴らされる広がりある音、
そのコード感だけ表現出来たら、
あとは自信を持って『このアルバムに向き合う人を信じた』「もの」を作ろうと、
Eriさんと確認するに至りました。

あとは人生のご褒美のような制作の時。

デザイナーに沖縄在住の平井晋くんを躊躇なく指名。
なによりもPUNKであること、
その上で品のある「もの」を目指しました。

仕上がり、とても気に入っています。

そして、こういう「もの」は作りっぱなしでなく、
これから未来に向けて育ててゆくものだと思い、
まずはここまでの経緯を備忘録として言葉としておこうと思いました。

Eri Liao という魅力的な表現と、
2人の音楽家のリスペクトが編み合わされたまさに「アルバム」です。

CDが売れない時代になぜ彼らはカタチある「もの」を作るのか?

ボクはその部分を一番に考えたかもしれません。

たとえば、
都会でひとり人暮らししている女性がいるとして、
同世代のEriさんの唄に出会い、その人ならではの善き心の動きの先、
「紅い木のうた」と名付けられたアルバムのジャケットを手にしたまま
ウトウト寝てしまっていた。

そんな簡単に消費されない「もの」としてのCDジャケットであることを願っています。

アルバムの正式な発売は9月半ば。
現在は先行でEri Liao Trio のライブで先行発売されています。
*ライブスケジュール
https://eriliao.jimdo.com/schedule/

初回盤はポスター付き。
メンバーが語る演奏曲への思いが綴られています。

唄が好きなら、音楽が好きなら、表現というものが好きなら、
ともかく出会ってもらいたいEri Liaoさんの唄。
自分の音楽人生を紐解いてゆくと
宇多田ヒカル以来のなにかを感じていたりします。

「Thank you & I love you」

2015 年 10 月 27 日 火曜日

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MOMOcafe合唱団4thアルバム「Thank you & I love you」
そのCDパッケージをアートワークを担当しています。

*MOMOcafeサイトでのアルバム紹介ページ
http://bit.ly/1Gvd7Sp

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「オザケンの曲をみんなで歌う」
そんなコンセプトで始まったMOMOcafe合唱団

2009年に1stアルバムを出して、
「オザケンかあ〜、」みたいな距離感で見てたんだけど、

2015年の年の1月に「ジャケの絵を描いて」と
主催の金子純子さんから電話をいただいたことは、
とても自然なことであるんだと思いました。

音楽が売れなくなった時代
東日本の悲劇と向き合った経験
格差の隙間に取り残されているような日々の実感
COOLなものがCOOLなるもに侵食され失われつつある今
などなど

好きな歌うたって録音して
かっこいいジャケ考えて
好きな人に聞いてもらおう

そんな発想は当たり前じゃないかなってね。

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オザケンだけじゃなくて、
原田郁子さんの曲がカヴァーされてたり、
クラムボンのミトくん作曲の唄が入っていたり、
鍵盤マイスター鈴木潤さんがガッツリアレンジしてたり。

金子純子さんのぶっ飛んだジャケイメージを、
ぶっ飛んだデザインに仕上げたのは長宗千夏さん。

最終的なジャケの組み立ては合唱団メンバーの手作業。
でもって、タワレコでもamazonでも流通。

MOMOcafeマーケットではDVD付きだって!
https://momocafe-tokyo.stores.jp

もちろんTシャツやエコバックとかのグッズも作るでしょ!

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いやいや、PVだって手作りだぜ!

ってね、
PUNKだなあ〜

で、合唱団の女子たちが、
「オシャレ」ていうより「健気に真面目」て印象なのが、
やっぱ2015

11月に入ると
下北沢あたりで色々やるみたいだから、
http://momocafe-tokyo.tumblr.com
まずはそんなアクションに触れた上で、

個人的に「いい仕事出来た!」と納得の
カッケーCDジャケに出会ってもらいたいです!!

ジャケをめくってもらうと
ボクにとっての「Thank you & I love you」とは
なんてアンケートへのアンサーが
顔を蛍光ピンク色に染めたようにして載ってたりするしね〜

「長崎」

2015 年 7 月 30 日 木曜日

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5月の長崎取材旅がCDのジャケットに凝縮されました。

「長崎」Beyond
http://www.amazon.co.jp/dp/B0120APEAI

友人の津軽三味線弾き萩原遼くんからいただいた仕事。
長崎在住の彼の叔母さまからの「慰霊の気持ちを音楽にしてくれ」
という願いがカタチになったもの。

「邦楽」としてなかなかの意欲作。

で、あらためて
打ち合わせ当時の遼くんと交わしたメールを確認してみたら、

パッと見て「美しい」
そこから興味を持ち一歩踏み込んでみると「長崎だったか〜」でいいはず。
具象表現による長崎の風景であるけれど、見る人には無名の風景として抽象的な美しさを感じてもらえればだし、
1人ひとりの心の中にある鎮魂も、音楽そのものも説明しすぎない落とし所を見つけられたらだね。

そんな、まあボクらしいことを吐き捨てて、
佐賀と福岡でのワークショップのついでに
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=11282
長崎まですっ飛んで行ったわけです。

そうして散々歩き回った末、
出会った人や風景のディテールすべてすっ飛ばした絵になったわけで、

こんなもん、家でネットから資料拾えば描けるだろうにだけど、
まあいいや。

長崎 のコピー

デザインはその旅の中で知り合った佐賀大学の学生さんで、
デザインを学び中の北村 穂乃果さん。

ワークショップのフライヤーデザインでのコミュニケーションが確かだったから、
「ナガサキ」の後に続く「原爆」「鎮魂」「慰霊」「平和」という言葉に引っ張られ過ぎることなく、
しかし、今を生きる人の平和を思うコロロを写す合わせ鏡のようなものを、
ボクの絵から削り出してくれるんじゃないかな?なんて期待で依頼。

ハタチの感性、見事にボクの絵をぶった切り、
もしかしたら普遍性さえも感じる平和の絵を描いてくれたように思います。

叔母さまも喜んでくださったとのこと、
ほんと、彼女にお願いしてよかった!

CD、というか、音楽そのものが売れない時代、
しかし、まだやっておくべきことはあるし、
他の人から見れば単なる「空回り」な作業でしかないだろうけど、
まあ、心は未来方向にハトちゃんと共に飛ばしているわけです。

てことで、
遼くん、素晴らしいチャンスをありがとう!

tricolor「旅にまつわる物語」

2015 年 3 月 14 日 土曜日

tricolor_旅にまつわる物語700
アイリッシュトラッドを基本に、
生活に密着した無垢な音楽を奏でる3人組 tricolor
http://tricolor-web.com

前作に続いてアートワークを担当した彼らの4作目となるアルバム
「旅にまつわる物語」が3月15日に発表されます。

音楽性、演奏、録音、すべての上でグイッと成長した今作。
傑作です。

そんなわけで、
前作同様に丁寧なコミュニケーションを重ねていただいた末、
ボクの今のベストが描けたと自負しています。

アイリッシュって森や湖のイメージが多いかもですが、
ボクが描いたのは福島県いわき市豊間のビーチ。
震災以降何度も描いてきた風景に初めて人物を描きこみました。

それは個人的に大きなチャンレンジなのですが、
アイリッシュのなんたるかを突き破って
tricolorの今に捧げてみたくなりました。

このアルバムに向けたコメントをお願いされたので、
こちらでも掲載しておきます。

***
旅から持ち帰ることの出来る最上のものについて考えてみる。

「なにを見た」「なにに出会った」「誰と知り合った」などなど、
旅の話の語らいはいつの時代でも最高の酒の肴であるのだけれど、
そんな語らいの友がいること、そこに帰ってこれたんだってこと、
それこそが旅から持ち帰ることの出来る最上のものであると気づき、
目の前ので微笑む人の「そのまま」を愛しく思えた時、旅は終わる。

もちろんその瞬間から次の旅は始まるのだけどね。

tricolor は3番目のアルバムの中で旅を語りつつ、
ボクたちの日々の「そのまま」に深い愛を捧げてくれているように思う。

なにげなくも深い深い LOVE ALBUM なんだと
ボクの直感が教えてくれる。

そんなアルバムのジャケットのアートワークの依頼を受けて、
ボクの今のベストだけを捧げようと思ったんだ。

***

現在放送中のNHK連続テレビ小説「マッサン」の劇中曲も担当するtricolor
このアルバムがより多くの人の生活に寄り添うものであればなあと願います。

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花の絵が並ぶ風景は
青森のコノハト茶葉店の三宅さんから送っていただいた
「2011.03.11. 19:34」とタイプされた写真。

2010年3月7日から富ヶ谷のパン屋ルヴァンのカフェルシャレで
「その辺に咲いていた花」と名付けた展覧会で展示した花の絵は、
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=3457

西日本の各地を巡り、
確か13箇所目の展示場所として青森にたどり着き、
2011年3月7日からコノハトさんの店内で展示され始めました。
http://blog.connacht.jp/?eid=52

三宅さんとの出会いは
福岡を中心に開催されていたcafe week というイベントに
青森からコノハトさんが参加されたことに始まります。

宮崎県の日向の花屋の後藤さんが提案された
「かわいい花に旅させた」という『花の種ばら撒き育成企画』を共にし、
広がりすぎたローカルイベントの時空を超え
お互いの花の成長を軸とした親密な会話を重ねてこれた方です。
(この時形成された繋がりは今のPeaceてぬぐいの活動にも生きています)

この展覧会の企画を進める過程で三宅さんから教えていただいたのが
アイリッシュトラッドを奏でる3人組 tricolor

3人の生きてきた時間がピタッと収められたアルバムは
深い親しみを感じた音楽との出会いとなりました。

そしてこの写真

震災の停電の暗闇の中、
ロウソクの灯りで照らし出されたその辺に咲いているはずの花。

CDは当然再生出来ない状態ではあったけれど、
停電の直前まで鳴っていたtricolorの音楽は、
三宅さんの心の中の不安や恐れの隣でループしていたそうです。

あれから4年
3月27日青山HADEN BOOKSで
コノハトさんとtricolorとボクがひとつになれる時間を創ります。

お茶の本を上梓されたばかりの三宅さん

「マッサン」最終回前夜で駆けつけてくれるtricolor

15日発表のtricolor のアルバムのアートワークを手がけたボク

HADEN の店主は青森三沢出身の林下さん。

彼と金子飛鳥さんとボクとで震災以降続けてきたイベント
「本・つながる・未来」の18回目として開催するこの日。

タイトルはtricolorのアルバムにボクたちが出会った理由も込めて

「旅にまつわる物語」~かわいい花に旅させた

2014年3月27日(金) 
本・つながる・未来 vol.18 tricolor ライブ
with コノハト茶葉店(青森)× 小池アミイゴ
Open 19:00 start 19:30
参加費:3,000円
(内500円募金・別途1ドリンクオーダー)
http://www.hadenbooks.com

みなさんぜひご参加くださいませ!

小さな花の種や花の絵を巡り言葉を交わしてきたことは、
濃厚な質感のものではないけれど、
それでも3月11日を乗り越えるしなやかさを持ち、
今も生き続けているんだと感じています。

ボクがあの日から始めたことの多くは、
みなさんと重ねてきた会話を武器にカタチに出来たこと。

震災の悲劇は今も現在進行形で「その辺」にあります。
それでもボクたちが育てるべきものがなんであるのか、
ブレることなく感じてゆけること続けてゆくつもりです。

baobab「folk」LIVE @神宮前VACANT

2014 年 9 月 9 日 火曜日

tokyoharvest
10月3日(金)baobabのライブを神宮前のVACANTで開催します!

baobab「folk」リリースライブ~東京収穫祭~
@ 神宮前VACANT
2014.10.3 (金)

開場 18:00 開演 19:00
料金 前売 3,000円 / 当日3,500円 (1ドリンク付)
   小学生以下無料
出演 baobaba + 田中良太

=収穫祭のレストラン=
秋の収穫祭にちなんだ季節の素材を使ったお惣菜を500円で提供。

●カテリーナの野菜で作る三代子さんのお惣菜
●キッシュとオランダチーズの店”MINNA foods”
●ルヴァンのパン
●Little Nap coffee stand
●収穫祭のワイン屋

*収穫祭のワインフリーパス 1000円/ワイン飲み放題+1フード

tokyoharvest

【予約・お問い合わせ】
baobabチケット予約メール ▶ info@baobab-8.com
件名を「VACANTライブ」とし、お名前・予約人数・ご連絡先を表記の上、ご送信下さい。
お支払いは入場の際に会場受付にてお願いいたします。

会場:VACANT
http://www.vacant.vc/
渋谷区神宮前3-20-13
tel : 03-6459-2962
MAP> http://goo.gl/maps/0yc6s

baobab http://baobab-8.com
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ローカルに暮らすスベテの人に手渡してゆきたいbaobabの音楽

大分県の国東半島の付け根、山香町の田んぼに囲まれた小さな森に暮らすbaobabの一家。
自然に恵まれた地で、古楽器の製作と自給自足を基本とした地に足の着いた生活は、
これからの日本人が進むべきライフスタイルのひとつとして、今とても注目されています。

兄でギター担当の未来くんと、妹でフィドルと唄のマイカさん2人によるbaobab。
その音楽は生活と仕事の実感から生まれ、日々に寄り添い、祭りの時を華やかに演出し、
夜の静けさを友とし、朝日にきらめき、世界の共通言語となりうる真のLIFE TIME MUSIC
中世から伝わる自作の美しいフォルムの古楽器も使った、豊かな発想と確かな演奏力で、
東京でも多くのファンを獲得しています。

今回は、baobabの暮らす森で毎年5月の開催される手作りフェス
sing bird concert の風通しの良い空気感もそのままに、
今春発表した新しいアルバム「folk」のお披露目として、収穫祭LIVEを開催。

生活に必要なだけの音量と、彼らの育てた食材による料理とワインで演出するお祭りは、
小さなお子さんからじーちゃんばーちゃんまでウエルカム!
心も身体も踊り出す豊かな時を共にしましょう!

01-16
baobab「folk」
夜明け / 太陽 / mountain / ねのね / 鳥の歌
little dancing / flower’s / 砂漠の鈴
Last Parade / こもれびの旅路
Catherina Sound Farm [CSF-006 ]
2,300yen (tax in)

今年5月のfolkを巡る旅について
http://www.yakuin-records.com/amigos/?p=10366