博多アトブラ巡礼


6月17日から19日まで福岡
10月から開催のアトリエブラヴォの展覧会に向けて
アトブラのみんなと共同制作の時間を創ること。
ボクとアトブラと生活工房ご担当の池田さんとで
展覧会の企画の芯を構築するための打ち合わせ。
そして
アトブラと福岡の街の人たちとの幸せな関係を
東京に伝えるための取材。

17日はお昼に福岡空港に着くと夜遅くまで
福岡の街をひたすら歩き回り。
アトブラとのセッションの現場を提供してくれる
美容室の“グラム”の壁にかけられた1枚の絵を目指しました。


まずはボクがアトリエブラヴォに出会うきっかけをくれた
福岡薬院の老舗カフェsonesへ

9年前の出会いから働く人も集う人も更新されているような
いやいやナニも変わっていないような
もはやボクにとっての箱庭のような場所。

この店の壁にアトブラのメンバーたちがドカンと壁画を描いたのは
もう9年前になるっけ?

アトブラのメンバーと街のオシャレさんたちとで
この店に集合して動物園まで弁当ぶら下げて歩いてゆき
みんなで絵を描いたり。

アトブラの樋渡くんの名前をeliちゃんが聞き間違えて
福祉に携わるスベテの人が天を仰ぐであろう名前で呼んだのもこの店。

そう!
知的障がいのハンディーを持ってる人が
街一番のオシャレカフェの常連であることが当たり前だっていう
「特別」に出会った店。


自慢のsonesカレー
さらに旨さに磨きがかかっていたのが
うれしかったな〜!

薬院をアトにして天神方面へ。
その徒歩7~8分の間に出会ういくつものアトブラの壁画。

ひったくりなどの犯罪が頻発していた今泉地区。

タギングなどに汚されていた街に描かれたアトブラの壁画のおかげで、
犯罪発生件数が減ったとの話。

いやいや、ただ歩いているだけで充分楽しい。
それが素晴らしい!

いくつかの壁画は街の個人からの依頼であり
いくつかは商店会からの依頼であり
いくつかは行政がからんでいたり

特にこの地区では
数年前まで地元RKB放送のバラエティー番組「九州青春銀行」の中、
1つのコーナーとして追いかけ続けられたアトリエブラヴォに対して、
街の人たちが動いて実現した壁画がいくつか残っています。

最近NHKのEテレでの障がい者を主役にした番組が話題になっていますが、
福岡での試みはそれより1歩も2歩も早いもの。

現場のスタッフさんとご一緒させてもらったことが何度かありますが、
なんだかとてもナチュラル。
そこに「福祉」という言葉を感じたことはなく、
ボクが「障害」を「個性」と変換することの出来たキッカケを頂けた番組でありました。

アトブラの壁画のうちいくつかは、
建物自体の取り壊しなどで失われていますが、
それでも残された壁画は入り路地の入り組んだ天神地区のランドマークとして機能。

大名の大好きな店に行くときも、
この壁画がボクを導いてくれてるように思うのだな。

そんな壁画の先にあるのがカフェダイングバー“7”

街のニーちゃんネーちゃんたちがマジで福岡の街を楽しくしようって、
日々奮闘を重ねているbingo bongo グループのカフェ

そんなだから当たり前にアトブラの作品展を開催するし
当たり前にアトブラメンバーも顔を出す。

街のオシャレのトップランナーたちと
同世代のハンディキャッパーとが同じ目線でいられるってこと、
それが特別なのか当たり前なのか?
今回の展覧会を通してあらためてみんなと考えてみたいよね!

でもって、
アトブラの展覧会を「やった」と言うなら、
“7”から歩いて3分の眼鏡屋“4-AD”

東京に住むボクが眼鏡を買うのもこの店。
福岡の街でオシャレな眼鏡かけてるオシャレな人と出会ったら
「それ4-AD?」と聞けばほぼ正解。

そんな眼鏡屋で絵の展覧会

それがどういうことなのか?
その答えに至る前に歩いて4分のアパレルの店ティグルブロカンテへ

ここもアトブラの展覧会を開催した経験があり、
が、それだけでなく、
ここ数年アトブラのオリジナルアイテムを制作販売。
だけでなく、
アトブラメンバーの勝負服を提供!
だけでなく、
ファッションモデルとしてメンバーをピックアプ!?


オーナーさんは「なるほど!」の経歴の持ち主。

東京のストリートが面白かった時代の空気を吸い尽くし、
福岡で起業した方のホンモノの遊び心は、
東京で「クリエーター」などと呼ばれかねない
ボクのようなボンクラこそ見習わねばいかんわい!

そんな方が手がけるイタリアンレストラン Il Sol Levante に行ってみれば

当たり前な顔してアトブラ近藤さんの作品が店中に


その置かれ方がエレガント!

作品への目利きと空間への確かな美意識

ここに掛けられているのがなんでボクの作品ではないんだ?
そんな悔しささえ感じるコラボレーション

もちろんメシも旨い!

ここまで巡った店同士の間は徒歩で3~10分

そんなみそ汁の冷めぬ距離にありながら
アトリエブラヴォという作家集団の作品なりライフスタイルなりを
美しくシェアしていること。
それも誰ヒトリとしてキレイごとを口にすることなく、
ただその楽しさをシェアしていること。

これはあまりにも簡単に「障がい者アートは素晴らしい」と言い切ってしまう
福祉を巡る風潮と一線を画し
オシャレだ!クールだ!カッコいい!!

カッコいいと言えば
えーい!もうちょっと歩いてしまえ!!と
ビーハイブデラックスへ。

今回の企画に大いなる理解とご協力を頂いている
街一番の美容室。

ここにもアトブラのメンバーが常連として通い
トッポイヘアスタイルをゲットしてるらしい。

そんなお店からアトブラに毎月雑誌が届けられているらしい。

やはりアノ時代の東京ストリートを知る店主上野さん、
影になり福祉施設をバックアップしてるカッコ良さ!

あらためて
カッコ良さってなんだろね?
豊かさってなんだろね??

スゲー元気な若いスタッフのあり方からして、
あらためて東京が見習うべき生きる熱を感じるなあ〜

上野さんのお兄さん、よしみさんの描いた作品が、
時代を越えてボクに語りかけてくるんだ。

そんな上野さんが
「明日参加するらしいから行ってみたら」と紹介された
歩いて5分の花屋ダブルクラウンへ

フラワーデザイナーとしてご活躍の店主猪俣さん。
明日に向けてサプライズをご用意してくださいました!

で、ここまで来たら行くか!動物園

ちょっとだけタクシーを利用
アトブラと何度かコラボした福岡市の動物園へ!
(たとえば2007年10月8日 http://amigos.yakuin-records.com/?eid=494194)

気がつけば閉館15分前
しかし400円の入園料を払い園内へ
目指すはゾウの厩舎に描かれたアトブラの壁画、
が、

只今工事中

ゾウの厩舎のまわりだけ工事中

まあ、しょうがない
400円で10分もゾウさん見れて良かった!
えーーい!
動物園から港へまたもやタクシー
ドスコイ!

博多港をドッシリ守る横綱はアトブラ樋渡さん作


2005年に発生した福岡西方沖地震の直下をボクはこの場所で受けたのだ

その際ガタガタになったこの港湾施設再興のシンボルの1つとしてアトブラ

戦後引揚者の受け入れ港でもあったこの場所を
セレブレイトするアトブラの作品

イラストレーターとして普通にうらやましいです。
いや、悔しいです!


そろそろ日も暮れてきますが
あと一カ所

天神のPARCOへ

ここではアトブラTシャツが山盛り


福岡、遊べているなあ〜〜

PARCOのフロアをキラキラ行き来する若いこたちを見てると
「東日本」を遠くに感じてしまう。

しかしそれでいいんだ。
この街にはこの街のものすごい役割があるよね!!


ふう〜〜
この日福岡の街で見て出会ったアトブラの作品だったり
痕跡だったりは
まだまだ一部のもの

それでも
この街のポテンシャルがあってこそアトブラのような絵描きを生きてゆけるイメージを持てる?

そんな考えは短絡なのかな?

そんな疑問を抱えたままポコペンイブニングショーへ

ボクが8年前に出会い
少なからずの影響を受けた人間劇場

明日のアトブラとのセッションを開催させてもらう美容室グラム
その系列店“ガバガバヘイ”で出会ったイベントが
今回は最近生まれたエスプレッソスタンド&ぎゃらりーのタグスタで

とんちピクルスの愛と毒を浴びて
よっしゃ!明日への腹は座った。

中洲で鉄鍋餃子を呑み込み
中洲のセクシーな空気も吸い込み

あらためて福岡の街の面白さを噛み締め
明日に備えて寝てしまおうか、

いや、
明日の開場“グラム”を深夜の表敬訪問

毎月アトブラから絵を1枚レンタルして店内に飾る
博多サウダージなエレガントの極み!

明日、ヨロシクお願いします!と心の中でひと言

ん?
カラダが「ダメ押し」を求めてる??
と悪魔の囁き
深夜の中洲川端商店街へ

財布の中にかろうじて残っていた800円だかを確認して
290円ラーメンとビール一本

博多アトブラ巡礼
こいつは流石に食い過ぎだぁ〜、
呑み過ぎだーー、、
では明日〜〜、
バタン

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