酒人


9月7日青山CAYでの日本酒の試飲会「それはそれは楽しい日本酒の夜
沢山のお運び、ありがとうございました!

7月の頭にお話を頂き
充分な準備期間を持てぬまま当日を向かえたはずですが、
秋田NEXT5+1と広島魂志会の12蔵が積み重ねてきた奮闘と、
それを軽々と受け入れてくれたCAYの力とで
ともかく「楽しい」を創造できたんだと思います。

みなさん、ほーーんと、おつかれさまでした!


ボクは一部で「プロデューサー」なんて書かれ方してしまいましたが、
「創造」のスベテは若手と呼ばれる酒の造り手のみなさんの中になりました。

そんなみなさんが造る酒のファンであるボクがやったことは、
イベントの入り口と出口をキレイにデザインすること。

入り口としては
イベントタイトルの提案とビジュアルデザイン

特にフライヤーデザインでは
デザイナーの小熊千佳子さんにお力添えを頂き、
酒屋さんから「このフライヤーだけはみんな持っていった」と言ってもらえた
デザインを構築することが出来ました。

これは今回のイベントで機能するだけでなく、
これからの日本酒を巡るビジュアルに一石を投じたんじゃないかな?

出口としては
1時間半の試飲会をどれだけキレイに終わりにすることが出来るか?

「若い人に来てもらいたい」
「日本酒呑んだことのない人に来てもらいたい」
「女性に呑んでもらいたい」

これは決して楽では無い日本酒を巡る環境の中で、
真剣に酒造りに取組んでおられるみなさんの心の叫びだと思いました。

今回それがどこまで実現出来るか分らなかったけれど、
今回集まって下さったみなさんが「楽しい」を持って帰ってくれることが、
次を生むための力であろうと、
ともかく最後をキレイに。

そこで、会の終わりに1曲だけ「日本酒に合う唄」を披露出来る方にお声かけ。

一部はブギウギピアノをシバキ倒し唄う荒井伝太

二部は小粋な女っぷりで小唄を披露してくれる平山佳子さん。

無理なお願いは承知の上で1曲

しかし、お2人ともこの現場をとてもヨロコンデくださるだけでなく、
こんな現場をもっと創ってゆきたいとも言ってくれて、
酒と人が主役であることを理解してくれた上で全力のパフォーマンス!

そんなマインドであるから
日本酒の会もキッチリ収まってくれたんだと思います。

いやいや、
かなりの方から「今まで参加した会の中で一番楽しかった」と

ありがたい!

でもって、
こんな会で1曲披露出来る人がもっと増えたら、
日本の音楽はもっと楽しくなるなあ〜とも思いました。

そしてサプラズ!

広島風お好み焼きの未来!
疋田くんが焼くお好み焼きが
それはそれは勢いのある食い物だったことで、

秋田と広島の酒蔵が対峙する空間の中で
もう1つの熱源としてCAYを熱くしてくれたってこと。

今回の企画で紹介された彼だけで、
またナニか別のチャンスにぜひご一緒したいと、
そう思わせる真っ当な熱さを持った男でありました。

いや〜、一切れだったけど、
食えてよかったーー!!


ボクは「日本酒に合うスイーツ」を用意

フリーで編集&ライターをされている大久保朱夏さんからアイデアを頂き
秋田県産のリンゴで作ったゼリーを取り寄せ
それを冷凍したものに日本酒をちょっとかける
それだけなんだけど、
それがとても良い口直しになる
はず
だったけど、
時間が足りずに凍ってくれなんだ、、

しかし、
ゼリー自体が日本酒に合って美味かったから良し!

大久保さんが編集された本『お酒にあうスイーツレシピ
これはかなり「目からウロコ」なので、
興味あるかたはぜひご覧になってくださいね〜!

そんなこんなの企画は
やはり酒があってこそ!

日本酒がますます呑まれなくなっている今

しかし、
造り手の顔の見える美味い酒は
当たり前に人を熱狂させるんだ!

色んなイベント創ってきたけど、
これはスゴい!

当たり前に旨いものを作るのが、
なんとも困難になってしまった日本で、
伝統を守りつつも今を生き抜く術を磨き続けている酒蔵さんは、
これからの日本人のトップランナーの一群であると思ったよ。

いや、ほーんと、
1人ヒトリがカッコいい!!

そんな人たちの造る酒を
心から幸せそうに楽しむ人たちを眺め、
ボクも幸せ。

そういうこと。

絵でそんなこと出来たらいいなあ〜とか、
音楽の現場に提案出来ること、
まだまだあるなあ〜とか、

酒造りそのものがクリエイティブ作業であるからだろうね、
ボクの頭もグルグル巡り続けた現場でもありました。


ともかく、なんだこれは!?
AKBの総選挙と日本酒会
どちらの熱量がよりデカイのか??

それくらいの凄まじい飲食の現場。

「またやろう」との沢山の声

ありがたく受け止めましたー!


打ち上げの席では、秋田チームと広島チームのちょうど間に座らせてもらい
ステレオで聴こえてくる県民性の違いを肌で受けて
まさにボクが東京の位置にあるなあ〜と

そして
日本、まだまだ面白いじゃねーか!と、
いつかスベテの蔵を回りたいなあ〜と夢想。

広島チームから浴びせて頂いた10年分ほどの下ネタに首まで浸かり、
それはそれでものづくり醍醐味なんだぞー!と、
あまりにも息苦しい日本の社会に風穴通すのは、
やっぱこんな人々なんだなあ〜と思ったのでした。

みんなー
日本酒呑みなよー!!

2012
0907
PEACE!!

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