沸き立つ


先日はセツモードセミナーな大先輩
峰岸達さんの主催するイラストレーターを目指す人たちの私塾
“峰岸塾”(最近、通称“MJ”と呼ぶ事にしたみたい)の作品展
「MJ展」第3回MJイラストレーションズ作品展の初日のパーティーで
神宮前のペーターズギャラリーまで

現在80名ほどの生徒さんが通っている峰岸塾で

・月組 : 4月2日(金)~4月7日(水)
・星組 : 4月9日(金)~4月14日(水)

の2回に分けられた展示スケジュール

そのオープニングパティーは
若い人の「イラスト描くぞ!」みたいな気持ちが沸き立っていて
なんかメチャクチャ懐かしい熱に接した気分

壁一面に飾られた作品も
峰岸さんのイラストの売りである“レトロ”にとらわれることなく
実に多彩で勢いがあって
それ以上に可能性を感じさせるもので
う〜〜む!負けておれんわー!
でした

今の時代で「決定的に2010」て作品には
なかなか出会えないのではあるけれど

それでもナニかが生まれるんじゃないかって期待感

峰岸さんにはいつも小言を言われているボクだけど
そんなんも含めてありがたいなあ〜!

テナ感じで
みなさん是非に!

そして
ボクが参加しているプロイラストレーターの集まりTISの第8回TIS公募受賞作品展も
青山のギャラリー5610で現在開催中〜

(写真は設営風景、平澤一平くんとかが忙しい仕事の合間に奮闘!)

応募人数1004名、作品数が2625点、、
スゲーなあ、
みんなそんなにこの仕事やりてーか、、
つーくらいの
日本でも屈指のグラフィック系の公募展に成長してるね、こりゃ。

その中から選ばれた37名の作品が
これまた沸き立っております

しかもみんな上手い!
オレなんかもう廃業だぜ、、

残念ながら大賞は選ばれなかった今回ですが
逆にヒトツのイメージを選ぶのがどれくらい難しい時代なのか

20年前では想像もつかなかった多様性の時代にあって
逆に“一番”てツマラナイことなのかもね

ともかく出版不況だと言われ
iPadなんてーもんが発売されたり

そんな時代にヒトリヒトリが目指す場所を定めるのは難しいはずだけど
この沸き立つ感じをそのままに
結果なんか恐れずメディアでもギャラリーでもプロダクツでもカフェでも何でも放り込んで
目の前に現れたものに対し恐れず1コ1コガツガツやってけばいいんだと思う


かなり自分にも言い聞かせつつ

ネットでグローバルな時代にあっても
やっぱこうやって人の顔を見て考えるアナログな作業は
最大の武器であるね

なにより
時代を創ってこられた先輩方の生の声に触れられるヨロコビ

こういった展覧会のパーティーに足繁く通ってくれる大先輩方の声

ナニも無い場所にイラストレーションを構築していった1960辺りの熱だったり
数々の雑誌が燃え上がった1980あたりの熱だったり
時代の追い風を浴びまくった1990だったり

目の前には約束されたものなんか無かったはずだけど
それでも創作が沸き立った時代の証言

時代がパーソナルがネットで繋がろうが
グローバルに広がろうが
経験に裏打ちされた言葉に触れることは
パワーであり
そんなんで10年はメシを食ってゆくのが男の子だな

しかし
どちらの展覧会も圧倒的に女子率高し

やっぱ男子的には「儲けられない仕事」というイメージなのか?
イラストレーター

まあオレはガンバリマスぜ!

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