灯り失った時を取り返す
3月26日のHADEN BOOKS でのtricolorライブ
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
年度末の金曜日は色々ありすぎで
思うような「集客」には至りませんでしたが、
HADEN BOOKS らしさを感じさせる
美しい時間が生まれたはずです。
3月11日、震災の日の夜、
電気による灯りを失った青森のコノハト茶葉店では、
ボクの描いた花の絵がロウソクの灯火に照らされ、
CDは止まったままでも、
tricolorの音楽は店主の三宅さんの心の中でループし続けていた。
青森のコノハト茶葉店さん、tricolor、HADEN BOOKS、そしてボクと、
なぜこの夜この場所に集ったのかを紐解いた時間。
それはtricolorの演奏にも反映されたはずで、
他の現場では感じることの出来ない三つの音の重なりの思慮深さと、
三人の人としてのセクシーな美しさがにじみ出たステージとなり、
もはや「アイリッシュ」という枕詞が必要の無い、
「tricolorの音楽」に触れたように思いました。
それはボクの表現の成分がなにで出来ているのか
あらためて確認出来た「LIVE」でもありました。
この夜が明けたら、
新しいアルバム「旅にまつわる物語」を携え旅に出るtricolor
http://tricolor-web.com/schedule/
この夜にボクたちが確認しあった大切なものも
日本の各地に届けてくれるんだと思っています。
個人的には多くのことを盛り込んだ時間でもありましたが、
それは今後それを必要する人に届けられるよう、
あらためて磨きをかけてゆきます。
そんなわけで自分の気合に負けて風邪ダウン、、
tricolorが劇中曲を担当した「マッサン」最終回も、
ナミダとハナミズでぐじゃぐじゃになりながら浴びた始末。
シャーロットさんの演技の所作に触れられなくなりますが、
ボクたちの冒険は続いてゆきますね!