「だれそかれそ」スケッチ


本日5月22日発売
ハナレグミの新しいアルバム「だれそかれそ」が届きました!

デザイン作業中のイメージをはるかに越え
金色の光に包まれ美しく輝く黄昏の街!

うれしいなあ〜

*アートディレクションとデザインを担当された
 小熊千佳子さんのブログもご覧ください
 http://p.tl/saPe

ハナレグミの永積 崇くんから電話をもらい
ジャケットのアートワークをお願いされたのが
2月の終わりの頃

その次の日の昼には近所レストランでミーティング

「だれそかれそ」は“黄昏”のことであり
その語源となった「誰そ彼」とは

夕暮れ時は出会う人の姿も曖昧で
「あれは誰だったかな?」なんて想像して想う
人のイマジネーションの時

今は色んなことが(歌も含め)説明され過ぎちゃっているけど
人の本来の曖昧さこそ愛しさに繋がるのではないかな?

そんな会話をしたはずです

そして
そんな街もそんなイマジネーションも
失われつつあるね〜

そんな会話


そんな人のイマジネーションが生き続けているのが
永積くんが生まれ育った国立という街であり

そこに暮す人たちへのシンパシーが
アルバムを通して貫かれているから
カヴァーアルバムであるけれど
「だれそかれそ」はオリジナルアルバムとして成立する

ならば
このアルバムに出会う1人ヒトリが暮す街を
「だれそかれそ」の街として愛してもらいたい

そんな会話

それにしたって作者がバラバラの曲だから
それをひとつにまとめる世界観をアルバムに与えてもらいたい

永積くんはボクのこの映像を見て話をしてくれてました

ではどんな絵を描こうか

そんなことを考えるまでもなく
ボクは中央線に乗り国立という街に行って
出会った風景を描くことにしました

3月8日の午後
予定より随分遅くなって中央線に飛び乗り

国立へ

午後の光が劇的に変化するマジックアワーの中

ヒトリの男の唄ううたをそばに置いて歩き出会う国立の街は

どこまでも美しく、儚く、愛しいものでした

夕暮れに包まれた街を抜け多摩蘭坂へ

そこまで行ってしまうと
違う人の唄が心の中で鳴り始めてしまい

色んな思いを振りほどくため
家まで走って帰りました


心の火照りが熱いうちに描いたスケッチドローイング

75枚目に描いた老夫婦の絵が
東北で描いたスケッチと心の中で繋がり

              =塩竈20130202=

アルバムに収められる12コの唄も
1つの大きな唄として心の中でループし始めたので
「描けた」と思い筆を置き

アートディレクションを請け負ってくれた小熊千佳子さんに
すべての絵をポンと渡し

生まれた黄昏の街は

どこまでも深い光と影に包まれた
「だれそかれ」という名前の唄の街になりました

ほんとに良いアルバムになったと思います

願わくば
この唄を必用とするスベテの人が
このアルバムを手にしてくれますよう

2013
0522
PEACE!!

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