「こぐまと星ハーモニカ」

表紙や挿絵を担当した子どものための物語
おはなしのまど 8「こぐまと星のハーモニカ」
7月17日に刊行されます。

「こぐまと星のハーモニカ」
赤羽じゅんこ(著/文)小池アミイゴ(イラスト)
発行:フレーベル館  84ページ定価 1,100円+税
ISBN9784577049228
CコードC8093
フレーベル館「こぐまと星のハーモニカ」ページ

赤羽じゅんこさん作の物語をいただき、
「ああいいな」と思い、
息子の学校が休校となった3月初頭から作画を始めた数十点の絵は、
10歳の息子が家にいたからこそ描けたように思います。

主人公の小学生ゴウくんが、友だちとの喧嘩でモヤモヤ過ごす夏の日の夜、
とつぜん現れたこぐまは、ゴウくんと同じくモヤモヤを抱える存在。

だからこそ仲良くなれたふたり(?)は、夏の時を思いっきり楽しみます。

読み進めてゆくと、すっと子どものころの夏の匂いが蘇るような、
そんなお話し。

ほんと、良い時に出会えた物語だと思いました。

世の中コロナで大変だけど、
もしかしたら、だからこそってこともあるか?

さて、
では”こぐま座”との関係は、
ハーモニカはどんな活躍をするのか?

その辺はぜひこの本を手にとられて、
お子さんと一緒に読んで確かめていただけたらです。

きっと今こういうものが必要なのだろうと、
これもこの春を一緒に過ごした息子から教えられるたような気持ちで、
表紙の絵は思いっきり可愛く描いてみました。

それをさらにデザイナーさんがキラッキラに仕上げてくれて、
ほんと嬉しい一冊として生まれてくれました。


編集担当の渡辺さんは、
この物語に対する熱い想いをザクッと伝えてくださってから先は、
ボクを夏休みの時に放り込んでくれたような編集をしていただき、
最後に実に的確な指摘をしてくださるとと共に、
ボクの制作意図も全面的に信頼くださり、
一冊を気持ちよく完成に導いてくれました。

ああ、気持ち良い仕事!

そんなボクの気持ちも伝わればいいなと願っております。

peace!!

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