Soya の baobab


7月15日木曜日
朝6時38分にbaobabのマイカから
「海老名で休憩中」のメール着信

13日に大雨の大分を車で発ったbaobabは
14日夜土砂降りの京都でのLIVEを終え
その足で関東を目指しています

東京はそれまでの梅雨空が一転
明け方の東の空は見事な朝焼け

「この空に向かってbaobabはやってくるんだ」
なんて感慨に浸りながらわずかな時間の睡眠

baobab Aruk tour 2010 east が始まります


お昼過ぎに渋谷の家を出て東へ、筑波へ
ご家族で営まれているkitchen Soya を目指す向うの空は
梅雨空と夏空がせめぎあっておりました


baobab Aruk tour は

まずは「7月18日の青山CAYでbaobabの今を出し尽くそう」という話が決まり

その直前でSHOZO CAFE が新たに造った“音楽室”のこけら落としLIVEの話がきまり

その責任重大な2本のライブの直前で
関東の空気にbaobabの音楽を馴染ませる必要を感じ
baobabが尊敬を寄せるううじんがライブを重ねているSoyaを紹介してもらい
実際にSoyaを訪ねたりしてコミュニケーションを重ねる中で
この場所でbaobabの音楽を鳴らす必然を削り出してゆきました。

木曜日というSoyaとしてあまりLIVEイベントを行わない日の夜に
随分な無理をきいて頂いての時間。

結果、やはり重大な責任の上に置かれたSoyaでのLIVE
baobab band のみんなとの再会の挨拶もそこそこに
この日の、
そしてこの日から4日間の音を構築するべくリハーサル

茨城県の筑波という町のSoyaという豊かな空間でのbaobab

Soyaとそこに集う方々とbaobabとが
最も親密になれる場所と距離感と音色をみんなして削り出して
まだまだ手探りの部分はSoyaの重ねて来た経験に寄りかかり
LIVEスタート

の前に
集まったコドモたちと絵を描くワークショップ

フライヤーに鳥の絵を描いたので
ではみんなで鳥の絵を描こう!ってね

ワークショップって言ったって、
ボクはただコドモパワーにブレーキがかからないよう
空気をコントロールするだけの作業

その割には傑作ばかりではないか!


Soyaはご家族で営まれているお店
打ち合わせに行って「どんなお客様が来られるんですか?」
なんて質問をしてるソバから店主さんの元気な息子さん2人
「うわー!」「アミイゴーー!!」なんて絡んできてね、

この楽しはそのままでbaobabの音楽を囲みたいなって思いました

ならばライブの前にみんなで絵を描いたら楽しいだろう!ってね

そんなんが自然なSoyaだと思ったし
それを出来てしまうbaobabだし
なによりボクが楽しいと思えること

この日集まった10人くらいのコドモちゃんと
ギャースカピーと大騒ぎでみんなで絵を描いて
それでもってステージを飾ってライブスタート

そしたらコドモちゃんたち
意外や音楽に集中して聴いてくれて

オトナに混じったコドモちゃんたちが
色んな音のヒトツヒトツに耳を傾ける景色が
夏休みの夜のナニか特別の時間
移動映画館とか、旅芸人一座の公演だったり、
そんなのに見えて来て

それが特別に美しいものに感じて

やっぱこの場所にbaobabの音楽を届けられて良かったってね

これから先
さらに3本のライブが待っているけど

この旅をこの場所で始められたことの意味は
旅を終える頃にはとても大きなものに育っているだろうとね

実際にSoyaのライブで
このツアーのLIVEの音だったり
Aruk band としての見え方だったりの基本を作れて

それだけじゃなくて

九州-関西-関東と巡って来た旅の疲れを癒し
大きく伸びをする余裕ももらえて

しかも

Soyaで腕を振るうお母様のお稲荷さんが美味しくて!
(店主さんの実家が豆腐屋、ホンキで美味しい豆料理を頂ける店だから“Soya”!!)

お客様の帰られた店で
店主さん一家に「おやすみなさい」の一曲

ボクたちは
この美味しいお稲荷さん1コに負けないものを創って
届けてゆかねばならぬ旅の途中なのだ

Soyaのみなさん
そこに集って下さったみなさん
紹介してくれたううじん

ありがとう!

Soyaがいつまでもこの土地の人々に愛される場所でありますよう
2010
0715
PEACE!!


ボクは一旦東京へ
筑波に泊ったbaobab aruk band とは
7月16日の関東平野をそれぞれの場所からスタートして縦走
15時に栃木の黒磯のSHOZOで待ち合わせです

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