baobab大阪ロカリテLIVE
7がつ17日は大阪のちっこい喫茶店ロカリテでbaobabのライブでした
この時期関西に滞在しているbaobab
この時期ロカリテで作業のあるボク
「フン」という勢いでロカリテさんにお願い
快諾を頂き「セイ、ヤー!」と造り上げたLIVE
そんな勢い任せの時でしたが
多くの発見とヨロコビの時間でありましたよ!
限られた空間にわずかな席数
一杯のコーヒーで勝負しているような店です
そんな場所でのライブは
ボクたちのものすごい甘えの上に成立します
だから
その存在のスベテに責任持つくらいの向き合い方をしなければです
ロカリテで表現されたモノが
数千人集まるようなライブイベントでは感じられない
この場所ならではのモノにしなければです
取り急ぎ
今年組んだロカリテの音響システムをチューニング
誰かが触ってしまって“その人の音”になっている音を
“ロカリテの音”に戻します
加えて
“梅雨明け前の湿って重い空気の中でbaobabが響くロカリテの音”に修正
baobabの2人とパーカッションのリョータさん
楽器を広げ構えた姿はロカリテに設えられた美しいオブジェのようでした
『オーガニックな』まずはそんな枕詞で語られがちなbaobab
『優しい癒し空間』まずはそんな枕詞で語られがちなロカリテ
その両者が出会いが
キリッと美しいアートとしての見え方が創れること
この日の1つ目の大発見
そして音
ロカリテという空間にキッチリ収まって
ドコに立って聴いてもストレスを感じさせない音
ロカリテそのものが唄っているような
“ロカリテのbaobab”
そんなタイトルの作品のような音になりました
「ここでの演奏を深く想像してきた」というbaobabからも
「今までで最高の音」なんて感想
よっしゃ!本番が楽しみです。
ロカリテという場所にキッチリ収まって下さったお客さん
無名のbaobabの音楽にこの場所で出会って
アルバムを購入までしてくれ集まって下さった方がほとんど
“派手”な大阪にあって“静かな”大阪人の群像でしょう
が
唄が進むにつれ
風に煽られる森のように
人の集まりが
ロカリテという時間が
揺れて
最後はヒトツの唄のような時になり
全員立ち上がりもして
踊りもして
それはヒトリヒトリの生を祝う祭のようでもあり
“ロカリテのbaobab”というLIVEが終わりました
以前にも記録しましたが
たかがカフェライブで大げさかもしれませんね
しかし
ボクらが創った時間は集まってくれたヒトリヒトリにとって
フジロックの3日間にも負ける事は無いです
今回あまりにも急に決めたロカリテでのライブでしたが
だからこそ考え込むより先に身体が動き
ココに集まって下さるみなさんが求めているものに触れられたように思います
静かさを求める人たちも
心の中には燃えるマグマのようなものがあり
それを噴火させられる祭の時を求めている
ただ
それが誰かにガッツリオーガナイズされガッツリ動員もかけられ
しかしストレスばかり感じるライブ会場ではなく
ロカリテのような場所であればなあ
と願っているんだね
実はそう願う人が沢山いるんだね
ならば
ロカリテのような場所に出会い
そこにbaobabのような表現を置くとしたら
今までの“カフェライブ”なんて発想ではもう出来ないよな
この夜の中心に在るように見えたbaobabも
実は“ロカリテの夜”の一部であり
だからヒトリヒトリを感じられた
(こんな立ち位置を獲得してるbaobab、世界に出てけよ〜!)
もしまたこんなチャンスがあったら
あらためてロカリテに出会い
集まって下さるヒトリヒトリの力を信じて
ゼロから発想してゆかねばならないなあと思った夜
baobabにとっても
ロカリテにとっても
“次”を見た夜になったんじゃないかと思います
そして
ボクが描いた作品でもあるように思えた夜でしたよ
それは小さな1枚の絵だけど
描くべき必然と無垢な喜びによって生まれた美しいヒトツ
ご無理を聞いて下さり
何よりこの時を一番楽しんでくれてたロカリテさん
この時に深いイマジネーションと美しい立ち姿の臨んでくれた
baobabとリョータさん
オツカレサマ
ありがとう
そして
この時を共にして下さったみなさん
ありがとう
楽しかったね!
アミイゴ
2009
PEACE!!