2016 年 4 月 のアーカイブ

LOVE KUMAMOTO 2

2016 年 4 月 24 日 日曜日

LOVE_KUMAMOTO_HUG
LOVE KUMAMOTO ポストカード 1刷りめ、
ご希望の方に送付し、在庫が無くなりました。

次は絵柄を変えて(今回アップした絵)印刷。
4月26日にはあがってくるとのこと。

お待たせしている方は仕上がり次第送付します。
引き続き使い道ある方はお声掛けください。

データーでご利用の方は、
Googleフォトの以下のリンクからダウンロードしてください。
https://goo.gl/photos/rXrDMBWGKKrqXxVb6

こういうことの説明をちょっと。

こういうことを自己表現とは思っておらず、
(脊椎反射くらいのもの?)

さらには、
ボクがなにか立派なことを語ってしまうまでもなく、
豊かなアイデアもほとばしる情熱も、
LOVEだの優しさだのなんてものも、
ローカルに暮らす1人ひとりの中に埋まっているんだってこと、
東日本からの5年で確認してきました。

で、
ボクは『見栄はしないが使い勝手の良いスコップ』のような絵を描き、
「勝手に使ってくれ」とその辺に放り投げてるだけ。

ほんとスコップだからねー、
勝手に使って自分の中の豊かなマインド掘り起こしたらいいね〜

んで、
みんなそういうことにテレてる場合じゃ無いし、

もしくは、
LOVEだの優しさだのみたいな立派なものだけでなく、

「怖い」「つらい」「悲しい」なんて感情も掘り起こしてあげ、
たまには大声で「こんな絵描きやがって!バカアミイゴーー!!」
とか叫んでみることもしてくださいよ〜。

被災の真っ只中に置かれた人もそうだけど、
被災の向こう側の人こそ、ぜひ!

1週間

2016 年 4 月 21 日 木曜日

4月14日の熊本地震発生から1週間
snsに投稿した言葉を整理してまとめておきます。
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微力ポストカード、
とりあえず印刷あがってきました。

衝動的に印刷屋に放り込んだので、
「KUMAMOTO」でいいかどうかだし、

そもそも、
こんなもんで被災者が「救われる」とか
「癒される」とか一切思ってないけど、

被災の向こう側で使い道を思いつく人があれば、
静かにシェアしてゆこうと思っています。

「東日本」なんてタイトルをつけた展覧会を、
東日本大震災から3年とか4年とかのタイミングで西日本を巡回させ、
東北を描いた絵の前で多くの人と言葉を交わしてみると、

多くの人が「まだなにも出来てない」ことを
心苦しそうな表情で口にしてくれました。

いやいや、そんな苦しそうな顔しないで、
「出来てない」を受け入れるってことにも
大きな意味があるんじゃないか?って。

震災のような事態を前に、
初動で動かなくちゃならない人もいるし、
瞬発力を持って駆けつけられる人もいるし、
時間をかけアプローチする人もいる。

「何も出来ていない」とうつむきながら語った心優しき人たち。

その優しさが必要とされる時は必ずある。
デカイものの前で無力な「ひとり」であっても、
「ひとり」に向き合い「ひとつの熱」を手渡せるのはそんな人だし、
その小さな熱がどれだけ人を救うのか、
ボクが東日本で見たものはそんなことです。

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2005年福岡西方沖地震の被災を博多港で受けた
群馬生まれ東京在住のボクは、
その直後で何度か福岡に通ったのだけど、

その時、活動の拠点になっていたcafe sones 見た、
カウンターに置かれた牛乳パックで作られた募金箱が、
今の自分の活動を支えるひとつの原風景になっています。

被災で営業がままならなくなった街のあるコーヒー屋、
その一軒に向けられた義援活動。

なんも大げさじゃない、

しかし、
関わる人の顔の見える確かななアクション。

福岡という街のサイズと、風通しの良い人の関係を羨ましく思いながらも、
「東京」ではデカすぎて手に負えないことばかりだけど、
「渋谷区代々木」くらいの概念であれば、
なんとか牛乳パックひとつ分の顔の見える関係を構築出来るんじゃなかってね。

そんな規模のものを、
ゆるやかに繋いでゆく社会の姿を想像し、
そんな関係の中で生きるものを作ることを考え続けている。

2016年の4月のsonesで、
ボクの描いた絵が募金箱の上でうつぶせになっているとか、
手書きで添えられた文字とか、とても面白いことだと思うのです。

イラストレーションのフリー素材
引き続き使い道ある方は使ってみてください。

LOVE_KYUSHU
・Googleフォト
https://goo.gl/photos/rXrDMBWGKKrqXxVb6
・当ブログ

LOVE KUMAMOTO イラストレーションフリー素材

ところで、
被災の向こう側で使われる
「いつもと変わらずやってゆこう」って言葉、
金言すぎて聞こえちゃうんだよね。
(もしくは、経済用語すぎる?)

ボクは弱い人間なので、
これだけの災害を目の当たりにして
いつもと同じでなんかいられない。

弱いながらに考え、なんとか言えることは、

「昨日よりも想像力を働かせて『いつも通り』を生きなきゃだ!」

です。

今日、2年かけて進めてきた仕事の絵を描き終え、
20点の作品を編集者に渡してきました。

東日本の悲劇に少なからず影響を受け、描き始めた絵は、
2016年4月14日を超えたところでは、
やはり、熊本の悲劇に答えた、
今は上手い言葉がみつからないけど、
今だからこそ描けた(描くべき)絵として仕上がりました。

それがプロとして是か非かは、
仕上がったものを見たみなさんが判断してくれればいいのだけど、

少なくともボクは、そういったことに左右されてしまう
大波の中で揺れ動く小舟のような「ひとり」であるなあ〜

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ところで、
熊本地震の後、
東北太平洋沿岸部に暮らす友人数名とコンタクト。

「あれから5年」の春
5年分の疲労感と共に、
経済的な厳しさを伝えてくれました。

大きな「復興」は目につくのだけど、
ボクのようなものが見なければいけないのは、
そこじゃないよね。

で、すべてはお互い様。

東北も熊本も東京もボクの心の中では地続き。
地震ごときで揺らいだりしないって!

LOVE KUMAMOTO イラストレーションフリー素材

2016 年 4 月 16 日 土曜日

LOVE_KUMAMOTO_改_1000
熊本地震での被害は熊本に限定されたものではないですが、
取り急ぎ作ってみました。

使い道ある方はご使用ください。

同じ素材を Googleフォトにもアップしてあります。
https://goo.gl/photos/rXrDMBWGKKrqXxVb6
スマホ等でのアクセスはこちらが便利かもです。
!)4月19日「LOVE KYUSHU」「LOVE OITA」を追加

さらに大きなサイズを必要とされる方は、
この記事にコメントくださいませ。

東日本大震災の際に制作した絵も
引き続きご利用ください。

PEACE for JP

LOVE_KYUSHU

LOVE KUMAMOTO_1000

LOVE_KUMAAMOTO415_1000

JAPAN

那須黒磯のSHOZOで花の絵の展覧会開催

2016 年 4 月 15 日 金曜日

shozoポストカード仮585

「立春より」小池アミイゴ 花の絵の展覧会
・4月29日(金) ~ 5月8日(日)
・SHOZO のギャラリー tonari にて

open: 11:30 – 18:00
*期間中無休。無料でご高覧いただけますが、
 ぜひSHOZOの珈琲とそこに流れる時もお楽しみください。

「アミイゴさん、那須の花を描いて展覧会を開いてください」
そんなオーダーを昨年の暮にSHOZOからいただき、
立春の日の那須を歩き、花を見て、SHOZOで働く人たちと語らい、
初夏の黒磯でささやかな展覧会を開くことになりました。

お立ち寄りくださる方がほっと出来る場所でありますよう、
ゆるやかな時の空間を創り、お待ちしております。

1988 CAFE SHOZO そして、tonari
〒325-0045 栃木県那須塩原市高砂町6-5
0287-63-9833
http://www.shozo.co.jp
SHOZO花展map0333

ボクが花を描き始めた大きな理由のひとつは、
那須黒磯のSHOZOというコーヒー屋の美意識に触れたことによります。

今回の身にあまるご依頼を有り難く感じると共に、
展覧会開催に至るまでの現地の取材や、
スタッフのみなさんとのワークショップ開催など、
実に密な関係を構築していただけたということがとても嬉しく、
そんな経験も花に託し、命ある絵になればと願っております。

ボクの滞在は
初日4月29日と5月7日8日を予定しております。

愛しき熊本さんへ。

2016 年 4 月 15 日 金曜日

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熊本のみなさん。
余震がまだ続く中、今日は夏日となる予報が出ています。
ささいなことですが、身の回りの人と声を掛け合い、
小まめな水分補給を心がけてくださいね〜

ボクは東京に在って無力な存在ですが、
なにか必要があれば伝えてください。

熊本は10日前にうかがったばかり。

相変わらずあっけらかんとした空と人とが迎えてくれて、
気持ちの良い時間を過ごすことができました。

今は恐怖と不安に包まれた時を過ごされていると思うと、
胸を締め付けられる思いであります。

多くの知人の無事は、sns等で確認できていますが、
ボクが熊本に行く1番の目的の場所
「orange」という雑貨カフェと併設された「橙書店」は
電話で無事を確認。

いくつかの忘れられない唄の時を共に創り、
ボクの絵の展覧会の現場にもなってくれた場所。

そんな折々に集う愛しき女どもの涙に、
何度首まで浸かったことか!

電話の向こうの店主さんは不安に包まれた声で、
お店が大変なことになっていることや、
いくつかの心配事を口にされていました。

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いつもフラッと立ち寄るボクを快く受け入れてくれ、
お互いの健在を確認したら、
あとはビールひと瓶分の「トントン」「ツー」と響く
風通しの良い会話を交わせる場所。

先日はキリンクラシックラガーの小瓶に、
ピーマンのぬか漬けを添えてくれてね〜

旅先の心からホッとする時を
さりげなく演出してくれちゃって、、

「またね〜」と、
これまたさりげなく言葉を交わし、
別れてきちゃったけど、

せめてぬか漬けの美味しい記憶分だけでも、
力になれることやらなきゃって思っている今です。

ほんと、なんでもいいから声をかけてよー

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先日は10年ぶりくらいに熊本城の中を歩いてみたけど、
その時はその威容に堅牢さを疑わなかった石垣が、
崩れてしまってるんだ、、

人はなんて凄いものを造るんだ!と感激した熊本城。

しかし、自然の力の前では儚いものでしかないんだよな。。

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こういった自然災害を目の当たりしする度に、
明日はわが身であることを知り、
ならば、やはり今恐怖と困難の中に置かれた人に
なにが出来るのであるか?
想像力をたえず働かせてゆかねばと思います。

そして、
今夜は息子が学校から戻ったら、
家族一緒に日々の安全についての会話を持とうと考えています。

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orangeと橙書店がある通り。
こんな路地の先に、愛しき泣き虫女の集う店があるんだ。

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雲を見るなら熊本。
ポコントした形の大きな雲がのほほ〜んと浮かんでいます。

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人を見るなら熊本。
男性は、雲と同じくポコンとのほほ〜んと。
女性は、
特に女子高生は太陽のような生命力をほとばしらせ、
チャリンコでカッ飛んでゆくのです。

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「死なずに生きられちゃうとこだよね〜」
orangeの店主さんと交わす冗談ともつかぬ熊本論。

だからこそ「なぐさめ」が必要だってこと、
この街から教えてもらったボクです。

orange & 橙書店
http://www.zakkacafe-orange.com/top/

61ヶ月め

2016 年 4 月 11 日 月曜日

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今日は2011年3月11日から1859日
5年1ヶ月
61回目の11日です。

ただいまボクの「東日本」の作品群は、
山口県湯田温泉のライブハウスOrgan’s Melody で展示されております。

震災以降、ボクの活動を心の拠り所として考えてくださっていた、
オーナーの福田英三さんから熱いメッセージをいただき、
その心意気に答えるべく作品を委ねました。

20日まで、なんらかのライブが開催される中、
ライブの無い昼の時間でも作品も見ていただけますので、
お時間あるかたはぜひご高覧くださいませ。
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先日は九州へ。

4月2日3日と福岡市の競艇場で開催された
フリマと食と音楽とアートのピクニックイベント、SEA PICNICに呼んでいただき、
二日間にわたり子どもたちとセッション的に絵をえがくワークショップ。

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10年以上通い詰めた福岡ですが、
今まさにこういった現場が必要とされているってこと、
明快に感じた今回。

とても良いタイミングで呼んでいただけたはずです。

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で、そこは九州福岡。

街に暮らす人たちのオープンなマインドはそのままに、
うわっーっと集まってくれた子どもたちやパパママじじばばの皆さんと、
祇園山笠並みの勢いで筆をふるって、
「おいさ」「おいさ」とあっと言う間に絵を描きあげました。

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いつもは子どもたちが絵を描くマインドを開いてゆくため、
いくつかの段階を踏んでゆくのですが、
福岡ではひとつふたつの段階を飛び越え、マインドが開いていった印象。

で、2日目のセッションで気がついたのは、
親子や友だち同士での会話に
オープンな音の響きがあるなということ。

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母音がはっきり発語されたり、
語尾が上がって会話が終わるとか、
九州の言葉ならでは発語の構造があるし、

商都博多ならではの慣用句の多さが、
発語が思考に邪魔されないなんてこともあるだろうね。

会話って身体を使った表現でもあるから、
そこがオープンであることで、
やはり身体を使う作業である絵を描くこと、
その表現の1歩めにスムースにアプローチ出来るってイメージ。

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寒い地方でこのようなセッションを行う場合、
やはり、ひとつふたつの手順が増えるし、
身体を動かし描く楽しさの以前に、
思考が働く傾向があるなあと。

ただ、そのどちらが優れているということではなく、
どちらにしても、
目の前の子どもたちとのコミュニケーションを丁寧にやってゆく限り、
結果、子どもたちは伸びやかな表現をしてくれるわけで、

オトナであるボクがなにかをジャッジするより、
いつか、福岡の子どもたちと、
たとえば被災地なんて呼ばれている土地の子どもたちと、
セーノで絵を描き、それぞれの違いに戸惑いながらも、
ドロンドロンの絵の世界でひとつになってゆく、
そんな経験の現場を作るのが一番なんじゃないかと思ったな。

そういうの誰か一緒に企画しない?

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ワークショップ初日には、
車椅子で来てた男性が終始楽しそうにこのセッションに参加してくれていて、
絵を描き終えた後、なんやかや話しをしてみたんだけど、

ワークショップ参加の双子のかわいこちゃんのパパさんでもある人は、
これからのチャレンジすべきこととか、
普通初対面だとなかなか語らないであろうことなど話してくれ、
ボクも思うままを言葉として返して。

そういうことって、
さっきまで子どもたちが元気に身体を動かし仕上げたデカイ絵がひとつ、
目の前にあってくれるからこそ出来る「気兼ねのなさ」ではないかなと。

これはひとつの例であって、
こういった活動の必然を感じている人が、
福岡以外の遠くからも足を運んでくれ、
気兼ねのない空気の中で、それぞれ感じたことを言葉にして残していってくれた時間。

ボクは子どもたちとの、
一瞬一瞬のコミュニケーションに全エネルギーを注がなくちゃで、
オトナのみなさんとちゃんと考えを交換出来なかったはずですが、
しかし、次へのきっかけは生まれたはず。

次の場所、共に創ってゆけますよう。
ご参加ありがとうございました!

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SEA PICNIC という企画事態、
良い意味で人の猥雑さや下世話さがマスキングされておらず、
こういったフェスにありがちな「集まる人の同質感」も薄く、
その辺やはり、ボクの好きな福岡の顔をしていたイベントでした。

初回ということで、いろいろ大変だっただろうけど、
もし次があれば、変にまとまることなく、福岡らしい現場であり続けてもらいたいです。

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主催は人ったらしのbingobongo宮野くん。

自身の考えを形にするべく、
孤軍奮闘する姿ばかりが見えた今回だけど、
ぜひぜひ若い人を育てていってくださいね〜!

今回は絶妙のタイミングでのお声掛け、ありがとう。
PEACE!!

で、次の日は九州をグッと南下。
熊本の津奈木町を目指しました。

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博多から新幹線で熊本まで、
そこから在来線で八代。

八代で肥薩おれんじ鉄道に乗り換え、
今まで見たことの無い穏やかな表情の海、
不知火海に沿って南下。

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1時間ほどで津奈木町へ。
今年2月に上梓された水曜日の手紙集「赤崎水曜日郵便局」の表紙で、
ボクが描いた赤崎小学校をめぐる風景と初対面です。

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出来るだけ本物を見て描くことを心がけているボクですが、
この仕事はあえて見ないことで、ファンタジーが担保されたんだと思いました。

そして、描いた後でこの風景に出会えたことで、
次の仕事で生きる経験を得たはずです。

赤崎水曜日郵便局_表_585

東北の三陸海岸と同じくリアスの地。

海岸線に沿った深い入江に集落が点在する風景は、
たとえば気仙沼の唐桑半島で出会った人の営みと重なるものです。

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そこに気候や風土、地政学的な違いがあり、
人の気質の違いが生まれる。

唐桑を知り、赤崎を知ることで、
加速する想像。

だれだろう?
初めてこの土地で暮らそうって考えた人は。

そんな想像がほんと楽しい!

もしくは、
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東北の沿岸部では、
2011年ん3月11日に、
この土地で言えばこの辺りまでを津波で失ってしまったのか、
という想像。

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今回、短い時間ではありましたが、
つなぎ美術館の学芸員であり、
「赤崎水曜日郵便局」の編者であり楠本智郎さんに、
この土地を的確に、丁寧にご案内いただけました。

ご案内いただく間にうかがった、
この土地のことや、ここであったこと、やってきたこと、
もしくは、町営の美術館「つなぎ美術館」の
町のサイズに合ったちょうど良い規模とか、

そこに向ける楠本さんの視線の確かさに、
地方でアートプロジェクトを進めて行く上で必要なことの
多くを感じることが出来ました。

また、津奈木町役場へもご挨拶に。
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町長さんであられる西川裕氏はじめ、
アートプロジェクトを推進される方々にお会いするチャンスを得ました。

ちょっとの時間での会話でしたが、
西川さんのアートに関する認識が、
とても「今」にフィットしたものであったのに驚き、

こういったローカルのアートプロジェクトは、
一部の「わかってる人」だけで進めるものではなく、
その土地に暮らす1人ひとりの意識を目覚めさせ、
プロジェクトにちょっとでも参加し楽しんでもらうことが、
作品を創ってゆくこと以上に重要なんだと感じました。

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駆け足の津奈木町フィールドワークでありましたが、
しかし、行ってよかった!

この経験をもって、
あらためて東北の海岸線を歩いてみたり、
土地に暮らす人たちと言葉を交換してみたりしたいな。

で、
津奈木町、もしくは赤崎。
またうかがいますね〜!

R0016361

あ、
津奈木町、
新幹線で新水俣まで行ってしまえば、
かなり楽に着けるとのこと。

でも、肥薩おれんじ鉄道ののんびりとした風情も、
捨てがたいなあ〜

tricolor「うたう日々」

2016 年 4 月 8 日 金曜日

tricolorうたう日々585
tricolorの新しいアルバム「うたう日々」とどきました!

tricolorのアルバムのアートワークはこれで3作連続で務めているけれど、
なんつったって、ひとつひとつの仕事に向かう際のコミュニケーションが
適切だし丁寧なのがトリコロール。

毎回とても気持ち良く創作に向かってゆけ、
毎回とても気持ち良く、彼らの望みを裏切った仕上がりの絵を提供している。

トリコロールとは仕事を超えたところで、
音楽と絵の本物のコラボレーションを実現出来ているはず。

今回のオーダーは「うたう人」をシンプルな線で描き、
色数を抑えた、しかしカラフルな仕上げにしてくれとのこと。

が、
届けられた彼らの音楽や唄を聴いて、
空色の絵の具1色の細い筆を使ったドローイングでのポートレイトを選択。

録音風景が記録されたビデオをコマ送りにして、
一瞬の「うたの表情」を採集し、
彼らのリズムに合わせトレースするようにして描いたって感じ。

彼らが記録してきた唄には、
「そう描くべき」という緻密な設計図も込められていたようで、
もしかしたら、絵というより楽譜みたいな感じのイラストレーションかもね。


デザインは長崎在住の石本夏帆(かはん)さん。

扱いの難しいイラストレーションを思い切って投げてみたら、
そのままトリコロールの唄が聞こえてくるような
美しいジャケットに仕上げてくれました。

そんなトリコロールのホワイトアルバム

このジャケそのものの13の唄と音楽が記録され2700円

生活の中にあって必要にして食い飽きのこない、
ご飯やパンのようなアルバムですよ〜


で!
4月22日(金) Tricolor ニューアルバム「うたう日々」発売記念
スペシャルライブ&トークイベントat青山ヘイデンブックス

http://www.hadenbooks.com
Open 19時 / Start 19時30分
Charge : 予約 3000円 / 当日 3500円(共に1drink order)
guest vocal : 森ゆに、優河
小池アミイゴもこの原画持参でトークショーに参加します。

予約・問い合わせ:店頭、またはお電話、メールにてお申し込みください。
03-6418-5410 / info@hadenbooks.com(HADEN BOOKS)
ご予約の際には【4月22日ライブ予約】と合わせて、
お名前・連絡先(電話番号)・予約人数をお知らせください。

New Albumの発売を記念して、アルバムに参加してくださった
ゲスト ヴォーカルの森ゆにさんと優河さんのおふたりと、
表紙のイラストを描いてくださった小池アミイゴさんをお迎えします!

レコーディングのお話などもしながら、
HADEN BOOKSで気持ち良い音の一夜です。

tricolor(トリコロール)
http://tricolor-web.com