あの時代から今を見てみた
『まぁ、そのー、デフレだ不況だと言ってもね、ニッポンには日本人という財産が、まだまだあ〜るんです!その財産をだね、心とココロで繋いだらどーなりますか?まだまだニッポンはココロ豊かな国として、発展出来るんです!』
その昔、角栄さんが「日本列島改造論」のもと、
新幹線と高速道路で繋いでいった東京と地方。
角栄さんの生まれ育った新潟は
冬の間は雪に閉ざされ
高度経済成長の日本の中にあって
「蚊もアブもやってこない」と語られた土地。
そこに暮す人々のことを思い
押し進めていった土木政策の数々は、
結果、地方の一部に経済的な豊かさを与え、
しかし、それまで育まれてきた文化を破壊し、
地方は美しい景色と人そのものを失いました。
ボクの生まれ故郷の群馬でも、
ボクの記憶にある美しさの多くは
ある時期を境に徹底的に破壊されたってイメージがあります。
遅ればせながらだけど、
これからはそんなものとは別の価値観で人と人を繋いでゆき、
地方の文化が再び輝くものになればなあ〜と思います。
それが今回の選挙で投票する際のボクの1つの指針。
ところで、
角栄さんが活躍したころの選挙は
いわゆる「金権選挙」と言われたもので、
数の論理を持って票を金で買うのが当たり前の時代。
そんなだから「誰に投票する」なんてこと、
口が裂けても言えない雰囲気が世の中を覆っていました。
なのに、学校では「日本は民主国家」だって教えるわけだから、
オトナなんか信じられなくなっちゃうよね。
ボクが小学校4年の時の村議会議員選挙の際、
知らないおばちゃんが突然家に来て、
留守番してるボクにクリームパンを1つくれ
「○○をお願いします」って。
オバちゃん、
今の日本はアナタの望んだ姿をしていますか?
そんなことを想う2012師走です