2013-2014


2013年12月31日

今年の1月から2月にかけて東北を巡り描いたスケッチの映像
音楽を差し替え再度アップしました。

仕事と子育ての両輪にはさまれ
慌ただしく過ごしてしまった一年でしたが、
1年という長さに静かに思いを巡らせると
こんな風景を「帰る場所」として手に入れられたことがうれしく
それは「そこで生活する」ということではないけれど、
これからを生きる足場が徐々に見えてきたように感じた1年でした。

ボクのそんなのんびりとした思いとは裏腹に
世界は慌ただしく「どちらかの方」に突き進んでゆこうとしているように
思えて仕方ありません。

ちょっと待って
ちょっと落ち着いてくれ
ボクたちがやるべきはそれだったのか?

キナ臭ささえ感じる喧噪の中、
しかしボクたちは3月11日の夜の暗闇の中で、
そしてそれからしばらく続いた(続いている)恐怖と憤りの日々の中で、
これからの多くのことは、
1人ひとりとの豊かなコミュニケーションをもって、
じっくり時間をかけて構築してゆかなければならないものであり、
それはみんなの力を結集して取り組んでも
10年、20年って時間のかかることだぞ!
そう思い、覚悟したはず。

あの時の感覚を忘れちゃいけない。

今はそれ以上の言葉は思い浮かばず、
ボクはボクのやることを愚直に積み重ねてゆくだけだな〜。
そう思います。

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12月30日の昨日は
某出版社の編集部に缶詰になり
イラストレーションデーターの修正を昼前から深夜まで

お付合い頂いた編集担当O氏は
ボクの作業中、テキストの校正、校正、校正

0氏は1ヶ月半前に娘さんが生まれたばかり
そんな大切な時期の12月30日に
暖房の効きの悪い現場で朝から晩まで
ジョバンニとカンパネルラのようにして作業。

そうやって、やっと1冊の本が出来上がる。

愛しの1ヶ月半ちゃんが大きくなったら
あの日のとーちゃんはキミと一緒にいられず、
変なおじちゃんと一緒だったけど、
とっても頑張っていたして、スゲーかっこ良かったぞ!
そう伝えてあげたいね〜。

そんな1人ひとりの頑張りが報われ
1人ひとりが望む身の丈に合った未来であればなあ〜
涙がこぼれそうな感覚と共にそう思う2013という1年。
(映像に添えたキースジャレットのピアノは、
 そんな感覚の多くを代弁してくれているのかもしれません)

そして、
今年出会った愛しき1人ひとりと交わした豊かな言葉こそ
ボクの2014をカタチづくるものであり
それはつまらない価値観に振り回されること無く
これからも続いてゆくことであるし
続けてゆかねばならないことだ。
そう考えています

2013
to
2014
PEACE!!
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みなさんに「良いお年を〜」とお声かけするより
「良い年にしてゆきましょう!」そんなのが正直な気持ちの
2013年12月31日なわけです。

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