23ヶ月め


今日は東日本大震災発生の2011年3月11日から1年11ヶ月目の11日
あれから23ヶ月、703日目です。

毎月の11日にアップしているブログですが、
先月の11日に想像した真冬の被災地と、
その後1月末から2月にかけて歩いた被災地で目にした景色が、
ボクの想像を越えて厳しいものだったことに、
息苦しいほどの憤りを感じました。

そのレポートのためのブログでは、
ボクが未来に向けて創ってゆこうと考えていることに準じて、
被災地や東北の地で見つけた美しさにフォーカスを当てようとしていますが、
http://bit.ly/WVYydV

実際はボクの思惑など軽く踏みつぶしてしまうような、
厳しい現実が目の前から襲ってくるような場面に
いたる場所で出会うのです。

被災された方でちょっとでも元気のある人は、
街に出て社会に触れ、
外から訪れたボクなどにも「逆に元気を与えて」くれているはずです。
(東北人の美しさ!)

しかしそうでない人の声は、
ボクがちょっと足を運んだくらいで聴こえるはずもなく、

ただ街を歩き感じるのは、
弱者はさらに弱い立場に追いやられるんだなあ〜ということ。

そんなことを考えながら、
今回足を運んだ岩手県の宮古駅前で見たおばちゃんたちを
フリーハンドで描いてみました。

政治や行政に出来ること、やらなければならないこと、
それはこれからも限りなく浮上するはずですが、

大切なのは、キレイごとに聴こえるかもしれないけれど、
ボクたち1人ヒトリが「忘れない」「想像し続ける」ということ。

そしてちょっと余裕があれば、
その人のサイズに見合った支援を考えカタチにすること。

出来れば、
やっぱ足を運んでみること。

ひとつ前のブログにも書きましたが
被災地では「被災」を感じる景色が失われつつあります。

それでも、実際に足を運んだ土地がこれからどう復興し、
街が形作られてゆくのか、
人がどんな表情して暮らしてゆくのか、
そんなことを見守ってゆくことは、
これからのボクたちの社会を創る意味においても、
かけがえの無い経験になるはずです。

来月の11日には
きっとまた被災地はにぎやかになり、
ボクらはそんな様子をあらゆるメディアで目撃するはずです。

ただ、ボクの歩いた3月11日より1ヶ月半前の被災地は、
時が2011年3月11日のまま押し黙りうつむいているようで、
しかし、1人ヒトリが生きてきた経験を頼りに、
ちょっとの勇気と謙虚さを持った視線を送れば、
想像を越えた美しさに出会える場所でありました。

それは誰かが与えてくれる価値観とは一線を引いた、
1人ヒトリの愛で削り出す美しさであり、
そんな意味においてボクたちは
これかもずっと試されてゆくのだと思います。

2013
0211
PEACE!!

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