成城学園前 小池花店 閉店御礼

春の始まる日の朝に思いついたのだ。

「そうだ、その辺に咲いている花を摘んで花屋を始めよう」

そうしてボクは花屋になった。

道ばたに木の箱をいくつか置き、
いくつかの花瓶を並べた店だ

1日のお客は多くて2人。
1人も来ないなんて日もざらである。

そもそもその1人2人のお客だって、
花を買ったりしないのだ。

町のみんなはボクを「愚か者」と呼んだ。

もっとも花屋を始めなくても、
みんなはボクは「愚か者」と呼んだだろう。

そう呼ばれることでボクのなにかが変わることは無く、
大切なのはただ花に出会うことなのだ。

春、夏、秋、と季節は巡り、冬が来た。

「そうか、冬か」

ボクはそう思い、花の絵を描くことにした。

花屋は春になったらまた始めればいい。

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小池アミイゴ花の絵の展覧会「成城学園前 小池花店」
沢山のお運びありがとうございました。

皆さまの2018が花咲くものでありますよう、
引き続き土を耕し種を蒔き、水を汲み、与え、
共に日の光をあびて行こうと思います。

アミイゴ
2017
peace!!

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