富ヶ谷通信vol.4

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光溢れる午後を歩きました。

大阪経由、鳥取-島根の唄の旅について言葉を探しています。

今回は焦ることなく言葉のシッポを1本1本捕まえて、
東京に在る自分の言葉として紡いでゆこうと思います。

なので、
鳥取-島根を語る前に今ある場所のことを描写してみます。

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旅立つ前と、

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旅から戻った後の花模様は、
きっちり一週間分の時を編んでおりました。

そしてそこに差し込む光も一週間分初夏の力強さを手に入れています。

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山陰を歩いた身体を東京に馴染ませるために、
慌ただしい時間のちょっとした隙をみつけ、
行きつけの珈琲屋で一息ついたり、
いつものメシ屋で昼メシを頂いたり。
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食事の後に頂いた甘い一皿があまりにも気持ち良く染みたりで、
こさえてくれた女の子、ナニか良いことあったかな?

初夏を歩いて渋谷の街まで。
タバコと塩の博物館」で行われる展覧会に出品する作品を搬入。

ちょうどやっていた“たばこデザインの歴史展”みたいなのが
とても面白くて、しばらく時を忘れて見て回りました。
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ボクが吸っていたタバコは和田誠さんのデザイン

その採用されなかった対案
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そうか、
ボクはタバコを吸いたかったのではなく、
このデザインを持ち歩きたかったんだな。

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真鍋博さんのスゴいセブンスター、、
いや、チェリーだ!!

日本のデザインの歴史の深みを
サクサクっと感じ取れる楽しい展覧会でした。

デザインと言えば、
昨年末に近所に出来た和食屋さん。

しっかりした仕事で作られる心のこもった和食コースを
とてもウレシい料金で頂くことが出来ます。

そのコースの最後に釜で炊いてくれる南魚沼産のコシヒカリ、
それに付け合わせるお漬けもんやみそ汁などなど、
すべてを頂き終わると目の前にはこんな景色が現れます。
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和のデザインの楽しさ、
これからも出会ってゆきたいことの1つです。

女性が1人で切り盛りしている小さな店です。
これからも静かにお付き合いしてゆきたい店がご近所に生まれたこと、
ウレシいです。

渋谷に出たついでにCDを5枚買ってきました。

その中の1枚は
鳥取-島根の移動の中の車のラジオから流れて来た
カーペンターズの“close to you”の入ったアルバム。

そしてもう1枚は、
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FLEET FOXES

シアトル出身の20代半ばの5人組み

鳥取-島根であったこと、
それを語るための鍵、
もしくはBGMとして、
スゥーっと心に入り込み、
ナニかをツンと突き刺してくれます。

いくつかの仕事を片付けたら、
山陰で出会った20代半ばの人たちのこと、
言葉にする準備が出来ました。

PEACE!!

コメント / トラックバック 4 件

  1. Monica より:

    ハイライトのデザイン!私も持ち歩きたくて吸っていました。

  2. >Monicaさん。
    ガキンチョの頃、オトナの持ってたハイライト、カッコ良かったです。

    今思えば発売されたての最先端だったんね。

    で、セブンスターのデザインは未来からやって来たように感じました。

    しかし、マイルドセブン辺りから雲行きが怪しくなってきて、
    デザインよりコンセプトの時代になったんかいな?

    その後、
    “マイルド”や“ドライ”や“搾り”や、
    もうひと声“無印”とかね、

    理屈が勝る世の中になったね。

    ハイライトの和田さん、すげーよ。

  3. Monica より:

    和田誠さんってすごい人ですよね。
    『倫敦巴里』というパロディ本に高校生のときに出会ってこっちもめちゃくちゃ衝撃でしたよ!
    最近、和田誠訳のマザーグースを読んだんですが、これがまたいかしてました。
    うーん。
    デザインだけじゃなくて、言葉もユーモアのセンスが光ってて、やっぱり今でも憧れます。

    兎にも角にもハイライトのデザインは問答無用です。

  4. >Monicaさん。
    『倫敦巴里』は中身が詰まってますね〜〜!!

    うーん、どう考えても今は作り得ない深さがある。

    ならば、ナニをやったらいいんだ?オレは、、

    デカイ星です、和田さん。

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